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インセクトマスター  作者: 天野げる
1章 死にたくないからダンジョンを創る

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24/26

解体ショー

「コウ!やっぱり無事だったんだね!よかった~」


「ん?ああ、今からステータスいじるからちょっと黙ってて」


「うん!わかったよ!」






-----------------------------------------------------------------

 名前:コウ


 職業:初心者ダンジョンマスター


 称号:インセクトマスター 限界を超える者 地主


 DP:1024


 装備:ミスリルソード


 LV15Up!


 HP276/276

 MP254/254


 STR 231

 AGI 262

 DEF 248

 MDEF 130

 DEX 140

 INT 192


のこりポイント:2



 スキル


痛覚遮断(Lv6)初速増加(Lv3)Up!生物的嫌悪(Lv1)野生の勘(Lv4)Up限界突破(Lv1)剣術(Lv4)Up!初級魔術火(Lv4)Up!暗殺(Lv3)Up!投擲(Lv1)New!


 DP:1422


-----------------------------------------------------------------



 ポイントを全部AGIに振り込む。よく見ると投擲スキルが増えてるな。なかなか便利だったからこれは嬉しい。あとちゃっかり上がっている初速増加ってなんなんだ?攻撃速度が上がるのか?


「ねーねー!終わった?もう終わった?」


「あーはいはい終わったよ終わった。」


「じゃあケガ治してあげるね」


 DP:1422→1322


「光の魔術!【ヒール】!!」


 身体にあった痣が消え、傷口も少しずつ塞がっていく。てかコイツまた勝手にポイント使いやがったよ…初級魔術光ってとこか?


「これは必要だからいいでしょ?」


「…まあいいけどそういうのは俺に一言言ってからにしてくれ」


「わかった!今度からそうする」


「そうだ。砥石って何ポイント位で手に入るのか分かるか?」


「5DPだよ?」


「購入」


 DP:1322→1317



「説明書とか付いてねーのかよ…」


 確か水が必要だったはずだな…


 井戸から水を汲み上げる。最近はたまにしか視線を感じなくなってきた。この中本当どうなってんだろ?


 砥石に水を掛けてシャカシャカする。


「両刃のときは刃を寝かせたらいけないんだっけ?」


 昔テレビか何かでみたよくわからない知識を元に、ひたすらシャカシャカし続ける。


 

 


「んー。こんな感じでいいのかね?」


 最初よりは良くなってる気がする。


「なあエメ。ベル爺はなにしてんだ?」


「知らなーい。ずっと部屋の中にいるよ?」


 ワープして入ってもいいんだが、特に用事もないし、ほっといていいだろう。



「少し休もうかな」


 そのまま地面にゴロリと転がる。石畳がヒンヤリと戦いで火照った身体を冷やしてくれる。


 あーそういえば新しく使えるようになった火の魔術たしかめないとーーー







「起きて!もう朝だよ!」


 どうやら俺は眠っていたらしい。石畳のや上で寝たからだろう、体全体が痛い。動かす度に骨がパキパキと音を鳴らす。


「あーそうだ。今日は新しく増えた土地を見て回るぞー」


 まだよく働かない脳でぼやけたままそう告げる。


「えっ!ちょっ!?ちょっと待って!新しく土地が増えたってどういうこと?」


「あーお前覚えてねーのか?昨日倒した熊ってどんな熊だった?」


「名前はファイティングベアで、その個体の中でも強大。そして土地を支配ーーーあっ!」


「そういうことだ。だから今日は増えた土地を見に行く」


「そうと決まれば早速行こ」


「ちょっと待った。それよりコッチが先だ」


 アイテムボックスから大きな熊の亡骸を出現させる。


「え、え゛ぇ~」


「ま、まさか昨日砥石で剣を研いでいたのはこのため…」

 エメは朝から特等席でクマの解体ショーを見せられる事になった。部屋の中に血の匂いがつくのは嫌だからと、その解体ショーは外で行われ、雲一つ無い青空の下で、エメのSAN値は朝からゴリゴリ削られるのだった。


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