青年期 十五歳の秋
感極まって涙を流した経験はそんなに無かったのだが、今生では機会に事欠かないな。
「似合いますか? 兄様」
ふわりと裾が広がる流行のデザインを取り込んだローブを着込んで、この世で最も愛らしい少女、すなわち我が最愛の妹エリザが工房にて微笑んだ。
濡れるような黒い光沢は上質な絹地の証拠。胸元に軽くドレープを作って夜会服のように美しく、しかし学徒として華美過ぎぬよう気を遣われたデザインは確かな名工の技術が香る。
縦横に走る東方調の幾何学模様の刺繍は真珠色の特殊な糸によって施され、設計者にして作者であるアグリッピナ氏曰く特別な防御術式が施されているそうな。
そして共生地のケープは魔導師の証であるローブへフードを足すと同時に、ローブ特有の野暮ったいシルエットを愛らしく塗り替える。二の腕までを隠すそれもたっぷりのフリルと刺繍で豪奢に飾られており、普通のおしゃれ着にはないミステリアスなかわいらしさを醸し出していた。
「世界で一番可愛いよ」
素直にそんな感想が零れた。異議を唱える者は我が前に並べ、送り狼の錆にしてくれる。
「ありがとう存じます」
すっかり堂に入ってしまった女性向けの宮廷語、そして花の綻ぶような笑みを浮かべてエリザは聴講生への昇格祝いを抱きしめた。
エリザは今年の冬、一〇歳になるのと同時に正式な聴講生として魔導院に受け容れられることとなる。そして、進学に伴って必要となる魔導師の装束が師匠――あと、どこからか嗅ぎつけてきた変態――によって贈られた。
「兄様に恥じることの無い、立派な魔導師になれるよう勉めますわ」
胸にかき抱く短杖が彼女の意に応えるかの如く煌めいた。
子供にはちょっとした大きさの短杖はアグリッピナ氏が何処からか引っ張ってきた古杉――曰く、重要な霊地の中心に立っていた木の枝をちょろまかしたとか――を軸とし、神銀の装飾で複雑な蒼に輝く宝石を頂いた見るからに豪奢な逸品。
蒼い石榴石という世にも珍しい宝石は、魔導的に集中を補助すると共に強い破邪の加護を与えるという。そして光の質によって色を変じる性質は、転変の魔導の補助にも優れるそうな。
お値段を考えるとちょっと吐き気を催しそうになる品だが、お代は全て後援者がポンと弾んでくれたとアグリッピナ氏はさもどうでも良さそうに語っていた。
ぐぬぁー、ブルジョアジー……市場で買う野菜や塩漬け肉の値段に一喜一憂している私には分からない世界過ぎる。
「頑張るんだよエリザ」
これから魔導師として今まで以上に大変な勉学に挑むことになる妹の頭を優しくなでてやった。この柔らかな髪の手触りを暫く味わえなくなるのかと思うと、肋の隙間から心臓に短刀を叩き込まれるような心地にさせられる。
「はい。精一杯頑張りますわ、兄様」
荘を離れるときの甘えた度合いが嘘のように思える朗らかな笑みと共に、彼女は首もとのチョーカーを弄った。
「だって、何時だって見守ってくださるのでしょう?」
チョーカーで揺れる飾りには仔猫目色の宝石が嵌めこまれていた。私の目とよく似た色合いの藍玉は、最初エリザが短杖の頂に望み、師から適性から外れているとして却下されたものだった。
ただ、彼女が「兄様の目と同じ色だから」と大層気に入っていたので、別の形で身につけられないかと聞いてみた結果、アグリッピナ師は妥協案として装飾品に使ってくれた。
まぁ、エリザと私の我が儘だったので、実はこのチョーカーは私持ちだったりする。ここ一年、アグリッピナ氏の使いぱしりや護衛をした報酬として譲るという大幅なオマケしてもらったが、実際に買うとなれば普通の人生なら何周必要になるのか。
