第19話 開幕、騎士団内選抜試合!
新キャラがいろいろ登場します。
あまり本筋には絡みませんけど。
『レディィス、エン、ジェントルメェェン! いよいよ待ちに待った騎士団内選抜試合が始まりますよぉ!』
「……誰ですか、あれ」
修練場は、コロシアムのようなものに模様替えされていた。特設のステージと観客席が備え付けられその真ん中のステージ上で騎士団の女性が拡声器のような物を手に持ち観客席の民衆に向かって声を張り上げた。
どうも、この騎士団内選抜試合というものは、騎士の実力を内外にアピールする目的もあるらしく、特別に城下町の人々が城の中に入ってくることが許可されている。普段あまり見られない、こういう言い方はよくないのだろうが、見世物を見るために大勢の人が観客席に詰めかけている。
そしてその女性の声に呼応するように一際大きな歓声がコロシアムと化した修練場に響き渡った。
「あいつは騎士団の広報とかを担当しているんだ。ドラゴンスレイヤーはあまり普通の人たちには馴染み深くないからな。少しでも知ってもらおう、とか言っているんだ」
「へえ~、騎士の方にもいろいろいるんですね」
その様子を、エリカはジーン、ジャックと共にコロシアムの通路出口から眺めていた。
朝の時点で、フィアにたたき起こされて完全に目覚める前にこの場所に引っ張り出されたエリカは、何時自分が着替えたのかも記憶がない。すでにエリカは騎士団の戦闘用の服に着替え、刀を腰に差している。
この戦闘用の服は、入団式以来練習の時はいつも来ているのだが、激しく動いても鞘が腰から落ちず、また露出している場所が少ないので黒鱗の発現をあまり気にすることなく行えるという利点があった。礼装と違ってがっちりとしていて、ある程度の衝撃は黒鱗無しでも耐えられそうなほどだ。
『今日から4日間、私たちアクイラ騎士団最強と謳われる4人の騎士は誰になるのかを決める白熱した騎士の戦いを、実況私、テルミ・アーニィが皆さんにお送りしたいと思います! 今日はトーナメント第1試合全16試合を執り行います! 制限時間は1試合10分! これを過ぎた場合は今回騎士団内選抜試合の審査員を務めてもらっている、ヴァルト団長と、選抜騎士代表の騎士バーバラが判定を下します! 皆さん、最後までお楽しみください!』
「煽りすぎだろう、あんの馬鹿……」
ジャックが面白くなさそうにテルミの演説(?)を聞いているが、その手は戦いたくてうずうずしているようだ。戦いを信奉しているジャックにとって、戦いを見世物にしてもらいたくはないようだ。だが、自分の戦いっぷりを見せたいという二項対立がジャックの脳内では行われているようだ。
「あの人も、戦うんですか?」
「いや、テルミは非戦闘騎士だ」
「非、戦闘騎士……?」
非戦闘騎士とは、言葉の通り戦場に出ない騎士の事だ。
戦場に出る騎士だけが、騎士団を構成しているわけではない。食堂で毎日山のように食事を作る料理人も、馬の世話をする者も、皆等しく騎士を名乗っている。これは、格差を作らないこともあるが、各々が自らの仕事に誇りを持ってもらいたいというヴァルトの思いがあるそうだ。料理人が騎士を名乗って良いのかどうか、議論が巻き起こっているそうだが、少なくともヴァルトに変える気はないようだ。
テルミ・アーニィという騎士は、ジーンが言っていたように広報を担当している。彼女は騎士団の専属広報担当で、他国の同業者との繋がりも深いという。
その明るい性格から城の内外問わず人気者らしく、現に今も彼女の声に逐一返事を観客をしている。根っからのムードメーカーのようだ。
「騎士団と言っても、戦うだけが仕事じゃないんですね」
「そうだとも。戦うだけしか能のない兵隊とは違う。確かに俺には宣伝活動なんぞ無理だが、皆思い思いにより良い騎士団を作ろうとしているんだ。俺たちの相手は同族じゃないから他国との交流も普通の兵隊と違って多いしな」
