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2026.5.29 嗚呼、目の前で売り切れ

先日、小椋夏己さんの「をぐらのさうし 巻之弐十六」のep319「白いザクロ」を読んで、これだ!とビビッときた。元町ケーキの定番ケーキ「ザクロ」の期間限定バージョン「白いザクロ」。話が書かれた時から時間が経っているけれど、今だとどんなもんだろう。元町ケーキで検索かけたら、五月二十八日付けのインフォメーションに神戸大丸にて期間限定で販売中とある。これは、どうにかして行くべしという神の啓示なり(ちょっと演劇風にポーズ)。

そういえば、神戸三宮辺りを久しく歩いていない。最後に出向いたのはいつだったか…。去年の九月だろうか。父親の世話の都合で長く家を空けることが出来ない為、以前は楽しみだった元ブラもオチオチ出来ずにいる。でも何もかも駄目と決め付けずに、一つ二つの目的を持って出かけても良いじゃないか。そうだそうだ、そうしよう。

ということで本日、古本屋さんに処分する書籍と陶器類を持ち込む次いでに、大丸神戸店に足を運んで元町ケーキの白いザクロケーキを手に入れるミッション発動!

父親と早めのお昼を済ませて最寄りJR駅へGO。古本屋さんの十三時開店を待って買取り希望品を持ち込み査定を待つこと十五分で査定完了。神戸大丸へいざ行かん!センター街の一つ南の通りを歩いていると、うっかり中華街に入ってしまった。ごちゃごちゃと観光客がたむろしている。修学旅行生なのか、制服姿の学生さんも多い。歩行速度がめっきり落ちてしまう。これはいかん。細い横道までジリジリと移動し、横道を通り抜けてセンター街へと混雑を避ける。そのままよそ見をせずに神戸大丸の地下洋菓子コーナーの一画にある元町ケーキの前に辿り着くと、前に二人先客がいる。白いザクロはどうだ?とショーケースを見ればなんと、残りあと二つ。うわー、これはまずい。先客の様子は如何にと窺えば、先の男性客は会計中。問題は次の女性客がどうオーダーするか、だ。一人で食べる分なら、一つは残るだろうけれど、もしも二人とかで食べるなら即アウトになってしまう。二つ残る白いザクロを眺めながら、一つ残りますようにと願ったが、無情にも女性客は「白いザクロ二つ」と宣った。ショーケースから白いザクロが消える光景を眺めながら、コメディでよくある自分の前の人で売り切れってこんな感じなんだ〜という境地に至ってしまった。中華街でタイムロスしなかったら、もしかしたら白いザクロ買えたかなぁ…?ああ、残念だなぁ…。さて、私の番になる。白いザクロは無くなってしまったが、並んだ限りは何か買わないとダメだろう。とりあえず販売員の方に白いザクロはもう無いのですかとダメ元で尋ねると、本日は完売となりましたのでよろしければシブーストザクロはいかがでしょうかとおススメを受ける。仕方なし。シブーストザクロ一つと普通のザクロ二つ買い求める。それにしても、ザクロ一つ三百九十円か。ずいぶんと値段が高くなっている。三十年以上昔、二百円台だった記憶がうっすらと甦る。

この後はケーキを持ち帰るミッションがある為、ほとんど寄り道せずにJR三宮駅を目指して歩く。寄り道の先は三宮神社とジュンク堂書店のみ。いろいろ見たいものはあるけれど、我慢だ。諸々すっ飛ばして自宅に帰り着いたのは十五時半過ぎ。なんとかおやつ時に間に合った。あらかじめ用意していたアイスミルクティーをお供に、先ずはシブーストザクロをいただく。シブーストのかりかり部分が良いアクセントになっているが、甘い…。次いで、定番のザクロ。素朴なスポンジ部分に懐かしさを感じてほっこりする。しかし、ケーキ二つ一気喰いは思ったより胃にもたれる。昔なら平気の平左、なんなら三つだって食べることが出来たのに、歳取ったなぁとしみじみ思う。

残りのザクロは弟に進呈。父親?クリーム系のケーキは食べ付けないから、はなから対象外。

それにしても、目の前で売り切れって…。滅多にない経験ではあった ( ̄▽ ̄)\\

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