表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人外が跋扈する世界においての出来事まとめ  作者: 頭の軽い奴
世界観説明のような何か
3/26

問題作3話目

事故って話が急展開をおこし無理矢理終わらせた問題作。

だが、作者は作った当時の心境で読むと読めてしまった。明日は感想変わっていると思う。

一応これで今回の事件、そしてこのメンバーの話は完結、のはず。


さて、ここで一旦何があったか整理しよう。誘拐事件が起きていて、それを『公共機関』に属する四人が止めようとしていた。条件があてはまっている夕月が囮をする。囮成功。犯人の場所も分かる。後は犯人を殺すか何かすればいんじゃね?あれ、なんかこれで終わりじゃん。



「つまり、こういう事と」

「ええ、そういうことです」

白夜は封禍に携帯で連絡をしながら、風音がいる場所に向かっていた。思ったより複雑化していない状況に安堵の息を溢す。

まさか、封禍ちゃんが幻に囚われていたとは。弱点を見つけるのに苦労したと言っていたので、こちらの状況をしっかり把握するのが難しかったのだろう。いつから囚われていたのかという疑問は残るが。

「で、そこを右です」

「そしてそっちに行くと敵がわんさか」

わざとらしく敵が多い方に誘導しているが近いルートはこちらなのだろう。体力を能力で奪ってさくさく進む。殺してはいないけど動いてこないよね?ナビゲーターとして優秀な封禍ちゃんの指示に従い進んでいく。

「奪うとは?あ、そこも右です」

「相手の自分とものにする事。なお使うとは言ってない」

暫く進むと、時が停止した空間とその周囲に死体が転がっていた。時が停止している空間に手を出す気はないので放置。全員研究員のようでナイフのようなもので心臓を一突きしたらしい。躊躇いもなく正確に。檻の中には鎖が外れており中に誰もいない。檻自体は複数存在しているがどれも同じ状況になっている。だが扉の鍵をわざわざ閉めておく必要は無いため、扉を使わずに入ったのだろう。転移を封じるような仕組みも見当たらないため侵入は容易だった。夕月も銃声の時に傷を負ったらしい、檻に血が付着していたから。

「封禍ちゃん?風音と合流していてくれると嬉しいんだけど」

「貴女、よく血の区別できますね。わかりました、合流しときます」

「ほら、吸血鬼みたいなものだから」

笑いながら封禍ちゃんとの電話を切る。そして時の停止している空間の方に向き直る。その空間は殻が割れるように亀裂が入っていく。

やっとお出ましかな?せっかく邪魔が無くなったのだから何かしら現れて欲しいものだね。

わくわくしながら待っていると亀裂が広がり内側から爆発し、土煙が上がる。


土煙が晴れると同時に私に向かって何かが振るわれる。咄嗟に刀を顕現させ振るわれる何かと自分の体の間に入れると甲高い金属音がこの部屋に響き渡る。

「あっぶな~。なにがでたかな」

「は?何であれの声がするのよ」

その声は私にも聞き覚えはあって、瞬間先程よりも鋭く何かが振るわれる。身を翻しかわす、ついでに土煙を消す。そこには声を聞いた時に予想していた人物がいた。巫女と聞いたら思い浮かべるような服を着た大和撫子を思わせるような風貌をした女性が日本刀を持って立っている。