戦争になりゃ戦うがな、と豪快に笑うジャックに、エリカは改めて自分の今いる場所の存在意義を再確認させられた。
『ではでは! さっそくですが、今回出場する騎士を紹介したいと思います! まずはアクイラ騎士団入隊2年目、今回初めてこの試合に出場する悲願をかなえた、ゲイリー・ショー!!』
エリカたちがいる通路の反対側、中央のステージを挟んで反対側の通路の出口から人影が現れ、ステージへ向かって歩いてきた。
まだそれほど老けてはいないが、決して若いわけではない男が、背中に長い槍を持っている装飾はそれほど多くないが、ところどころに赤い装飾が施されており、騎士団の服と相まって精悍な雰囲気を醸し出している。
ゲイリーと呼ばれたその男は、若干強面の顔の頬を少しだけ緩ませると、観客に向かって片手を振り上げた。するとそれに呼応して歓声が大きくなる。
『続いて、今回の試合のダークホース! 3日前に入団したにも関わらず、入団試験で騎士団5強の1人、ジャックを破るという大金星をやり遂げた16歳の少女、エリカ!』
「ほうら、行ってこいや」
「どうせ後でステージで会うしな、精々笑顔を振りまけ」
「無理だと、思います……」
ジーンに背中を押されて出口から外に出ると、その瞬間視界が一気に広がった。観客の声援が一瞬消え、コロシアムが静まり返る。
「え、えと……」
どうしていいのか分からず通路のジーンに表情で助けを求めると、手を振り上げるような仕草をジャックと2人でしている。どうやら、そうするよう促しているようだ。
ジーンたちに促されるままに右手を突き上げると、声援が爆発した。
「うぁっ!?」
『おお~! その可憐な美貌も相まって観客席は興奮の渦にあるようです! ささ、騎士エリカ、ステージへ! 続いては騎士団の中でも実力に定評のある……』
テルミが次々と出場する騎士の名前を読み上げていくと、通路から続々と騎士が現れていく。エリカはそれを見ながらすでにゲイリーが昇っているステージに足をかけて軽やかに飛び移る。ステージは戦闘をするためにあるのではないようで、木製だが場所によっては軋むほど作りが荒い。上に布がかけられているため分からないだろうが、かなりの年代物か、突貫で作ったもののようだ。
ステージでどうするべきかキョロキョロしていると、テルミの近くで立っていたゲイリーが手招きしてきた。エリカはそれに小さく頷くとゲイリーの隣に並んだ。どうやら、出場する騎士はテルミを中心に横一列に並ばされるようだ。
「嬢ちゃん、俺を覚えているか?」
不意にゲイリーが小声で言ってきたので顔を見上げると、そこにはどこか既視感のある顔があった。先ほどは分からなかったが、どこかで見た顔だ。
「あ、ジーンさんに怒鳴ってた……」
「覚えていてくれたか、まさかあの時の君が騎士になるとはな。悪いが遠慮なしで行かせてもらう」
エリカが騎士団の宿舎に始めて来た時、ジーン諸共エリカたちを捕まえ、食堂でジーンを尋問していた男だった。あの時は女性騎士に取り囲まれて周りに気を払う余裕もなかったのだが、こうやって近くで見るとジャックと同じような笑みの持ち主だ。
「俺もこの試合に出るのは初めてだからな。1回戦で負けたくないんだ。ま、ジャックに勝った君が相手じゃちょっと分が悪そうだ」
「お、さっそくお近づきになっているな、ゲイリー」
ゲイリーの隣に立った若い騎士がエリカに笑顔で手を振ってきた。ジーンよりは年齢は上のようだが、爽やかな顔が年齢以上に若く騎士を見せている。
「俺はダニエル・オジュ。1回戦でジーンと当たるモンだ。よろしくな、ダニーと呼んでくれ」
「は、はあ、よろしくです」
にこやかにダニエルが手を差し出してくるが、それを横からゲイリーに払いのけられる。
「今は俺が話しているんだ! 順番を守れ!」
「んなもん関係ねえだろう? ところでエリカ、今度食事でも……ホゲッ?!」
「は~い、悪いが嬢ちゃんは俺たちの連れだ。手ぇ出すなら他の奴にしな」
