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何故、分かった!?

主人公の思考を読むのはヒロイン達の常設スキルです。

 俺は、新しく用意したマジックバッグから幾つかの武器を出した。

 剣、槍、短剣の3つだ。

 どれも、売買で白金貨が動く価値を持つ。

 この武器は、ダンジョン・コアの武具作製で、設定出来る物でダンジョンマスターがある程度は自由に出来る。

 やっぱり、イシュトリアのダンジョンにはダンジョンマスターが居て、元日本人だ!


「こ、これは……!?」

「どうだ? 冒険者共には充分に価値が有る物だろう?」

「……た、確かに」

「餞別だ。この武器はくれてやる。上手く利用するのだな」

「……」

「それと、もう一度言うが、既存のダンジョンの弱者救済の為の階層には、弱者以外は認めないから気を付ける事だな」

「どういう事だ?」

「この階層に存在して良いのは、5歳前後から12歳までで、働かないと生きていけない子供のみだが、まあ、片腕欠損等の障害を持つ成人前までは許そう」

「……分かった」

「第2階層に行く為の階段は、地上から降りた所の直ぐ脇に有るから間違う事は無い様にな」

「……気遣いに感謝する」

「後、街から既存のダンジョンまでの子供の引率は、怪我等で引退した信頼出来る冒険者共にやらせるのだな。必要な経費は領主にでも出させろ」

「何故、そこまでする?」

「言った筈だが?」

「……分かった」

「2つ目のダンジョンは2週間後に口を開ける。しっかり宣伝するのだな」

「最後に聞かせてくれ」

「何だ?」

「貴方自身がダンジョンマスターでは?」

「答える必要が有るのか?」

「……」


 俺は、ギルドマスターの許可を得ずに退室し、適当な所で転移してレイ達の所に戻って義体への憑依を解くと、眠っていた様に見えた俺が起きた。


「終わったー」

「お疲れ様、ライ」

「これで、ダンジョンの件は終わった」


 実際、ギルドマスターに言った通りで、良い武器等を多めに設置しているし、魔石も良い物が出る様にして、難易度も若干高めにしてある。

 その辺の帳尻はラピスやラグナから貰えるDPダンジョンポイントまかなった。


 これなら、高位ランクの冒険者達が多方面から来るだろう。

 それに、鉱山エリアも造ったから、そっち方面でも受注が見込める様にしてある。


 その後、アークレイド公爵領に戻ってローラ達の引っ越しを始めた。

 多方面から買った奴隷達は、既に喫茶店で働いていて、やっと週休二日制が出来る人数になったよ。

 勿論、ホールスタッフだけじゃなく、調理担当の奴隷や屋敷の維持管理する者達も買い集めた。

 今更、一般から募集した所で、不和の原因になるだけだしな。


「ライ、それだけじゃないでしょ」

「何故、分かった!?」

「見れば分かるわよ」


 そうなのだ。

 奴隷館リリーに行ったら、とある国の国王の隠し子でしかも、13歳の少女が居たのだ!

 更に、黒寄りの侯爵が狙っているみたいで俺が白金貨300枚で買った。

 名前は「ナディア」だ。

 一応は上位の貴族令嬢としての教育を受けていたし、本人は信じていたみたいで、育てた両親が実の親だと。

 まあ、異世界恋愛系のゴタゴタが起きて、現実は厳しく結局は負けて奴隷に堕とされて、俺に買わせるつもりで奴隷館リリーの夫婦が引き取ったみたいだ。

 因みに、ナディアを育てた両親やその家族は、この騒動で同じ様に奴隷に堕とされたが、引き取らなかったみたいだ。

 理由は、「クズ」で「腹黒」だからだと。


 ……納得だわ。


 当然だが、移動に使う馬車は魔改造チート済みで、王族用の馬車よりも防御力が高く、地面からの衝撃からお尻や腰を守ってくれる。

 内装はレイ達女性陣に任せた。


 ……いやぁ、沢山釣れたわ、盗賊が!


 盗賊殺ロバーズキラーしが居る俺達の馬車を襲うなんて、人族としての頭を持っているのか疑問だな。

 下手したらゴブリン以下かもな。

 勿論、アジトは金銀財宝りんじしゅうにゅうを回収した後、綺麗に粉砕した。


 ローラ達は、呆れていた。

 ナディア達新人組は、驚いていた。


 さて、新屋敷兼喫茶店の店の方はアークレイド公爵領の店と全く同じにした。

 新しい環境にローラ達はどう思うかな?


「ありがとうございます!」

「これなら、直ぐに馴染むと思います」

「ライ様の深い心遣いに皆を代表してローラが感謝の言葉をお贈りいたします。

 ライ様、ありがとうございます」

「それなら良かった。多分、もう引っ越しは無いと思うから安心して欲しい」

「「「「「「「「「「「はい、ライ様!」」」」」」」」」」」


 5日後に、喫茶店はオープンして初日から繁盛していた。


 さて、ちょっと小さい問題が発生した。

 テイムしたユニコーンの「角」が10本を超えたけど、どうしようか?


 貴重で高級な霊薬の材料となるユニコーンの「角」だが、3本はリアンベルさんに無料であげたし、イシュトリアの都市リザラルトの領主にも無料で1本あげた。

 それでも、まだ10本残った。

 それと、ユニコーンはラピス達が居る、俺のダンジョンに引っ越しした。


「ライ様。それなら近々、シバァザードの王都でオークションが開催されますから、それに出品されては如何ですか?」


 そう言って来たのは、俺が連れて来たていで領主代行の補助以上をやって貰っているダンジョンモンスターだ。

 勿論、外見は完全な人族に人化している。

 本性は、エルダードッペルゲンガーで、モンスター創造の側近製作から造った。

 知性と権謀術策に長け、礼儀作法にも深く通じている様に設定した。

 それを色々な外見にして5体造った。

 将来的には、俺の代わりをして貰う為だ。

 一応は、戦闘力は冒険者のBランクぐらいは有るから、そういう場面になってもある程度は大丈夫だ。

 後、ダンジョンの支配領域から出れる様に「名前」を与えている。

 俺に話し掛けて来たのがリーダー格の「アデリナ」で、他の4体は「メルクリオ」、「マリセラ」、「イラーナ」、「エルバ」だ。


 後、俺の養母にして保護者のサラは、既に俺に対しての溺愛値がカンストしている為に、キサラとは違う意味で「イエス」しか言ってこない。

 そして、熱愛中のカップルみたいにイチャイチャしてくるし、スキンシップも過剰だ。

 移動中も俺から離れようとしないし、2人で暮らしていた時同様に「あ~ん」や「お風呂一緒に入ろう」や「一緒に寝よ」が普通に起こった。

 アルファロードの屋敷に移っても変わらない。


 ……何か、突拍子もない事をされない為にも、たまにガス抜きした方が良いかなぁ?



厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点をお願いします。

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