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tempted

午後はつれづれ

まっさらなコーヒーがすき

いくらか寒いテラスで

なつかしいひとの声


You tempted me.

とてもむかしのことだけれど


そこらじゅうを夢が歩いている

世界はいつも青い

なんて錯覚をおぼえる

気兼ねなく笑いあえるひとも

いまでは少なくなって


呼びかけられてはっとする

よくわからないうちに

恋の味をわすれる


たいせつなことは

いつもすぐにわすれること

そうしないと

くるしいばかりだから


ふるい恋はあわじろく消えて

それがなによりうつくしい

コーヒーの明るい黒に

子の笑みを浮かべていた

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