ダニエルの脳天に太い拳が直撃してダニエルが頭を押さえながら悶絶する。大衆の前で晒して良い恰好ではないような気がするが、誰も気にしていないようなのであえて何も言わないことにしておく。
「ジャックさん……」
「ジャック~、てめえ覚えてろよ、ジーン負かしてお前と戦ってやる!」
呆れた顔をしたジャックがそこにいた。
「ダニー、その女癖だけは直した方が良いぞ? 俺たちがいない間に女湯覗いた騒ぎの扇動者はお前だろう?」
「なっ!? 違う! あれは皆に押し付けられたんだ! 濡れ衣だ!」
「はあ、俺たちがいなかった間の事だし、団長も留守だったからお咎めもそんなに無かったろうが、今度やったらミッチリやってやるからな?」
ジャックがそう言うと、ダニエルが震えあがって首をこれでもかというほど縦に振る。
それを見てジャックは納得したようでエリカの隣に並んだ。
「悪いな、根は良い奴らなんだ」
「見れば分かりますよ。ここまでフレンドリーだとむしろ困りますけど……」
「そいつぁ言えてるぜ」
笑いを堪えきれていないジャックが腹を押さえてくぐもった笑いを漏らす。
「なんだ、さっそく声をかけられたのか」
名前を呼ばれた後、剣を豪快に振り上げながらジーンがやって来ると、ステージに飛び上がってジャックの隣に並ぶ。
「ジーン、お前だけは負かす!」
「な、なんだよ、ダニー、いきなり」
ジャックにかみつく様に顔を近づけたダニエルは、ジャックに頭を押さえられて列に強制的に戻された。
そうこうしているうちに出場する全32人が全員揃った。圧倒的に男性騎士の割合が多いが、エリカを含めて数人の女性騎士も並んでいる。バーバラ同様、前衛の女性騎士も少なからずいるようだ。エリカのような刀を持っている女性は1人もおらず、大剣ほどの長さがありながら男性が使っているそれの半分ほどの太さの剣を担いでいる。
ジーンやジャックが使っている大剣は、切れ味もあるがどちらかというと叩き潰す、というのがメインの武器だが、女性騎士のそれは男性騎士のそれよりもはるかに切れ味が良さそうで、丁寧に手入れされて太陽の光を美しく反射させている。
(当たって注意すべきは女性の方かもしれませんね……)
男性騎士は自分であまり魔法を使わない。使っても自分が振るう武器ほどの威力が期待できないからだそうだが、やはり、女性騎士がやった方が効率が良いのだろう。補助にしても、威力にしても、女性の方が強いと定評がある。
逆に、力という点で男性に大きなアドバンテージを取られている女性騎士は形振り構っていたら戦えない。近接戦闘と遠距離での魔法攻撃、武器への魔法付与といったいわば女性だからこそできる戦闘を繰り広げるだろう。エリカは魔法を使ったこともなければ、使えるのかも分からない。遠距離で一方的に戦われたらエリカに勝ち目はあまりないように思える。
『さ~て! これで出場する全員がステージに上がりました。この中で代表の座に進めるのは4人! 果たして誰がその栄冠に輝くのか! 皆様こうご期待!』
地鳴りのような歓声が沸き起こる。
円を描く観客席の中心にあるせいか、ステージ上で聞く歓声はまさしく轟音のようになってエリカたちの耳を揺るがす。
『それでは、開催の挨拶をヴァルト団長にお願いいたしたいと思います。団長、お願いします!』
その声が聞こえると、バーバラと共に観客席の最前列、一番よく見える場所に座っていたヴァルトが立ち上がると声を張り上げた。
「騎士諸君、これは王国の栄誉を背負う騎士を決める戦いだ。油断せず、全力で、自らの持てる全ての技術を以て戦ってくれ! 余談だが、決勝戦では陛下もご覧になられる。そのつもりでいてくれ!」
付け加えられた台詞に、騎士だけでなく周りの観客からも声が漏れる。だが、すぐにそれは大歓声に変わってコロシアムを呑みこんだ。
「陛下が? こりゃあ、気を抜けねえな……」
