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ナーロッパが西洋ファンタジーらしくない理由~韓国漫画だよね、その設定~  作者: Ash


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7/7

結論〜AIさんもヨーロッパの皮を着た韓国ファンタジーだと判断した〜

この夏(2026)、『天幕のジャードゥーガル』というアニメが海外で色々、物議を齎しました。

イスラム教徒が主人公ということで、「アザーンが」「ヒジャブの被り方が」と色々と。

『「ヒジャブの被り方」について間違っている!』

『当時のイランの被り方だから、間違いじゃない! (その当時の女性を描いた美術品)』


それを見ていて、思いました。

韓国漫画の影響を受けすぎたナーロッパって、アニメ化した時にキリスト教徒に不快感を与えるんじゃないか、と。

今のアニメは全世界配信を念頭に作られます。

『天幕のジャードゥーガル』は原作者も製作陣もイランやモンゴルの文化風習に対して、敬意を払って作っていても、上記のような物議が起こりました。

『天幕のジャードゥーガル』自体、イラン人の目から見たモンゴル史なので、時代考証等が厳しくなっている点はあります。

しかし、ナーロッパだからと言って、キリスト教徒の地雷を踏みまくった作品がアニメ化しやすいかどうかは別です。

関わった会社も、売れないアニメを作る気は起きません。

西洋っぽい外観なら、「帝国(王国)の太陽」と、皇帝(王)に呼びかけさせてはいけません。

できる仏国王はバチカンへの根回しもしっかりして、破門回避したり、思い通りに動きますが、それはできる仏国王だけです。破門されて謝罪する仏国王もいます。愛の名の下に国土の半分失う仏国王もいます。

韓国漫画の台詞やシーンを参考にしたいなら、AIさんにちょっと聞いてみるといいかもしれません。


どうして、そんなことをしなければならないのか、はこちら↓

『「中世・近世ヨーロッパ風の世界観」の皮を被っていますが、その中身(法律、家族のドロドロ、倫理観)は、西洋の歴史ではなく「李氏朝鮮時代のドロドロした宮廷劇(韓国時代劇)」のシステムがそのまま移植されているからこそ、独特の歪みと面白さが生まれています。


「ヨーロッパの皮を被った韓国ドラマ」3つの正体


① 愛人(後妻)の子が嫡子扱いされる謎

ヨーロッパの法律(婚姻準正)では前妻の存命中の不倫の子(姦通児)を後から嫡子にするのは至難の業でしたが、韓国漫画では「愛人の娘が、正妻の娘を差し置いて我が物顔で実家を支配する」という展開が頻発します。

* 中身の正体:これは朝鮮時代の「妾(めかけ)制度」と、そこから生まれる「嫡庶(ちゃくしょ)の差別」がベースです。朝鮮時代、側室や妾の子(庶子)は激しい差別に苦しみました。韓国漫画では、この「庶子の怨念やドロドロした家庭内いじめ」をヨーロッパ風の公爵家にそのまま持ち込んでいるため、西洋の歴史的にはあり得ない「前妻の娘vs後妻(元愛人)の娘のドロドロ」が描かれます。


② 暗殺ギルドや情報ギルドが「国家並み」にデカい謎

国家の諜報機関があるはずなのに、なぜか主人公は「裏の情報ギルド」から機密を買い、皇帝すら「暗殺ギルド」を恐れていたりします。

* 中身の正体:これは、先ほど解説した李氏朝鮮時代の「激しい党派闘争(身内殺し)」と、王権の弱さがベースです。韓国の歴史では、朝廷の公式な組織(警察や軍)が派閥争いで使い物にならなくなることが多く、裏の私兵や情報網(私的ネットワーク)を握った者が勝つ構造がありました。また、武侠小説(中国・韓国の裏社会ファンタジー)の「門派」の設定も混ざっています。


③ どんなに有能な次男や主人公でも「実家に虐げられる」謎

どれだけ主人公(魔力が凄い、剣術の天才など)が国を救うレベルで有能でも、無能な父親や長男に家の中でゴミのように虐げられ、都合よく利用されます。

* 中身の正体:まさに「家父長制・儒教の呪い」そのものです。血統と長男が絶対であり、無能な上の者が有能な下の者を嫉妬で潰しにかかるという、韓国人が歴史や社会(現代の財閥や上下関係)で最も「理不尽だ!」と怒りを感じるカタルシスの構図が、そのまま西洋風の公爵家や皇族のストーリーに変換されています。