何を冗談をと笑うかもしれないが、宝飾品の価値は前世とは比べものにならないのだ。なにせ纏うだけで格式に繋がる装身具は、貴種達にとっては立派な武装となる。
故に価値として領地に等しいとか、小国一つでも足りないとかいう慮外の代物が世間には一定数存在する。
この藍玉は“そこまで”の品ではなかろうが、私の一年の労働分ってことは屋敷が一つくらいは建てられるのではと見込んでいる。
だって、本当に大変だったのだ。
アグリッピナ氏は精力的に働き、自領の効率化と様々な有力貴族に繋ぎを作ってわずか一年で伯爵として、そして宮中伯として揺るぎない政治的な基板を作った。
端から見ている私からしても怖い勢いでだ。ある者は懐柔し、ある者は取り込み、ある者は皇帝の――あるいは魔導院五大閥の――威を借りて籠絡していく手腕は美事と評してまだ足りない。
相手が必要なものと嫌がるものを一瞬で判断し、交渉のテーブルで美味しく調理していくのだ。その様を見て、私は「やっぱこの人とボドゲはしたくねぇ」と改めて思ったもの。
しかし、政治の世界では味方を作れば必然同じだけ、あるいはより多く敵を作ることとなる。
いや……大変だった……ほんと。
命を狙われる機会は数えきれず、夜襲は二月ほどで数えるのを諦めた。特別な食事を出してくれた相手へのお返しを手伝うこと一〇と余回。泊まった旅籠に火を放たれること二回。私の後釜として雇おうとしていた連中に間諜や暗殺者が紛れていること四回。天領で温々していた代官が使えないからと切り捨てた結果、逆恨みで襲撃されること七回。
その全ての矢面に立たされてみろ! 激務の報酬だってんなら、館一つは建つと見繕わないと割に合わんわ! 労基に突っ込んだら百で私が勝つぞクソッタレ!!
つらかった一年間の愚痴はさておき、エリザの聴講生昇格に伴って私は今秋でお役御免と相成った。そして今、聴講生としての出で立ちが整った妹たっての「一番は兄様に」という願いをかなえ、衣装のお披露目を目の当たりにしている。
私にとっても長い間働いたが、彼女にとってはそれ以上に長かったであろう。
親元から引き離され、過密な勉強を強いられ、慣れぬ環境に馴染むよう強制される。一〇にもならぬ子供には酷すぎることだっただろう。
だが、エリザはそれを乗り越えて一つの節目を迎えた。立派な身分を得て故郷に帰るため、魔導を探求する学徒の一人になる。
私は兄として、わずかなりともそれを支えられただけで……だけで……。
「兄様、泣かないでくださいまし、兄様が泣いてしまわれたら私……」
涙が出るのが止まらなかった。あの小さくて、本当に病弱でいつ死んでしまうか不安で仕方がなかったエリザが立派になった。この光景を両親にも、そして兄達にも見せてやりたかった。
心残りなのは、彼女を直接支えてやれなくなることだ。
自立して冒険者になることを自分で選んでおきながら、なんと勝手なことだろう。それならば、アグリッピナ氏に仕えてずっと帝都にいればよかったものをと思われよう。
結局、私は私のしたいことを優先してしまったのだ。こんなことを考える資格はない。
ないのだ。ないはずだけど……。
「私も……エリザも……」
泣き顔を隠そうとする私を心配してエリザまで鼻を啜り始めてしまった。ついには随分と前にやめていた一人称が顔を出し……。
「あにざまぁ! いっぢゃやぁぁ!」
淑女の鎧が弾け、縋り付いてくる。
私達は抱き合ったまま暫く泣き続けた。
私は荘に帰り、エリザは帝都に残る。
私はかねてよりの夢である冒険者になるため。
