第四十七話 終局へ 前編
「ようやく着いたか......」
俺達は、あの後五分くらい歩くと塔の入口が見えてきた。
そして、俺は入口を見て目を疑った。
「何だこりゃ?」
何やら光の幕が張ってあり、虹色に光っていた。
もしもこの光の幕を通ったら、一体どこにつながっているんだろう?
ただ、リアンも言っていた通り中に入ったらタダでは済まないらしいしな。
すると何処からか声がした。
「......こい」
「ん? リアン、なにか言った?」
そう聞くと、リアンは首を横に振った。
しかし、さっきの声はリアンにも聞こえていたらしい。
俺達は、辺りを見渡したが特に魔物の姿はなかった。
しかし扉の方に振り向いた瞬間、光の幕から巨大な手が出てきて俺達を掴んだ。
「うぐっ!?」
俺達はその後、手に捕まれて俺達は、そのまま扉の中に引きずり込まれた。
「くっ、ここは?」
俺は、目が覚めると辺りは見慣れない景色が広がっていた。
「ようやくお目覚めかい?」
「まさかその声は......」
俺はその声を聞いた後、俺は奴の名を叫んだ。
「ユーリ!」
俺はそう叫びながら顔を上げると、そこには今まで見慣れていた奴の姿は無かった。
そこには、首が二つで背中には羽が生えていて禍々しい杖を持った化け物が立っていた。
それを見た瞬間、俺は一驚した。
「驚いたかい? 僕自身もここまで進化するとは思わなかったよ、彼女の魔力がここまで強力だったとはね。」
「はっ、そうえばリアンがいない!? お前リアンは何処にいる?」
俺は奴を睨み付けながら、ユーリに聞いた。
「もういないよ、彼女は僕の魔力源として吸収したよ」
俺はその声を聞いて、すぐさま腰に着けている袋から爆薬をいくつか取り出して奴に投げた。
しかし、俺が投げた爆薬は奴にはあまり効いてはいなかった。
「ふん、これしきの物では私に傷は付けられんよ」
奴は余裕そうな笑みを浮かべていた。
クソ、俺は奴からいったん離れた。
「逃げるのかい? でも逃がす気はないよ」
次の瞬間、俺はユーリに回り込まれて、腹に強烈な蹴りを入れられた。
「ぐはぁ......」
俺は蹴りを食らい、とても立っていられず腹部を抑えていた。
「どうした? まだまだこれからじゃないか、回復薬を飲めばすぐに治るじゃないか」
奴は笑いながらそう言ってきた。
確かに回復薬を飲めば傷は治るし、痛みも取れる。
だが、おそらく奴は俺が薬を飲んでいる所を狙って襲いに来るだろう。
何とかして奴から離れなければ......
どうも、黒密Ξです。
もうそろそろこの小説を終わらそうと考えているので、最後まで読んでいただければ幸いです。




