表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/106

9 グリフォン騒ぎ!?

「あった!B13とB14!」


「やった!第一試験合格だよ、姉さん!」


まあ合格するとは思ってたけど、

改めてなると、嬉しい。

だけど、これで合格ってわけじゃないんだよね。

試験は全部で三つだから、あと二つ。

行けるとは思うけど油断は禁物だよね?


「ねえ、あの人グリフォン連れてるわ?」


「ほんとだ。無謀な人ね、

暴れた時のこと考えてないのかしら?」


グリフォン連れてる人って私のことかな?

グリフォンなら最初の森で普通に出てくる

魔物だと思うんだけど?

てか普通にグリフォンの卵、売ってるじゃん!


「見て、あっちにもグリフォン連れてる人いるよ!しかも大きい。」


グリフォン連れてる人ってなんか覚えがあるな?


「なんだ?オレ以外にもグリフォン連れてるやつがいるのか?

だが、その大きさなら生まれてから数日ってとこかな?」


あー、あいつか。そう言えばあいつ、

雷溂(らいら)もグリフォン連れてたっけ?

雷溂はいわば主人公に絡んでくるちょい役だね。

だがストーリーには関わって来る。

出来れば関わりたくない相手だ。性格もそんな好きじゃないし・・


「知ってるか?買った卵から出てくるグリフォンはFランクもないんだぜ?」


いや、うちのグラはAランクだけど?

てか、fランクしかなかったら、

何も騒ぎにはならないんじゃない?

fランクってチュートリアルレベルだよ?


うーんでも、なんで、

買った卵がなんで弱いんだろ?

まあ、いいや、異世界の不思議って事で。

てか買った卵、前提なんだ。

まあいいけどさ。

そういえば、雷溂のグリフォンって強いのかな?

ゲームではよく喧嘩を吹っ掛けてきたけど、

グリフォンとは戦ったことないんだよね。

どれ鑑定!


名前 グリフ

年齢 12歳

性別 女

レベル 3

魔物ランク Dランク

得意な魔法 炎

覚えている魔法 炎タイプ★3 炎タイプ★1

風タイプ★2

特殊魔法 なし


なんていうか、これいうと、失礼だけど、弱いね。

威張ってた割には大した事ない。

まあ、グリフォンならこのぐらいか、

うちのグラがAランクあったから勘違いしてたけど、

序盤に出てくる雑魚モンスターだからね。

だから、人が飼えてるんだけど。


「なんだ?知らなかったのか?

ちなみに俺のはちゃんと、父さんが森から卵を

取ってきてくれたんだぜ!」


いや、お前なにもやってないじゃん!?

口には出さないけど。こういうのは無視!


「そうですか。すごいですね、では。」(棒読み)


完璧!ふふ演技は得意なのだよ。


「まて。そうだ、俺のグリフォンとお前の

グリフォン勝負させようぜ!」


えっ?嫌だけど?さっき言ったよね?

関わりたく無いって!

まあ、声には出してないけど!


「悪いけど・・」


「グゥー!」


めっちゃウチのグラさんがやる気なんだけど?

やばい、なんか断りずらい。


「お前のグリフォンもやる気みたいだな。」


「うっ、わかったよ。その勝負受けて立ちます!」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