30:デュッセルに戻って~ステータス~
合計九日間に渡る遠征を終えて、俺たち六人は【交易都市デュッセル】へと戻って来た。
真っ先に向かったのは聖教会だ。今回の遠征の成果を確認しなければならない。
エリザが熱心にお祈りを捧げている横で、俺たちは神官さんに<ディテクト>の宝玉で見てもらっていた。
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Name:ジェイル
BIL:闇と計略の神
JOB/Lv:スカウト(43)
HP:298
MP:207
STR:106
VIT:68
INT:70
REG:72
AGI:162
DEX:159
CHA:73
LUK:118
WEP Skill:ラッシュエッジ(8)、アサシンエッジ(8)、クロスエッジ(8)、バックスタブ(8)、ラストエッジ(8)、スターバースト(8)、シャープスロー(5)、ダブルスロー(4)、エクシードスロー(3)
JOB Skill:スニーク(8)、ハイド(8)、エネミーサーチ(8)、コレクトサーチ(8)、トラップサーチ(8)、ラビットイヤー(8)、イーグルアイ(7)、マップ(7)
ITEM SkilI:ナイトビジョン(6)、クラフト(4)、アルケミー(3)、クッキング(1)、アプレイス(3)
Gear:鋼の投刃、(暗月の短剣)、深き闇の上装、深き闇の下装、音無の革靴、夜纏の外套、忍びの手甲、棒真珠のネックレス、紫晶石の指輪
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Name:フゥガ 狼獣人
BIL:剣と正義の神
JOB/Lv:ナイト(40)
HP:325
MP:188
STR:110
VIT:150
INT:61
REG:141
AGI:60
DEX:62
CHA:102
LUK:63
WEP Skill:スタンス(8)、スラッシュ(8)、ダブルスラッシュ(8)、スウィープソード(8)、スパイラルトラスト(8)、ゾーンアタック(8)、ゾーンスラッシュ(8)、レディネス(3)、ハードストライク(1)
JOB Skill:ガードスタンス(8)、ディフェンススタンス(8)、タウント(6)、シールドバッシュ(3)、ハートオンセイント(2)、リカバリー(2)、ラストスタンド(1)
Gear:銀棘のメイス、(黒曜石の直剣)、天晶鋼の中盾、天晶鋼の鎧、天晶鋼の足甲、皇帝狼の内装、森狼の革靴、豪傑の腕輪、緋珊瑚のイヤリング
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Name:カリン 狐獣人
BIL:炎と手工の神
JOB/Lv:マジシャン(40)
HP:155
MP:325
STR:63
VIT:59
INT:153
REG:148
AGI:60
DEX:58
CHA:107
LUK:105
WEP Skill:スタッフクラブ(7)、マジックスタンス(8)、マジックアップ(8)、エレメンタルフォース(7)
JOB Skill:ファイアボール(8)、ファイアベール(8)、ファイアランス(8)、ハートオンファイア(8)、ファイアウォール(8)、グランドファイア(7)、ファイアストーム(7)
Gear:長栄樹の杖、闇紫のローブ、皇帝狼の革服、森狼の革靴、白光琥珀のネックレス
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Name:ネフィリア エルフ
BIL:森と精霊の神
JOB/Lv:ハンター(39)
HP:260
MP:188
STR:141
VIT:60
INT:70
REG:111
AGI:103
DEX:159
CHA:85
LUK:64
WEP Skill:パワーシュート(8)、スパイラルシュート(8)、ダブルシュート(8)、パラライズシュート(5)、トリプルシュート(4)、アローレイン(4)、マジックアロー(3)
JOB Skill:エイムアップ(8)、ホークアイ(6)、コレクトサーチ(6)、エネミーサーチ(8)、ナイトビジョン(5)、ハイド(5)、ハンターズチェスト(3)
Gear:魔樹の弓、暁闇の上装、暁闇の下装、音無の革靴、夜纏の外套、螺旋鋼の矢、そよ風のスカーフ、耐呪の腕輪
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Name:エリザ
BIL:愛と生命の神
JOB/Lv:クレリック(30)
HP:150
MP:212
