表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/15

POWER 05

 虚しい

 僕はただ、ただただ虚しかった。


 父が死んだあの日から、僕はただ誰かを助けたかった。

 誰かの命を救いたかった。

 純粋にそれだけを思って、それだけを願って、それだけを糧にして生きてきた。

 たったそれだけの、簡単で、純粋で、当たり前の欲求だった。


 ――僕はリベットガンから、空になった弾薬のカートリッジを外し、新しい物に替える。


 僕は人を殺してしまった。

 八人もの無実の人間を殺めてしまった。

 父を救うつもりで、父と似た人々を、大勢殺めてしまった。


 ――ボルトストックを引き、薬室に弾丸を装填する。

 

 僕は、僕は何故

 僕は何の為に生きてきたのだろう


 ――右腕でバレルを握り、銃口を自分に向けた。


 涙が頬つたう。

 全てが、自分の全てが虚しく

 全てが悲しかった


 ――左手で、引き金を引く。


 躊躇は無かった


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