睡蓮の微睡み
記念すべき400話、あれこれ頑張っていたのですが、納得いく構成に出来ずギブアップ。ちょうど時期的に良い話題が出て来たので、手打ちにします。
期待して待っていた方がいるなら、伏してお詫び申し上げます。
近くにあるお社の傍にある放生池にて、睡蓮の花が咲き出した。白色と赤色の二種類がひっそりと咲いている。蓮はまだまだ若葉の頃なので、今が盛りと睡蓮の花が目立って見える。
睡蓮の花の写真を撮っていると、その昔東北の蔦温泉の庭の池で睡蓮の花と蕾を眺めたことを思い出した。時期的に六月下旬か七月上旬だったかと思う。近くの蔦沼に、蛍を観る為に蔦沼温泉に一泊した翌朝のことだ。
前日夕方に睡蓮の大きな蕾を幾つか確認、きっと翌朝早くに咲くに違いないと翌早朝に朝風呂に入った後、睡蓮池の側に待機した。白い睡蓮の蕾はもうすぐに咲きそうな佇まいで水の中から顔を出している。しかし、待てども待てどもいっかな蕾は開かない。小一時間は経った頃、しびれを切らしてふらりとその辺を散歩してしまった。十分くらいの短い散歩だったのに、睡蓮池に戻ってみれば、なんと全ての蕾が開いてしまっていた。たった今咲きましたというような佇まいの白い睡蓮の花を見て、がっくりしてしまう。目を離してしまったこちらが悪いのだが、たった十分の内に全ての蕾が咲いてしまったなんて、睡蓮の蕾の嫌がらせのようにも思える。じっと見られるのが嫌だったのかもしれない。わくわくしながら待機していた時間がおじゃんになってしまったなぁ…。ぽんっと、蕾が開くところが見たかった…。ああ、残念だ。
ところで、フランスの印象派画家クロード・モネ(1840-1926年)は、たくさんの数のスイレンの絵を描いたことで有名だ。
放生池に咲く睡蓮の花を眺めながら、睡蓮の花に人を虜にするような何かがあるのかなぁと考えたけれど、残念ながらそこまでの魅力を感じることは出来なかった。
2026.5.20 睡蓮の白い花
2026.5.20 睡蓮の赤い花