STR:49
VIT:50
INT:116
REG:115
AGI:81
DEX:51
CHA:52
LUK:83
WEP Skill:ガードアップ(8)、ウィッシュ(8)、マジックアップ(6)、セイントフォース(2)
JOB Skill:ヒール(8)、ライトシュート(8)、キュア(8)、ハイヒール(6)、ターンアンデッド(5)、エリアヒール(5)、ライトピラー(5)
Gear:信心のタリスマン、硬白革のドレス、祈念のローブ、森狼の革靴、紫水晶の指輪、緋珊瑚のネックレス
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Name:フライヤ・バルディオン
BIL:戦と勲功の神
JOB/Lv:ブレイド(41)
HP:295
MP:237
STR:157
VIT:106
INT:63
REG:62
AGI:159
DEX:116
CHA:72
LUK:74
WEP Skill:スタンス(8)、スラッシュ(8)、スウィープソード(8)、クリティカルスラッシュ(7)、ユーフォリク(7)、ゾーンクラック(5)、ディスパイト(3)、ダブルスラッシュ(3)
JOB Skill:アタックアップ(8)、スピードアップ(8)、タイトウェポン(8)、クリティカルアップ(8)、フリーウェポン(3)、ディボーション(5)、ダブルブレイド(3)
Gear:破壊者の大剣、黒鋼の直剣、黒緋革の服、森狼の革靴、豪傑の腕輪、疾風のイヤリング
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まあまあ納得できるところと、詰めが甘かったところと、様々だな。
やはり聖教会に来ないとステータスが確認できないというのは不便なものだ。せめてパーティーメンバーのステータスくらい自由に見させてほしい。
<ディテクト>を使える職業は貴族のしかも非戦闘職だから仲間にするわけにもいかないしな。
もしくは【軍師のモノクル】という<ディテクト>の付与されたアクセサリがあるのだが、それがあるのはマスケード帝国だ。今のところ行く予定はない。
とりあえずはレベル上げと並行してスキルを使い続けてもらうしかないな。
カリンとかもうすぐ職業スキルもカンストするし、そうなったら即座に転職したいからさっさとLv50にしたいところだ。
おそらく王都まで行っても無理だろう。レベル上げに専念できる時間と場所がない。今さら【ヴォンヘーデンの森】に戻りたくもないし。中盤までは我慢しよう。
その日は宿でゆっくりと休み、翌日からはお土産を配り歩いた。
街中を歩き、サブクエストの依頼人を探しては納品する。
報酬としてもらった中では【流砂の槍】と【細工柄の大盾】というのが目立ったところだが、どちらも装備できる人材がいないので死蔵としておく。
武具屋の親父にもお土産を渡しに行った。
「おいおい、確かに白晶石と黒晶石を頼んじゃいたが……こりゃ多すぎだろ」
「買い取れる分だけでいいよ。残りは引き取るから」
頑張って採掘したからな。特に三日間の熟練度上げの最中も採掘ポイントに寄って、素材がリポップしていたら採掘するというのを繰り返した。
その結果がご覧の有様だ。カウンターには置ききれないほどの鉱石が山積みになっている。
「ありがたいことには違いねえから出来るだけ買い取らせてもらうぜ」
「ちなみに俺たちが外に出ている時に何か変化はあったか?」
「多少は落ち着いたみてえだが商業ギルドや冒険者ギルドのお偉いさんが捕まったとか聞いたぜ? 潰された闇組織と繋がってたんじゃねえかって話だ」
「【朱の怪鳥】は?」
「妙に大人しいな。大通りでも見なくなったし、こっちにショバ代をせびってくる様子もねえ。北の裏町で静かにしてるとも思えないんだけどな」
「なるほどな……まぁとりあえず平穏無事ならそれでいいか」
ギルドのお偉いさんが捕まったってのは領主館の庭に放り投げた機密文書のせいだな。
少なくとも領主の手には渡って、領主は悪事を断じる気があったということだ。
領主自身が悪で、スケープゴート的に罰したのかもしれないが、それはもう俺の与り知るところではない。
【朱の怪鳥】が大人しいというのも不思議だな。他の闇組織が潰れたのなら「俺たちが支配してやるぜ!」とイキがっても良さそうなものなのに。
ゲーム内でも【交易都市の裏の顔】の後日談は描かれてないんだよな。だから今後どうなるかは分からない。
できるだけ長く、大人しくしていて欲しいものだ。
街を巡ったところで最後に冒険者ギルドにやって来た。