ジャックがニヤリと笑うと首を曲げて骨を鳴らす。
どうでもいいが、ジャックの試合は今日じゃなかった気がするのだが。
『陛下も見られると!? では、決勝戦は御前試合となるのですか! これは楽しみです! 皆さん、頑張ってください! これより、騎士団内選抜試合を開催します!!』
歓声がテルミの声に覆いかぶさって試合の開始を告げた。
「……陛下が、ねぇ。何をしたのかしら?」
ヴァルトが自分の役目を終えて席に着くと、隣で足を組んでいたバーバラが微笑を湛えながら顔を向けてきた。
「なぁに、今回もいつも通り試合を行う旨をご報告に上がったら姫様が興味を持たれてな。陛下と共にご覧になりたいそうだ」
「姫様が? あのやんちゃっ子に言われたら陛下も逆らえないものねぇ」
「それに、姫様にも何やら興味のある騎士がいるそうだ。報告の際に聞かれたよ」
「……エリカ?」
「ご名答」
ヴァルトがしたり顔で人差し指を立てた。
「姫様として、ではなく、星の巫女として興味を持たれたそうだ。そこでバーバラ、最近彼女と良く話すそうだな?」
鋭い目でヴァルトがバーバラの反応を窺う。ここまで言ってヴァルトが言わんとすることに気が付かないほどバーバラも馬鹿ではない。1度大きく息を吐くと腕組みをしてステージ上から1度退場していく騎士の中からエリカを見つけるとそれを目で追う。
「……何が聞きたいの?」
「全てだ。彼女の志願書が全くのでっち上げであった事はお前も知っているはずだ。まあ、お前はその理由も知っているようだが」
ヴァルトがそう言うと、バーバラが驚いて目を見開いた。そして信じられない、という表情でヴァルトに目を移す。
「やはり、か」
「という事は、あの時地下修練場で感じた視線はあなた自身だったのね。迂闊だったわ」
「それで、話してもらえるか?」
決して、上から口調ではない。長年の友として、仲間として、無理強いはしたくないというヴァルトの思いが言葉の節々に滲み出している。
「……今は、無理よ。知れば皆が不幸になる。ただ、私と彼女が長い付き合いだという事だけは言えるわ」
「……災厄か?」
「いいえ、私はそうは思わない。だけど、私から言えることは何もないわ。言えば彼女との約束を破ることになる」
「……そうか。だが陛下のご命令でもか?」
「……ええ」
それだけ言うと、バーバラは席を立って気分転換してくるわ、と言って観客席を後にした。ヴァルトもそれ以上の事は聞かずにバーバラを目で追うだけに留めた。
「陛下のご命令すら凌ぐか……」
バーバラは多くの事は語らなかった。
だが、分かった事もあった。いや、わざとバーバラが分かる様に喋ったのかもしれない。
バーバラは長い付き合いだと言った。これが人同士であれば小さい頃からの付き合いとも取れるだろう。だが、バーバラは吸血鬼だ。彼女にとっての長い付き合いとは10年程度では短すぎる。ともなれば、エリカの年齢への理解を改める必要性が出てくる。
そして何より、騎士が忠誠を誓った相手である、アーサー王の命令でも口を開かないと言った。これが示すところは……。
「王よりも強い者が絡んでいるのか? もしくは……」
ヒトではない、ヒトより高位の存在が関わっているか、という事だ。そして、エリカに対して姫が興味を持っているという事も気になる。
アーサー王の娘、ティティ・アールドールンは王家の血なのか、星を視て未来を予言する力を持っている。もちろん、百発百中ではなく、大ざっぱな、予言になることが多い。だが、今回の件はより詳細な予言が出た。これが意味するのは「より身近な出来事」という事だ。国を揺るがす大事も、ティティ自身の身の回りで起こる事でなければその予言は幅が広くなる。逆に身近な事ならば、例えば身内の危機と言ったものにはかなり敏感に、より細やかに予言できるという。
「やはりエリカが絡んでいるのだな、バーバラ……」
決まった。
