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衝撃が走る。

 神経衰弱の勝負の方は・・・なるほどね。


 かなり近郊していた。


 エリーザは年上の効もあり、記憶に関してミーナに劣る事はなかったのだが、ミーナのあれが桁違いなのだ。


「あ~これ一緒だ♪ん~と、えい!へへへ、やりました」


 初めてめくるカードが次々と当たる、一回の順番に対し2・3組は勘で引き当てているみたいだ。


 エリーザが意地になるのは解らないでもないが、所詮はカードゲームなのだからホドホドにね。


 それよりも、俺の質問に答えてもらいたかったが、白熱するエリーザは上の空、仕方ない・・・終わる迄待とう。


 ただ待つって凄く退屈なんだよね・・・


 あ!終わった。


 最後はエリーザが記憶を炸裂させ、年上の威厳を保つ事で締めくくられたのだが、ミーナの目に涙を溜め込んでいる姿が痛々しい。


 ついさっき、異空間収納の物をポンポン出さないと決めたばかりなのに、小鳥のぬいぐるみを取り出してミーナに手渡した。


 べつに食材ではないし、生活用品でもない。取り分け老後に備える物でもない。


 別にこのぐらいの物は、過去の思い出の品というわけでもないから、誓いを破った内には入らないだろ?


 と、結論づけた俺。本当は、安易に収納から物を出す行為がまずいんだけど・・・


「頑張ったご褒美。次ぎは負けないように、もっと頑張ろうね」


「お兄~ちゃん。ありがとう。ミーナ次ぎは頑張る!えへへへ。この子可愛い~です」


 ミーナに喜んでもらえたらしい。


 エリーザがこっちを向いて"私には?"的な視線を送ってくるが、大人げ無いことしたからナシ!


 それよりも、さっき俺が質問した答えを返しなさい!!


「さっきも聞いたけど、エリーザは剣は使えないのかい?」


「食料用の野獣狩りには、何時も私は1人で出掛けていたので、槍の方が都合良かっただけで、剣技スキルは有りますよ」


「そうなんだ。じゃあ剣士への転向は可能なんだね?」


「ええ、可能です。ですが、体質がらどうしても瞬間的な場合に機敏な動きが取れないので、剣士には向いていないとは思います」


「そっか・・・解った。ごめんね、変なこと聞いて」


 出来ればエリーザには剣士になってもらい、後方でミーナを護衛、俺が突っ込むパーティー編成の方が都合良かったが、瞬間的な動きが体質上、苦手となっては無理強いは出来ない。


 剣士にとって、瞬間的な対応こそが勝敗や、場合によっては生死を別けるキーとなるのだから。


 ならば仕方ない。


 ダイヤは数個錬金できる訳だから、防御面の強化だけでも先にしておいた方が良さそうだ。


 まだご飯は炊けてないし、今の内にやれることは処理しておく事にした。


「エリーザ。食事の前に処理しておきたいから脱いでくれ。あ!ミーナもお願いね」


 俺の右頬に衝撃が走る。

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