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私は小市民 花子  作者: ヨッシー@
10/10

その10

私は小市民 花子10


私は小市民、花子。

最終回です。

ただ、社会の片隅で、静かに生きていたいだけです。


朝から雨が降っていました。

激しい雨が降っていました。

もの凄い雨が降っていました。

でも、

大きい虹が出ました。


家の前にお財布が落ちていました。

交番に届けました。

落とし主が見つかりました。

落とし主が訪ねて来ました。

お礼に、

どら焼きをもらいました。


どら焼きを公園の人たちに配りました。

みんな喜んでいました。

美味しい、と言ってくれました。

仲良しになりました。

そして、

ベンチに座らせてくれました。


夕食を食べました。

後片付けをしました。

お風呂に入りました。

後は、

寝るだけです。


友達が訪ねて来ました。

たくさん話をしました。

たくさん笑いました。

あんなこと、こんなこと、

とても楽しかったです。

でも、

そのまま、

目を覚ましませんでした…


私は、

人生をささやかに生きて来ました。

つらいこと、悲しいこともありました。

じっと、夜空も見つめました。

そして思いました。


そっとしておいてくれて、

ありがとう…


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