エリザは生存に枷をはめられる事なき身分を手に入れるため。
お互い納得していたけれど、寂しいのも悲しいのも変わらないし変えられない。
折角の服が傷んでしまうと分かっていても、私達は長い間そうやって泣き続けた…………。
【Tips】聴講生。魔導院における見習いであり厳密には魔導師ではない。地方の代官により推挙される、教授に見込まれて弟子になる、入学金を積んで認められるなどの限られた手段によってのみ、魔法使いや魔術師とは一線を画する研究の徒を目指す階に足をかけることが許される。
一度魔導院に入れば親の縁故は殆ど意味をなさず、純粋に成果によって評価される。教授の位を持つ者達は、その位に誇りを持つが故に実力が満たぬものに魔導師の称号を与えはしない。
「さて、満足した?」
「ええ、まぁ」
泣き疲れたエリザを寝台に運んでやり、工房に戻ると空気を読んで何処かへ出かけていたアグリッピナ氏がお戻りになっていた。
決裁待ちの書類が山積するようなこともない、宮中泊という肩書きが嘘のようにすっきりしている――優秀な為政者は過労死などしない程度に仕事を余所に振るのだ、と帝室が憤死しそうなことをのたまっていた――執務机に座った雇用主は煙管を一つ吐いて対面に座るよう促した。
「さてと、あの子へのお祝いは渡したから、貴方へのお祝いも渡さなければね」
「え?」
予想していなかったことに目を瞬かせれば、彼女は机の引き出しから神話の絵図が美麗に象眼された箱を取り出したではないか。それが<見えざる手>で押し出され、独りでに開かれる。
みれば、それは年季の入った煙管盆であった。しかもアグリッピナ氏が愛用していた煙管ではないか。
ようよう見てみれば、彼女が燻らせている煙管は見慣れぬ新しい物。初めて出会った時から使っている螺鈿の細工が施された煙管は箱に収まっている。
「成人したでしょう? だからこれは多少なりとも魔法を教えた師としての成人祝い。ローブが一端の魔導師の証なのが三重帝国の倣いであるように、煙管も一人前の証でもあるわ」
三重帝国の煙草は、いわゆるナス科植物のタバコを燃やして吸引するタバコではなく、香草や薬草、香木などを加工し作ったハーブ煙草の類いである。葉に魔法薬を染みこませることもあり、嗜好品であると同時に医薬品の側面もある。
葉に浸透した魔法薬を――または、葉そのものが魔法的な薬効を持つものを――肺から取り込み血中に混ぜ込む煙草は、鎮静作用をもたらす我々がよく知る煙草よりもずっと多用途な代物だ。
魔導師や魔法使い達は煙草を集中力の上昇や魔力の滋養に用いており、アグリッピナ氏のそれは煙に術式を溶け込ませた特殊な仕様だったと聞いている。
「魔導師ではなくても、魔法使いとして活用するといいわ。市井の者でも吸うことはあるから怪しまれはしないでしょ」
「ありがとうございます。でも、これは愛用の……」
「贈り物を使わなきゃ外聞が悪い身分になったのよ。だからあげるわ。使わないのももったいないし」
すごい物を貰ってしまったな。
恐る恐る手に取ってみると、長めの煙管は見た目よりずっと軽く、手に吸い付くような滑らかな手触りをしていた。
たばこ盆には幾つか葉を納めた煙草入れも付属しており、それぞれ精神安定用だの魔力滋養だのと効用をラベルで記してあった。
「煙草はおまけしてあげる。レシピは後で教えてあげるから、なくなったら自弁なさいな」
「ありがとうございます。レシピまで……」
贈った後の分までは面倒を見切れないもの、と余所を向いて煙を吐いているのを照れ隠しと見るのは思い上がりであろうか?
