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ヒュドールにファーストキスを奪われてしまったマシューは、相当なショックを受けていた。


「クリスタの為でももう女装はしない。」


家族に泣きながらそう宣言し、男らしくある為に剣術に体術、そして身体強化の魔法の鍛錬を日々続けている。


女顔の美少年であるマシューが脳筋に育たないか母は心配しているが、マシューは5年後にはそれはそれは麗しい美青年に育つ。


何故5年後かと言うと、5年後こそが『オレ攻め』の舞台。

クリスタに転生する前の詩織が、5年後のマシューの姿を美麗スチルで見ているのである。


クリスタの世界でももちろん学校があり、クリスタ達が通っているのは基礎的な学問や魔法を習う初等部、初等部をより高度な学問や魔法を学び社交性を養う中等部、優れた者しか進学出来ない高等部の一貫校だ。


クリスタは初等部でマシューは中等部に通っていて、クリスタの洗礼の時は学園の許可を得て休みを取得していたのだが。


ちなみに『オレ攻め』はクリスタが高等部にに進学した年にスタートである。

『オレ攻め』でのマシューは高等部をすでに卒業していて研究生として在籍し、選択肢によって1年〜3年の間クリスタやヒロインと学園に通っていた。


クリスタの通っている学校は金持ちの貴族を対象とした学園で、初等部と中等部は貴族の中でも地位の高い貴族の家の子供しかいない。

しかし高等部は才能ある者を幅広く受け入れていて、地位の高い貴族以外にも、騎士を目指す者や魔法の才能が豊かな者なども通う事になる。

高等部で上位の成績で卒業した者は国の中枢に関わる仕事をする事が多く、高給取りになる人材が多い。

そんな学園にヒロインは高等部から編入と言う形でやってくる。


初等部にはいないベンヴェヌードも高等部にはいたから、きっとどこかのタイミングで編入してくるのだろう。


「明日の学園の準備は出来たかしら?」

「はい!」


そう優しく微笑む母ににっこりと笑顔を返すと、母は優しく頭をなでてくれた。


「アルトゥール皇子とも仲良くね。」


母の言うようにクリスタの学友にこの国の皇子であり、『オレ攻め』のメイン攻略対象者であり、詩織の最推しだった皇子アルトゥールがいる。

もちろん将来の護衛騎士のヴァレリーもだ。


皇子アルトゥール……乙女ゲームにありがちな俺様皇子アルトゥール。


転生して初めてリアルアルトゥールにであった時は、その美少年っぷりに感動したが……声変わりもまだなアルトゥールは、俺様と言うよりわがままな金持ちのボンボンと言った感じで、オレ様に萌えるのはゲーム内だけだと悟ってしまった。


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