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やはり、借りている感が有りました

二番煎じですが、アレよりもダークに出来たかな?

「……と、言う訳でこの辺りの土地を買いたいのですが」

「……そうですねぇ」


 あの後、不動産担当の人とギルドマスターが入れ代わり話を進めた。

 勿論、レイが交渉の席に座ってだ。


「それでは、この3件が条件を満たしていると思います」

「実際に見ても良いですか?」

「勿論です」


 俺達は実際に見に行って喫茶店兼屋敷となる土地を決めた。


 早速、商業ギルドで必要な手続きを済ませると、領主館に戻り、代官に後を任せると伝えて、俺達はアークレイド公爵領に帰った。

 一応は、無事に解決した事はリアンベルさんには手紙で伝えてある。


 …翌日の午前10時頃に到着した俺達は、その足でリアンベルさんが居る領主館に行き、改めて問題が解決した事と、俺が領主となっている街「アルファロード」に喫茶店を開き、ローラ達を移住させる事を話した。

 それと、空く事になる店や屋敷は、無償でリアンベルさんに移譲すると話したら、最初は断っていたけど、最後は折れてくれた。


「分かったわ。ちょっと寂しくなるけど、仕方無いわね」

「ありがとう、リアンベルさん」


 リアンベルさんの説明が終わった後は、ローラ達が居る喫茶店に向かう。


 ついでにだから、客として入る事にした。

 ガイは若干居心地が悪いみたいだ。


「オレには合わない店だな」

「そうか?」

「当たり前だろ!」

「まあ、たまにしか入らないから良いじゃないか」

「分かってはいるが……」


 今回も、過剰接客を受けた後、裏から廻り屋敷じたくで寛いでいると店を閉めたローラ達が帰って来た。

 俺はローラ達に説明すると、何故か喜んでいたので理由を聞いてみると……


「やはり、借りている感が有りました」

「私としては、ライ様の領地が有る以上は、そこで働きたいと思っていました」

「そうか?」

「「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」」


 向こうの準備が整うまでは、俺達は戦闘力を上げる鍛錬をしながら、喫茶店の人手不足を解消する為に行ける国に転移して貴族令嬢や貴族令嬢で侍女をやっていた奴隷を探して面接して買っていった。

 やはり、最大戦力を有していたのは、イシュトリアの王都に店を持つ奴隷館リリーだった。

 何度か足を運び都合5人購入した。

 レイの事を聞かれたから「元気だ」と答えると夫婦は破顔した。


 次に、ラピスとラグナを連れて、アルファロードとアークレイド公爵領を繋ぐ街道から徒歩10分の所に俺のダンジョンを造った。

 場所は、アルファロードから徒歩で半日でアークレイド公爵領からは徒歩で1日の所だ。


 テンプレ通りで、俺は一室しかない洞窟に居て、種から暗く輝く紫色のオーブとなったダンジョン・コアだけだった。

 直ぐに、テニスコートぐらいに広げダンジョンの出入り口を開けた。

 そして、レイ達、正確にはラピスとラグナが入った瞬間からDPダンジョンポイントが爆上がりを始めた。

 ガイには、入る前にダンジョン出入り口を土属性魔法で囲む様に言ってあるから不意に入る不幸な人は居ないだろう。

 入って来たら、良くて奴隷化だしな。


 俺は爆上がりするDPダンジョンポイントで、一気にダンジョンを造り始めた。

 やはり、ダンジョンの成長とは、階層とDPダンジョンポイントだった。

 ローラ達には最大で1ヶ月間、旅に出ると伝えてあるから大丈夫だ。


 3週間後に、俺のダンジョンは一定の成長を遂げ、ダンジョンマスターの俺が自由に地上を出入り出来る様になった。

 次は、アルファロードの冒険者ギルドだな。

 俺は、ダンジョンマスターや眷属が使う外出用の義体にフルダイブオンラインみたいに憑依してアルファロードの冒険者ギルドに単独で向かった。

 因みに、やはり有ったのが、ダンジョンの地上への干渉が有って、ダンジョン的には俺の街アルファロードは支配下に入っている事になる。

 その支配領域なら、ダンジョンモンスターがダンジョンから出れる様になった。

 普通は、ダンジョンからモンスターを出す条件はスタンピードを発生する必要がある。

 つまり、スタンピードになる程にダンジョンモンスターを増やさないとダンジョンモンスターは地上に出れないのだ。


 俺は強者オーラを開放しながら、少し怯えている受付嬢に話した。


「この街の近い場所に誕生したダンジョンに付いて話したい事がある。ギルドマスターとの面会を望む」

「……は、はい。ギルドマスターに確認するので少々お待ちください」


 5分後に受付嬢が帰って来て「ギルドマスターがお会いになるそうです。応接室にご案内いたします」

「分かった」


 2階の応接室で待っていると、10分程過ぎるとギルドマスターと先程の受付嬢が入って来た。


「悪いが受付嬢は退室して貰う。話を聞いた後、ギルドマスターが判断して話す分は構わないが、現時点で受付嬢が知るのは遠慮願おうか」

「……下がれ」

「はい」


 受付嬢が退室すると、ギルドマスターが威圧を掛けて来たが、今の俺なら大した事じゃないから軽く流した。


「どうやら見せ掛けだけでは無い様だな」

「単刀直入に言う。私は、この街の周辺に存在する2つのダンジョンを支配するダンジョンマスター様に仕えている者だ。今回は我が主であるダンジョンマスター様からの御言葉を伝える為に来た」

「2つのダンジョンだと!」

「そうだ。我が主ダンジョンマスター様にメリットが有る為、話を持って来た」

「どういう事だ?」

「既に森林に存在する既存のダンジョンは20階層までを素人から1人前までの冒険者育成ダンジョンに変えた」

「な、なに!?」

「更に、第1階層は弱者救済の為の薬草を採取する為だけの場所にした。因って、そこで弱者を虐げている者が居たら、その者の命は無いものと思え」

「……分かった」

「言っておくが、甘い顔をしているのは、20階層までだ。21階層からは難易度が桁違いになっている。無駄死を出したく無いのなら注意するのだな」

「……わ、分かった」

「次に新しく造ったダンジョンだが、此方は冒険者共が喜ぶ宝箱を多めに設置した1人前以上の冒険者共に合わせた難易度にしてある。

 そして、この武器は、ある階層から宝箱に設置した武器だ」

「……!?」



厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点をお願いします。

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