「あとそれね、少し魔法を使ってあって見た目以上に煙草が入るわよ」
「あー……どうりで。葉っぱの量に比べて随分と長い間吸っていられるなと前から不思議だったんです」
「三口くらいで一々灰出して葉っぱ詰め直すとかめんどくさいじゃない」
だとしても空間拡充術式なんて軽々しく使う物じゃないと思うけどね。絶対に。
促されて試しに葉を摘め、魔術で火を付けて一口吸い込めば……むせるように甘い煙に咳が止まらなくなった。
まだこの若い体に煙草の煙は重かったらしい。タールもニコチンもないけれど、若く敏感な感覚器には些か早かったと見える。
思い出すなぁ、前世の付き合いで初めて呷った紫煙の味を。
「ふふ、少し早かったみたいね。ま、無理に吸うことはないわ。魔力を使いすぎた時にでも使いなさいな」
「ありがとうございます」
望外の成人祝いに喜んでいると、今度は羊皮紙が二巻き飛んできた。何事かと思って開いてみれば、それはカストルとポリデュウケスの権利書ではないか。
「これは雇用主としての成人祝い……という名目の下げ渡しね」
理由を聞いてみれば、あの二頭は買い入れて随分と経っており、もう一〇歳以上になるという。
三重帝国での馬の平均寿命は一五から二〇年ほどだそうで、一〇歳といえば乗用馬や馬車馬としては年齢的にそろそろ引退させてやる歳になる。
勿論これは貴族での基準である。力が衰え始めた老馬に馬を牽かせたり乗ったりするのは、買い換える金も無いのかと侮られることに繋がるのだから。
田舎であれば立てなくなる最後の最後まで馬は働き続ける。普通であれば、あの兄弟も安く領内の誰かに下げ渡されることになるのだが、アグリッピナ氏は私によく懐いているようだし成人祝いにくれてやるという。
これはちょっとやり過ぎではなかろうかと思った。何せ老いたりとはいえ、彼等は元々きちんとした軍馬種血統の良質馬だ。優れた脚に衰えた気配など欠片もなく、今でも遠駆けに連れ出せば私でも疲れるほどの走りを魅せられる彼らは十分現役で働けるのに。
大学入学祝いに外車を二台も貰うようなもんだぞ。どんな石油王の家だ。
確かに私もあの二頭のことは好きだし愛着もあるけれど、馬は維持費が……。
「それくらい稼ぐバイタリティがなければ冒険者なんかで出世できやしないわよ。課題の一環だと思いなさいな。それとも無理?」
辞退しようと思っても、そう言われれば「できらぁ!」と言うしかなくなってしまった。ここで尻込みするようなら、やめとけば? と言われると反論できなくなる。
えーと、馬房を借りたり水をやったり、何より沢山必要になる馬匹を考えると……ひ、一月一〇リブラはいかんはずやし、い、いけるいける。
年間予算が金貨を超える事実に声を盛大に震わせながらも、私はなじんだ馬たちを有り難く受け取った。これで名実ともに私の馬になってしまったから、妖精達の攻勢がどうなるか恐ろしいな。
「でー、これがー……」
「えっ、ちょっ、まだあるんですか?」
更に何か取り出そうとする元雇用主に驚いて声をかければ、彼女はニヤッと笑って円形の袋を取り出した。
帝都で見たことがある職工同業者組合の焼き印を捺された革袋に収まっていたのは、一枚の円盾であった。
木製の本体を薄い金属板で補強したそれは緩やかな凸形に成形されており、中央には剣劇をいなすための金属製の半球が据えられていた。くすんだ灰色の錆止め塗装だけが施されたシンプルな見た目の円盾は、乱戦に備えた軽装の歩卒が携行する品である。
戦列を組むには頼りないが一人で飛来物から身を守り、閉所や乱戦時でも邪魔になりにくい平民のための武器。
されど、かなり手の込んだ品でもあった。中央にグリップが備えられたシンプルな構造ながら、それも革一本の安上がりな物ではなく鋳金の保持力が高いグリップが使われていた。その上、前腕にガッチリ固定できるよう革帯ともう一つのグリップが奥側にもうけられているではないか。
直ぐに手放せるよう軽妙に扱う中央の持ち手。小手に据え付けてがっしり受け止める奥側の持ち手。状況に応じて自由に使い分けられるよう、そしてどちらの用途で使ってもそれぞれのグリップが邪魔にならぬよう考えられた設計になっている。
