表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私は小市民 花子  作者: ヨッシー@
PR
9/10

その9

私は小市民 花子9


私は小市民、花子。

耳は、いつも遠いです。

ただ、社会の片隅で、静かに生きていたいだけです。


インターネットが無料と言っていました。

取り付けも無料と言っていました。

明日から使えると言っていました。

でも、

パソコンを持っていません…


電話がかかってきました。

「還付金が戻ります」と言ってました。

「ATMに行って電話してくれ」と言っていました。

でも、

携帯電話を持っていません…


電話がかかってきました。

有料サイトと言っていました。

未納金と言っていました。

でも、

インターネットも携帯電話も持っていません…


電話がかかってきました。

「俺だよ俺、」と言っていました。

「会社のお金を無くした」と言っていました。

でも、

私には、子供はいません…


「PayPayでできますよ」と言っていました。

「PayPayだとポイントがつきますよ」と言っていました。

でも、

ペイペイって、なに?

落語家?

パンダの名前?


私は今日も、

ささやかに生きています。

つらいこと、悲しいことがあると、

じっと、夜空を見つめます。

そして願います。


ただ、

そっとしておいて下さいと…


今日もまだ生きています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