表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/19

たんこぶ治療は鬼が専門なのじゃ!

「つまり、麗華ちゃんは網目の世界から来たのね」

「アニメじゃ。そこで生徒会長をしていたのじゃ」

「鳥っぽくはないわよ」

「怪鳥違いじゃ」

「でも、どうしてここへ来たの?」

「一郎が私のファンでの。彼の熱意が私の世界まで伝わってきたのじゃ。そして日頃から応援してくれる彼のために何かできないかと思い立ち、この世界へ飛んできたのじゃ」

「どうやって?」

「無論、テレビの中からじゃ」

「テレビの中を自由に行き来できるってこと。

じゃあ、私も頑張れは好きなテレビスターに会えるかしら」

「そうじゃな。何もしないよりかは可能性はあるじゃろ」

「わかったわ! やってみる!」

「ぬぉう! 待つのじゃ、ママ殿!」


一郎の母は部屋の端に行くと、助走をつけてテレビに突進。

麗華の制止も効果はなく、正面衝突。

バタン。気絶。

麗華は嘆息し。


「だから止めたのじゃが。それにしても大きなたんこぶじゃ。

鬼にとってもらった方が良いのかもしれぬの」


布団を敷き、母を寝かせる。


「なんと重いママ殿じゃ……まるで鉄の塊じゃ」

「失礼ね!」

「目が覚めた!?」

「みんなの夕食を作らないといけないんだから当たり前じゃない。さ、ご飯の支度をしなくっちゃ」

「ママ殿は大物なのか小物なのかわからんのじゃ」


肩を竦める麗華であった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