ううむ、このシンプルに性能を突き詰めたデザイン。見目こそ質素なれど、かなり金がかかっておるな……。
持ってみろと促されたので手に取ってみれば、それは見た目の重厚さに反して随分と軽かった。鍛えた人間基準での軽さではあるが、これなら担いで行軍しても然程重荷にはなるまい。
また<戦場刀法>は戦場で振るわれる武器の運用を前提としたスキルであるので、片手剣と併用しても邪魔になることはない。盾の習熟に関するアドオンは持っていないが、絡めて使うことは十分に可能だ。
「この盾は餞別……であると同時に課題ってところね」
「課題、ですか?」
しげしげと盾を観察し、試しに構えてみているとアグリッピナ氏は唐突にそんなことを仰った。
「エーリヒ、冒険者をやるならできるだけ魔法使いであることを隠しなさい」
「それは身分を隠せと言うことですか?」
「違うわ。ずっと戦い方を観察してきたけど、貴方ちょっと魔法を軽々しく使いすぎるのよ」
叱られるほど乱用した覚えはないのだが、彼女は教師らしく人差し指を立てて私に懇々と自説を説いた。
曰く、私の戦闘スタイルは三重帝国にあまりない形であり、それだけで十分意表を突けるのだから隠しておけとのことだ。
使うなとは言わない。一目で使っていると分からない程度に工夫し、その上で活用しろというのだ。
まぁ、理屈は分かるか。私だってガチガチの脳筋タイプだと思って相対した敵が、いきなり魔法をブッパしてきたらビビるもの。驚きで反応が鈍ることもあれば、心に隙が出来て抵抗に失敗することもあろう。
魔導師の戦闘は効率を考えながら、初見殺しと分からん殺しを両立させるのが肝である。ライゼニッツ卿に教えられた、払暁派戦闘魔導師の心得が自然と思い返される。
「一応の師としてのアドバイスであり餞別よ。貴方はもっとエグいやり口があるんだから、折角なんだし極めてみなさい」
「言い方ぁ……」
「あら、気づいてなくって? 随分と悪辣なことしてるのに」
悪い笑みを作って私を揶揄してくるが、別にこれといって酷いことをした覚えはない。
精々、思考領域と“手”のキャパに余裕があったので相手の靴紐同士を結びつけてやったり、服を引っ張って同士討ちさせたり、面倒な時はベルトを引っこ抜いて下半身の風通しを良くしてやった程度ではないか。
それ以外では精々扱いやすい短剣で七方向同時攻撃の理不尽を叩き付けるコンボを作ってみたくらいで、悪辣と言われるほどではない。
悪辣というのは出会った瞬間リアクションも取れず確殺されるくらいの理不尽さになってようやく見合う評価だ。今の私なんてまだまだだよ。
「タネの割れた手品に価値はない……かび臭い黎明派の箴言の中で唯一価値があるものよ。刻みなさいな」
外連味たっぷりの笑みと甘い香りの煙草、もう聞き慣れてしまった声と香は、しかし私を送り出すための別れの言葉として形を結んだ…………。
【Tips】煙草。我々がよく知るニコチンを摂取するための煙草ではなく、香草などを加工して作られるものであり、中央大陸西方では自立した大人の趣味、あるいは魔法使いの道具として知られている。
貴種には愛好する者も多く、中には最高の味を楽しむため湿度を管理した煙草専用の部屋を置くほどでもあり、三重帝国においてはある程度高貴な趣味としても普及しているが、健康目的で吸う民草も少なくない。
ということでまたもやサプライズ更新です。
冒険者として出立する前の別れのやりとり。
思ったよりも助走期間が伸びる伸びる……。
色々と質問をいただきますが、紙の本と電子書籍、どちらが続刊への評価へ繋がるのかということですが、紙はPOSデータから計上されるため売り上げの正確な情報が早く上がるため初速を掴みやすく、売り上げの指標として分かりやすいため重視されるとのことです。電子書籍も評価になりますが、売り上げの初速が増版や続刊の判断に繋がるらしいので、やはり紙の方が強いようですね。
とはいえ買っていただけるだけで大変ありがたいので、紙を買ってくれとは申しません。
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