私はがっかりして溜息を吐くしかない。

「な~んで貴女がくるかな。多分近くにいた人物の狂気のような何かに反応してくると思ったのに」

「なら正解だったんじゃない?」

「まだ貴女の奉ってる神の方が好み。貴女基本はただの狂信者」

「お望みなら殺してあげようかしら?」

時間制限がくるまで相手の振るう刀をかわしていく。途中で重力が狂っていたがそれも無視してかわす。

「もう少し能力を使えばいいのに」

「刀を持ってない舐めプレイをしている貴女に言われたくないわね」

知っているものはかわせるよ、流石に。後で調節しなきゃなあ。ここまで知っているとつまらないから。

「ちっ、時間切れね」

「残念だったね。何でかこうなってなければ良かったんだろうけど」

その巫女が消えた瞬間、後ろから振るわれたペーパーナイフを避ける。ペーパーナイフの時点で分かっていたが、そこには封禍ちゃんがいた。

「うわあ、珍しいですね貴女がそうなってるのは」

「白々しいね。知っていて来たんだろうに」

「流石にその白夜は苦手なので戻ってくれません?」

本当に苦手なのだろう、封禍ちゃんは視線を逸らす事をしなかったから。



駄文すぎたので記念に投稿。実はこっちのがあってた、とかいう頭の軽い奴はいないはず。書いた作者は頭がない。

白夜が何者かは重要ではないだろう。この数話の中でキャラが安定していたのはいたのか。地の文はどこへ消えたのか。というかこれ途中から書き直しだな流石に。


閑話休題


一旦場所を切り替えよう。


「え?あ、封禍ですか。驚かせないで下さいよ」

「すいません。夕月は?」

そこは犯人がアジトにしていた建物の入り口だった。封禍たちは合流しほのぼのと会話をしていた。返り血を浴びて風音の着ている服は赤く染まっていて、封禍は少し雰囲気とのギャップに驚く。夕月は寝ていたが、他の二人は傷もなく、単に軽い休憩気分だった。

爆発音が聞こえるまでは。


「え!何の音ですか?」

「は?いや、まさか。あの馬鹿なんであんな事しているんですか」

風音も封禍も動揺している事に違いはないが、動揺の仕方が違う。風音は単に爆発音が聞こえた事だ。しかし、封禍はその原因に気づいた事による動揺だった。

唐突だが封禍が嫌いなものは幻である。それは見たら反射的に消し去ろうとする位に嫌いなものである。だが、苦手とするものは、普段弄ったり、騙したりする白夜であったりする。正確には普段はいいのだ。ただし、よくわからないスイッチが入った時の白夜が苦手という事である、今回のように。

今回はそちらの方だった。単に運が悪いというべきかなんというか。認識するという事はされるという事、わけのわからないような分かるような理屈が展開された後、風景が切り替わる。

動揺がなくならない内に場所が切り替わる事で余計混乱が頭の中で広がる。

「流石に、遊び方が酷かったかな」

その台詞を聞いて少し頭が冷静になり思考が回り始める。なんであの人がここにいるんですかね。体力を奪われる以前に思考が読まれるから出会いたくなかったんですが。風音は意識を失っていますか。ということは私一人で会話しなきゃいけないんですか。嫌ですよそんなの。

「酷いね。本当、といってもこんなの流石にやる気はなかったんだよ私も」

この空気が続くと早いんですけどね。なんでこんな闇が広がる場所なんですかね。

だがシリアスな空気が霧散しきる前にある人物が起きたことでまた空気がはりつめる。

「くそ、誰だ。わざわざ起こすや、つ?ん、何でお前それ起こしている?その状態のそいつ面倒だぞ」

なんで貴方が起きるんですかね。私は何もやってないんですが。せっかく終わりかけていたのに。私は今回ただのとばっちり食っただけですよ。白夜は笑わないでくれますかね。

「まあ、普段の自業自得ってことで」

「まあ、手段はあるんだけどな?そいつが時間の経過以外で消える方法」

知ってますよそれは。時間の経過が一番楽じゃないですか。心を読まれたくはないですが。なんか、もう面倒になってきたので終わらせていいですかね。なんかもう一旦無理矢理でも終わらせましょう。落ちがつかない。

「ま、結局はこうなるか。じゃあ次会うときはないといいな?俺は先に戻ってる」

ええ、貴方の場合風音を連れた方のがいいでしょうね。やろうとしているのはいつものですから。さて、この展開に対してなにも言わなかったということは、まあ貴女自身そこまで長時間こちらにその状態でいる気は勿論ないのでしょう。ではいつもどおりに。

「さて、私を殺してくれません?でないと貴女が死にますよ?」


本来なら消して新しいのを書くだろう。だが、自分ですらこの事は驚きである。まさかたった一文で流れが持ってかれるとは。問題作として残しておきたい。自分が次作るときにこうならないように。

これは多分作者が途中からプロットなしでやっていたせいだろう。この問題作を教訓とできたらいいな。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