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ライムとのお見合いは令嬢としては順調に終わり、クリスタはライムからまた会いたいと言う手紙をもらった。


「で?何て返事をしたの?」


ライムとのお見合いの事を聞いたカーラは、耳をダンボにして聞いているクラスメートをクリスタの背後にみつけ、ニヤニヤと笑っている。


「魔法の制御が出来るようになったら、お知らせ下さい…と、出来るようになったら我が家で開くお茶会に招待させていただきますと返したわ。」


2人きりで会うのではなく、みんなで。


そんな返信に、ライムは一生懸命魔法操作を頑張るよとクリスタに直接言いに来たのだった。


「それでさっきケルンズ様がいらしたのね。」


そう、ライムはクラスこそ違うが、クリスタ達と同じ学校に通う同級生なのだ。


その愛らしさで同学年の淑女(レディ)達だけでなく、うんと年上のお姉様からも大人気なのである。


「次のお見合い相手はあのエレボス伯爵令息よね?」


カーラの言うように、クリスタの次のお見合い相手は決まっていた。


「ええ。あのエレボス伯爵令息よ。」


母の見合いを組むペースの速さに溜め息が出てしまう。

好みの男性像がはっきりしないクリスタの為に、様々な男性とお見合いを!と言う母から週1で見合いをするように言われている。

次のお相手はヒュー=エレボスと言う伯爵家の嫡男だ。


「だ、大丈夫なの?あのエレボス伯爵令息でしょ?」


カーラがしつこいまでにあの(・・)を付けるエレボス伯爵令息とは、クリスタ達と同じくこの学園に通う1つ上の学年に在籍はしている。

在籍は、しているのだが学園には来ていない。所謂登校拒否学生なのだ。


「大丈夫……じゃないと思う。」


引き篭もりの登校拒否と言うだけで大丈夫か些か不安なのだが、そのヒュー=エレボス伯爵令息は実は『オレ攻め』の攻略対象の1人だったりもする。

魔力で動く道具……魔道具の発明が趣味の彼は、バトエンでは人に対して心を閉ざして生涯引き篭もりとなり、ノマエンではヒロインを魔道具で洗脳してちょっとエッチなコスプレをさせて一緒ゲームをやっていた。

そのノマエンのスチルから、ネット上ではヒュー=むっつり=エレボスと不名誉なミドルネームがくっつく事もしばしば。バニーも良いが猫耳も捨てがたいらしい。


「ラフォレーゼ嬢は結婚相手をお探しなんですね。」


クリスタとカーラの話に入って来たのはヴァレリーだ。

アルトゥールに会話の内容を聞いて来いと命じられたらしい。


「探していると言う訳ではないのですが……。」


庶民の詩織の世界と貴族のクリスタの世界では結婚に対する価値観が違い過ぎる。


「うちにもラフォレーゼ嬢とのお見合いの打診がありましたよ〜。」


ヴァレリーは少し間延びした話し方をしているが、ゲームの中ではキラリと光る汗と笑顔が素敵な、王道な爽やかイケメンだった。

ヒロインが重い荷物を持っていると、どこからともなくやって来て荷物を持ってくれる。ちなみにヴァレリーのノマエンはヒロインと共に隣国で慈善活動をし、バトエンは禁断のBLの道に走ってしまうと言ったものだ。ごっついお兄様に囲まれて恍惚の笑みを浮かべるヴァレリーは世の腐女子の皆さんは、これぞ本当のハピエン!!と騒がれ大人気だった。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 「ラフォレーゼ嬢は結婚相手をお探しなんですね。 」 →改行で“」”がずれてます。 [一言]  魔道具で洗脳((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
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