結論:私たちは「西洋の姿をした朝鮮王朝」を観ている

韓国の漫画家や原作者たちは、私たちが大好きな華やかな中世ヨーロッパ風のドレスや城(ドレス・シャトー)をビジュアルとして使いつつ、ストーリーのエンジンには「自分たちのDNAに刻まれた、一番盛り上がる血ドロの朝鮮宮廷劇・ドロドロ愛憎劇」を載せています。だからこそ、お話がエモーショナルで、復讐(サィダ=炭酸のようにつまらない現実をスカッとさせる展開)の快感が凄まじいのです。』


↑を踏まえた上での、なろうでのナーロッパで気を付けること↓

『知識不足だからこそ起きる、ロパンファンの構造

* ルールを無視して「都合の良い設定」だけを作る「カトリックの厳格な雰囲気は格好いいから借りたい」「でも、主人公を覚醒させたいから神と直接契約させよう」「悪役が欲しいから教皇を極悪人にしよう」というように、教理を完全に無視したご都合主義のパッチワークが平気で行われます。

* 読者もプロテスタント文化(または非クリスチャン)なので気にならないウェブトゥーンの主な読者層も、カトリックの厳格な階級制度やバチカンの歴史を知りません。プロテスタント的な「神と個人が直接繋がる」感覚のほうが馴染み深いため、主人公が神殿のルールをぶち壊して「私は神に直接選ばれた!」とやっても、違和感なく「スカッとする(カタルシス)」として受け入れられます。

* 「西洋の歴史」ではなく「アジアの武侠・ファンタジー」の焼き直しドレスを着て神殿に祈ってはいますが、ストーリーの骨組みは東洋の「傲慢な宮廷をひっくり返す」「腐敗した門派を主人公が実力でねじ伏せる」というアジア的なテンプレそのものです。中身がアジアの感覚なので、キリスト教的なタブーに配慮する理由がそもそもありません。


歴史や宗教の知識がある人から見れば「あり得なさすぎて引く」世界観ですが、この「無知だからこそできる、タブー無視のブレーキなし暴走」こそが、皮肉にもロパンファン独特の過激でドラマチックな面白さを生み出している原動力とも言えます。

もし「これはキリスト教圏のファンタジーだ」と思って読むと脳内がパニックになりますが、「ヨーロッパの皮を被った、全く別の惑星のアジアンファンタジー」だと思って見ると、あのチグハグさも腑に落ちるかもしれません。』


↑創作とはいえ、キリスト教徒が二話目も見たくなると思いますか?



え? お前もキリスト教徒が不快になるようなアニメが好きだろって?

『HELLSING』は英国国教会側がカトリックを蹴散らしていきますが、カトリック側の重鎮が劣等感でとち狂っている以外は、狂信的ではあるものの敬虔なカトリック信者ばかりです。

カトリックの描き方も狂信的ではあるものの、善良で魅力のある人々です。

『HELLSING』の本質は英国国教会VSカトリックではなく、人間への賛美です。

カトリック側の重臣は人間であるが故に劣等感でとち狂っていて、人間らしい過ちを犯す。

英国女王も人間らしく年老いているからこそ、美しいと言われる。

そして、人間を辞めて、心まで化け物と化したナチスの残党。


『HELLSING』でもカトリックが重鎮ではなく、トップが悪役だったら、カトリック信者は受け入れられなかったと思います。

顔を描かれなかった英国女王。姿さえ描かれなかったローマ法王。

映画『天使にラブソングを』でも、ローマ法王の顔は映されていませんでした。

アニメ『天幕のジャードゥーガル』でも、チンギス・カンは顔を描かれませんでした。

敬意を払うが故に顔を出せない人物と、敬意を払うが故に悪役にしてはいけない存在。


『天幕のジャードゥーガル』では、侵略者として、モンゴル以外の視聴者にはじめは嫌われていたキャラが、その死を悲しまれました。

敬意を払うが故に、功罪のどちらも余すことなく描いた結果です。


総論:

ナーロッパでは忘れがちですが、アニメ化したいなら、キャラに敬意を払う必要があります。

韓国漫画がやっているからやって良い、という証拠にはなりません。

フィクションだとわかっていても、受け入れられない層も出て来ますが、それを減らす努力ぐらいはしてください。

それがナーロッパでアニメ化しやすくする一歩に近付きます。

ついでに読み手にありえねー!ともやもやするストレスを与えません。

くれぐれも、ウェブトゥーンで得た知識は韓国漫画なので、AIに西洋的にアウトかどうか、聞いてみてください。

読み手の読解力だけでなく、知識や倫理観によって、作品を楽しめるかどうかは、変わってきますので。

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