表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/7

月下アキラ②


―――私の友人の中幸さんの父親は月下家に使えているらしい。


『息子はどうも女性を避ける節がある。生憎うちには既婚の婆やしかいなくてね。

だから若い女性の君にどうにかしてもらいたい。いっそ君とそういう仲になっても……それで、どうだね?』

『しっかりメイドの役目を果たさせていただきます!!』


だから私の境遇を聞いて、月下家の当主に口利きをしてくれた。


「はあ……」

「ご主人様、お手紙です」

「君はわざとやっているのか……?」


彼はまた怒っていらっしゃる。

メイドの知識なんてテレビでしかないし、言われたことをやってるだけなんだけどなあ。


「……すみません」

「手紙のことはご苦労。しかしその呼び方はどこぞの店のようで好きじゃない」


「では月下様……」

「アキラでいい」


普通にアキラ様と呼ぶことになった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