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2002年8月流れ星を数えて

5日は午前のみ半日仕事。6日は全休なので、1.5日という中途半端な休みだ。

休みの前日夜、つまり4日の夜、はたと思い付く。今、この時を逃したら前々から思い思いしていた、流れ星を見ながら寝袋で眠る…というチャンスは当分来ないかもしれない。何かに追い立てられるような不思議な確信の元、5日午前中ウキウキ気分で仕事をする。

仕事終了後、新幹線で移動開始。近鉄に乗り換える前に、京都駅で晩ご飯を食べ、翌朝ごはんやおやつを買い込む。下市口駅に着いたのは22時頃かな。奮発して、タクシーで平原までとばす。そこからは、星あかりで足元がようよう見える時には灯を点けず、木々に遮られて星あかりが届かない時のみ灯を付け、星空を眺め眺めしつつ歩く。一面の星空にわくわくしてしまう。尾根沿いの道なので、暗がりに薄らと道が見える。人家は全く無いが、雑木林か果樹園が続く良く手入れされた古えの街道兼作業道である。

2時間ほどで目的地である銀峯山頂上に座す、波宝神社に到着。午前0時半頃だったかな。途中、3回流れ星を数える。尾根沿いの道はそれなりに見晴らしの良い場所が多く、星見三昧だ。悲しいのは、星が流れる時に願い事を唱えるのが難しいことか。大概、「あっ」で終わってしまうのだ。世界平和だの、家内安全だの咄嗟に出てこない。不甲斐ない。お社に到着即、御神酒とおにぎり二つを本殿に供え、その日一夜の仮寝を乞う。見晴らし良く、風の通りも良い。一夜の仮寝に最適だ。ただし、水場が無いので水は予め用意が必要。

五條の灯が見下ろせる境内の端っこにシュラフカバーを広げて仰向けになる。この時期に稀なほど、星々が天にある。それでも、昨年11月戸隠での一夜と比べると随分な差だ。あの夜は短時間に星が数えきれないほど流れたが、その後雪が降ってずいぶんと寒い思いをしたのだ。それが今夜はシーツの上にシュラフカバーのみで、OK。テント無し。虫の音と風の渡る音が、思い出したように耳に入る。辺りに人は全くいない。安全安心。

そうして、うとうとしたり星を眺めたりを、明け方近い3時頃までしていた。成果は流れ星15個。まずまずだと思う。その後少し微睡んで、次に気がついたら4時過ぎ。ほんのり空が白み、辺りの星が頼りなげに天に浮いている。

さて朝のご挨拶をと、本殿に赴き礼拝をする。礼拝後、雲が美しい薔薇色に染まり、一日の始まる朝としてとびきりの光景に、しばしうっとりする。

朝ごはんも早々に切り上げ南へ移動を始める。

城山を過ぎ、西山の出っ張りをそのまま南へ下りて行くと、黒渕に出る。ここから川沿いに東へ少し歩けば、城戸だ。きすみ温泉には寄らず、一番バスで下市口駅まで移動する。*注あとがき参照

下市口駅から近鉄で明日香駅へ移動。今日はここから談山さん経由で大宇陀へ歩いて行く予定だ。

まずは石舞台を目指して歩く。石舞台の少し先の分かれ道を左に行く。どんどん冬野川沿いの道を辿る。(かむら)にある気都和既神社で一服。ここから登る一方の山道になるのだ。ところが、この山道をしばらく歩いたところで、道が消えてしまった。5〜6年前の台風の際の倒木が見渡す限り折り重なり、藪漕ぎ?の試練を2時間。ようやく談山さんに通じるアスファルト道に出る。暑さと藪漕ぎ?疲れで、大宇陀まで行かず、談山さんで切り上げることにする。そして、奈良へGO!

奈良に着いたら、今日発の新宿行き夜行バスを予約する。奈良うどん(ぶっかけのぬくぬくバージョンっぽい)食べて、銭湯に入って(紀寺町界隈に幾つかある)、その日から始まる奈良公園での奈良燈花会の燈りを眺めて大満足。

JR奈良駅までゆっくり歩いて駅近い店で珈琲を飲む。そして新宿行き夜行バスに乗って帰るのだ。

*大和八木から下市口経由で城戸を結んだ路線だったが、城戸側が廃止され、下市口から平原までの運行となっている。この路線バス、便利だったのに残念。城戸からの帰りが五條に出るしか無くなってしまったのだ。

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