この試合で、エリカの様子を注視する必要が出てきた。そして何より、本人に話を聞く必要がある。
城の外から大勢の人の声が混ざった声援が響いてくる。その声は、防音のための結界魔法が付与されている王家の部屋でも聞くことが出来た。
「始まったようだな……」
「お父様、お仕事は良いの?」
部屋の窓からコロシアムの様子を眺めていたティティの背後から声が聞こえ、振り返るとそこにはアールドールンの国王アーサーが柔和な笑みを浮かべて立っていた。
「陛下、御用なら私たちが行きましたのに……」
「良い、エルノア。久々に家族として話がしたかったのでな」
かしこまってアーサーに頭を下げたのはティティの母親、エルノアだ。つまり、アーサーの妻、妃にあたる。長く滑らかな金髪は、娘であるティティにもしっかりと受け継がれている。美しい青い目がアーサーに向けられると、エルノアは硬い表情を消して優しい笑みを浮かべた。
「星巫女の予言はエルノアも知っておるだろう?」
「ええ、ティティが予言したあの事ですよね?」
「それに関係する人物が騎士団に入団したと聞いてな」
「ああ、それで突然騎士団の試合をご覧になると言い出したのですか」
頷くとアーサーは窓際にいるティティに近づくとその隣から窓の外を見下ろした。昨日の夜に突貫で作り上げられたコロシアムの内部を見下ろすことのできるこの部屋からは、ステージ上で騎士の女性が何かを叫んでいる様子が手に取る様に分かる。
「私も楽しみです」
「ティティ、あまりはしゃがないでね?」
「保証できません♪」
「まったく、もう……」
笑顔でそう言われたエルノアは小さくため息をつくことしかできなかった。
「こらこらティティ、あまりエルノアを困らせるんじゃないぞ?」
「あなたからも言ってくださいよ。一昨日も勝手に抜け出したんですから……」
「好奇心があって何よりじゃないか」
そう言いながら愛おしそうにティティの頭を撫でるアーサー。その様子にエルノアはさっきよりも大きなため息をつく羽目になった。
(この人の甘さも治らないかしらねぇ……)
『では早速、第1回戦第1試合を始めたいと思います!』
「よし、エリカ、頑張ってこいよ!」
「は、はい!」
出場する騎士の控室はコロシアムの通路脇にある。すぐにでも場内に出られるような場所に作られている為、外の歓声も普通に聞こえてくる。呼び出し不要で便利であるのだが、やはりリラックスはあまり出来そうにない。
エリカは立ち上がるとジーン、ジャックと拳をぶつけ合った。このやり取りは先ほどジャックに教えてもらったものだ。気合を入れる意味合いもあるという。
ちなみに、控室には常時2名以上の治療担当の魔法騎士が待機している。試合中に大怪我をした場合などにすぐに対応できるようにするためだ。フィアはこの治療担当も任せられているのだが、あいにく反対側の控室の担当で、こちらにはおっとりとした女性の魔法騎士が待機している。
「槍使いは隙が小さい。瞬発性も高いから気を付けろよ」
「ありがとうです、ジャックさん」
2人に礼を言うと、エリカは控室を出て1人でコロシアムの場内に向かい、少し薄暗い通路を明るい方へと進んでいった。
いかん、ヴァルトが想像以上に鋭くなってしまった……
これでは早々に正体がばれてしまう……
ど、どうしてこうなった……?
これがキャラの一人歩きですか、作者の意図しないところでどんどん突き進んでしまっています! これは今後修正していかなければ……、要は出番削ってヴァルトの調査が進まないようにすればいいんですがね♪
ではまた、次回お会いしましょう。
感想などお待ちしております!
追伸
私事ですが、活動報告で「なろう」様内の作者の皆様にご助言を求めております。詳しくは読んでもらえれば分かるのですが、よろしければハモニカをお助けください。
また、誤字脱字報告を受け、第18話で修正を行いました。今後とも誤字脱字がありましたら報告して頂けるとありがたいです。