髭親父からギルドのお偉いさんが捕まったとは聞いたが、ギルドの中はいつもの通りに騒がしい。
冒険者にとっては知ったこっちゃないのだろう。日々の生活のため、依頼を熟すことに精一杯なのだ。
まずは依頼票を確認すると、デカデカとした貼り紙が目に入る。
そこに書かれていたのは「ベレッサで魔族出現の報告あり。近郊に魔族が潜伏している可能性があるため、見掛けたらすぐ報告すること」という注意書きだ。
ベレッサの領主から王都に報告を挙げたのだろうな。そしてシュトローゼル王国の各地に通達されたのだと思う。
魔族という存在が『人類の宿敵』と言われているから仕方ない部分ではあるのだが、フルアデスごときのお遊びでここまで大事になるのだから、やっぱり迷惑なヤツだ。
ちなみに王都でもその迷惑は続くのだが、さっさと片付けようと俺はすでに決めている。
改めて依頼票を見ると、【ナミヴィア渓谷】と【静水の晶岩洞】に関する依頼はいくつか残っていた。
それをまとめて剥がし、受付へと持っていく。
「【静水の晶岩洞】に行ったのですか!? フライヤさんはBランクですけどジェイルさんとエリザさんはまだDランクなんですから、無茶をしてはいけません」
「フライヤの情報もありましたし、しっかり準備もしましたしね。勝算あってのことなのでご心配なく。ちなみにボスドロップもありますけど買い取れますか?」
「攻略したのですか!? 六人だけで!?」
そんな一幕もあった。小言を言われたが、ある程度力を示しておかないとランクも上がらないからな。
名声を得たり、妙に名が売れるようなことは勘弁だが、ランクは上げておきたい。そんな矛盾した気持ちもある。
とりあえず誰も使う予定のない【岩礫蛙の手甲】は証拠品としてギルドに売ることにした。
道中のドロップアイテムも、店売りしなかったものはギルドで買い取りに出す。これも評価に繋がれば万々歳だ。
そうして宿へと戻った俺たちは改めて六人で話し合った。
「とりあえず【デュッセル】でやるべきことは全て終わった。明日か明後日には王都を目指そうと思う」
冒険者ルートのメインストーリーで言えば、【デュッセル】の役割はつなぎにすぎない。
【ベレッサ】で魔族の気配があり、それが王都へと伝わることで国全体が「魔族警戒モード」になる。
王都でも魔族騒ぎがあって余計に「魔族警戒モード」になるのだが、それが他国へと伝わり、聖王国へと伝わり、最終決戦に繋がるわけだな。
【ベレッサ】と王都の間にある【デュッセル】は商人ルートだと大きなイベントもあるのだが、冒険者ルートでは『ただの中間地点』にすぎない。
サブクエも豊富で、適度に強い魔物も周辺にいるから、「ここら辺でレベルを上げて王都に向かって下さいよ」といった感じの拠点なのだ。
メインストーリーに関わる部分で言うと、【ベレッサ】でカールを仲間にしていた場合、領主館に訪れることでイベントが発生するのだが今の俺たちには関係ない。
ただの寄り道。王都に行く前の準備段階。俺はその程度の認識でいる。
だからもう王都に向かうべきだろうと。熟せるサブクエはもう終わったし。
「私は構わないが馬車で行くのか? もしくはまた歩いて行き掛けに熟練度稼ぎを行うとか……」
「熟練度稼ぎは随時行うけど王都の途中までは馬車の予定だな」
「確か王都までは小さな街を二つ、農村を四つ、経由しますよね。計七日かかったはずです」
「ちょっと待って下さい。ジェイルさん、途中までってどういうことです?」
カリンが鋭い突っ込みを入れてきた。さすがだな。何かしら感じたらしい。
俺という存在に慣れてきた証拠だろう。褒めてやる。
「途中に盗賊団のアジトがあるからな。向かうついでにそれを潰していこうと思っている」
「「ハァ……」」
「何を言い出すのかと思えば、行き掛けの駄賃で盗賊団とは……」
「わたくしは素晴らしい志だと思います。さすがジェイル様です」
妄信的なエリザは放っておくが、仮にも聖職者が盗賊団を皆殺しにするのを許容しているこの世界に、俺は内心引いている。おくびにも出さないが。
その盗賊団は本来、王都でサブイベントを熟さないと出てこないチェーンクエストなんだよな。
わざわざ王都に行ってから盗賊団のアジトまで戻るのは面倒なので、行き掛けに潰そうと思っている。
ちなみにその盗賊団アジトにあるのが【幽霊屋敷の鍵】だ。
だから初回プレイの俺は「またベレッサに戻るのかよ」と嘆いたわけだが、今はもう戻る必要などない。
ただ鍵以外のお宝を回収するために行きたいだけだ。
狙うは【白金糸のローブ】。エリザの装備を更新するチャンスだ。




