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Hello 99.9% Worlds!  作者: おでん
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第一話:使命

俺、小音 究人は思ったのだった。


本当の自由が、自由が欲しい。


2033年、第三次世界大戦後、世界は急速なベーシックインカム化が進み、人々は夢や生きる目的を見失った、自ら命を絶つ人々で溢れ、これを阻止するべく政府はAIによって人々の生きる意味を定義づけた。


義務教育期間において収集されたデータに基づいた使命を与える「使命政策」を発布した。


人々はラベリングされ、その後の人生を使命という形で定義づけられて生きることになった。


使命コードによって人々に職の自由は失われ、与えられた使命を全うする人生を歩むことができるようになった。


自由を求め全てを望んで発展してきた世界はその代償を受けるようにしてこのシステムが人々を支配するようになった。




「はあ、毎日張り合いがねーっつか、何が夏休みだ、この空間でなにしろってか、どうなってんだよったく」


今日は7月22日、もうすぐ夏休みがやってくる。


そう、義務教育最後の夏休み、俺は中学3年生だ。


全体的に青色をベースとした無機物的な空間でコントロールされ尽くした空調によって全く暑さを感じることはない。


そろそろ夏休みであるというのに盛大にしけていた。


小学生の頃は皆学ぶ内容に変わりはない。友人たちと毎日スポーツして競い合ったり、同じ分野を学び、教え合い、成長した日々が懐かしい。友人たちとはもう3年ぐらい会っていない。中学に入ってからはずっと孤独だ。


教師は無味乾燥な学習用端末デスクに変わった、


小学校卒業の段階で私たちの使命はほぼ決まっており、それぞれ使命の妨げになるので、3年間は他の使命コードに関連する物、人には接触できないようになっているようだ。


複数の仮想訓練装置が積み上げられた空間で日々一人で過ごしているというわけだ。




俺の使命はコード99


毎日、仮想訓練装置では木刀のようなものを振り回したり、小銃やRPGを仮想空間上で触って、その動きをプログラムするといった課題をこなす日々だ。


コード99と聞いただけだと、何も想像できないだろうが、おおよそ俺の使命とやらは想像がついていた。


おそらくゲーム開発者か何かなんだろう。


そんな気がしていた。




どうして俺はこんな使命を背負うことになったのか、ゲームなんてこれっぽちも興味がない。それにシナリオを作ったり、作曲したり、といった才能はこれっぽっちもない。


俺は友人たちと語り合い、時に笑って泣いて過ごすそんなかつての学生時代を恋しく思った。




「ビービービー、本日のUNITx操作演習は終了です。オツカレサマデシタ」


無味乾燥な学習用端末デスクは相変わらず気持ちのこもってない音声で俺に語りかける。


もちろん、会話はできる、仮想訓練装置上で、同じ使命コードの人々と話はできることになっている、そう中学の入学式では聞いていたのだが。


この使命コード99にはコミュニケーションなど必要ないと言うことなんだろうか、最後にまともに会話らしいことをしたのは、感情レンダリングエンジンを搭載したAIにカウンセリングしてもらった時だ。


「はっ!、はあ、うんこいきてーな」


はっとなって声に出すのはこんなしょーもない独り言だ。


結局面倒なので、用を済ますのは後回しにしてっっと。


「ビービービー、本日、次の訓練で最後です、仮想訓練装置99に10分後に所定の場所に移動してください、オツカレサマデシタ」


もうそんな時間か。


「はあ、バグかよ、まだ始まってないんだがw」


相変わらず気持ちのこもってない音声にイラついた。


「パン」


俺は頬を叩いて気合を入れて、トイレに向かった。

こんにちは、暑くなってきましたね。


今後少しづつ投稿して行ければ良いなと思います。

ここまでお読みいただき本当にありがとうございます。


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モチベーション爆上がりです。

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