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感染

和田が呪われた。

本当かどうかは知らないが、皆がそう言っていた。心霊スポットで悪ふざけして呪われたのだと楢崎は言っていた。


何だか気に入らなかった。


それまではお調子者の和田を中心にワイワイやっていたのに、手のひらを返した様に皆が遠ざけるのが気に入らなかった。

別に仲良かった訳じゃない。特に絡みはなかった。だが皆の態度が気に入らなかった俺は、楢崎が止めるのを無視して和田の家に届け物をした。


「……大丈夫か?」


和田を見て俺は眉を顰めた。これでは「呪われた」と言われても無理もない。無鉄砲なお調子者は今や見る影もなかった。


「……ずっと見られてる……どこに逃げても……ずっと見てるんだ……。」


ゾワッとした。和田の背後から得体の知れない視線を感じた気がした。


……あれは何だったのだろう?


考えても仕方のない事が頭に浮かぶ。

寝ようとした時、ふと、誰かに見られているような気がした。

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