ヨシダと言う男は
何を書こうとしているのか
DEEPSTATE
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ディープステート
裏で社会を牛耳っている組織のこと
その正体は悪魔だとか、宇宙人だとか、地底人だとか
いわゆる都市伝説というものである
「馬鹿か!」
「そんなのがあるわけないっちゅーの」
平成初期の香りがする言葉使いで、その都市伝説を一蹴する男は意外に若く23歳
敷島茂樹、この物語の主人公である
「いや見たんだよ」
「府長の車に乗っていた1つ目のバケモンを!」
時刻は12時13分
務めている九京府役所
で昼休憩の2時間だった
「やっぱり」
「「ディープステート…」!」
2人の声がそろう
熱量はまるでそろわなかったが
「府長さんが悪魔かなんかだ〜?
いやねぇって…お前は時々賢いんだが馬鹿なんだか分かんねぇな」
「なぁ藍園」
藍園春馬23歳
誤解のないよう明記しておくが女性である
敷島茂樹の小中での馴染みであり
学力の差から分かたれた2人だったが奇しくも同じ
九京府役所で仲良く公務員となった
(もちろん春馬が賢い方)
「お前のそれってマジなの?」
「大マジよ」
敷島は彼女が好きである
おかしな話、
自分よりも数倍自立した相手でありながら
何故かほっとけないと思うのだ
しかし彼女はキャリア組だ
すぐに自分よりも上へ上へと昇進していくだろう
敷島はそれを鼻にかけない彼女が好きである
いつまで続くとも分からないこの時間が
敷島はたまらなく好きで、嫌いなのだ
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ぞくりと
背中に悪寒が走った
なんとも言えぬ威圧感を後ろで感じる
動けない…金縛りにでもあったようだ
右手の指が親指から1本ずつ痙攣していく
目は動く、左で春馬が眠っている突っ伏している
何かがおかしい
指の痙攣が小指に達する
自分の部署の全員が眠っている、彼女と同じく机に突っ伏すように
小指で折り返した痙攣がまた1本ずつ指を移動していく
落下中の浮遊感のようなすねが冷えるような不快感を感じながら痙攣は自分の人さし指で止まった
「ふっ……?!」
動けることを直感した瞬間
右手が自分の意思を無視し糸にでも引かれるように
指をさすかたちにかわり
敷島茂樹。その背後を指さした!
そこに立っていたのは
吉田
九京府、府長の吉田だった
何が書きたかったのか




