解体ショー
「コウ!やっぱり無事だったんだね!よかった~」
「ん?ああ、今からステータスいじるからちょっと黙ってて」
「うん!わかったよ!」
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名前:コウ
職業:初心者ダンジョンマスター
称号:インセクトマスター 限界を超える者 地主
DP:1024
装備:ミスリルソード
LV15Up!
HP276/276
MP254/254
STR 231
AGI 262
DEF 248
MDEF 130
DEX 140
INT 192
のこりポイント:2
スキル
痛覚遮断(Lv6)初速増加(Lv3)Up!生物的嫌悪(Lv1)野生の勘(Lv4)Up限界突破(Lv1)剣術(Lv4)Up!初級魔術火(Lv4)Up!暗殺(Lv3)Up!投擲(Lv1)New!
DP:1422
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ポイントを全部AGIに振り込む。よく見ると投擲スキルが増えてるな。なかなか便利だったからこれは嬉しい。あとちゃっかり上がっている初速増加ってなんなんだ?攻撃速度が上がるのか?
「ねーねー!終わった?もう終わった?」
「あーはいはい終わったよ終わった。」
「じゃあケガ治してあげるね」
DP:1422→1322
「光の魔術!【ヒール】!!」
身体にあった痣が消え、傷口も少しずつ塞がっていく。てかコイツまた勝手にポイント使いやがったよ…初級魔術光ってとこか?
「これは必要だからいいでしょ?」
「…まあいいけどそういうのは俺に一言言ってからにしてくれ」
「わかった!今度からそうする」
「そうだ。砥石って何ポイント位で手に入るのか分かるか?」
「5DPだよ?」
「購入」
DP:1322→1317
「説明書とか付いてねーのかよ…」
確か水が必要だったはずだな…
井戸から水を汲み上げる。最近はたまにしか視線を感じなくなってきた。この中本当どうなってんだろ?
砥石に水を掛けてシャカシャカする。
「両刃のときは刃を寝かせたらいけないんだっけ?」
昔テレビか何かでみたよくわからない知識を元に、ひたすらシャカシャカし続ける。
「んー。こんな感じでいいのかね?」
最初よりは良くなってる気がする。
「なあエメ。ベル爺はなにしてんだ?」
「知らなーい。ずっと部屋の中にいるよ?」
ワープして入ってもいいんだが、特に用事もないし、ほっといていいだろう。
「少し休もうかな」
そのまま地面にゴロリと転がる。石畳がヒンヤリと戦いで火照った身体を冷やしてくれる。
あーそういえば新しく使えるようになった火の魔術たしかめないとーーー
「起きて!もう朝だよ!」
どうやら俺は眠っていたらしい。石畳のや上で寝たからだろう、体全体が痛い。動かす度に骨がパキパキと音を鳴らす。
「あーそうだ。今日は新しく増えた土地を見て回るぞー」
まだよく働かない脳でぼやけたままそう告げる。
「えっ!ちょっ!?ちょっと待って!新しく土地が増えたってどういうこと?」
「あーお前覚えてねーのか?昨日倒した熊ってどんな熊だった?」
「名前はファイティングベアで、その個体の中でも強大。そして土地を支配ーーーあっ!」
「そういうことだ。だから今日は増えた土地を見に行く」
「そうと決まれば早速行こ」
「ちょっと待った。それよりコッチが先だ」
アイテムボックスから大きな熊の亡骸を出現させる。
「え、え゛ぇ~」
「ま、まさか昨日砥石で剣を研いでいたのはこのため…」
エメは朝から特等席でクマの解体ショーを見せられる事になった。部屋の中に血の匂いがつくのは嫌だからと、その解体ショーは外で行われ、雲一つ無い青空の下で、エメのSAN値は朝からゴリゴリ削られるのだった。




