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正直言って病院の大きさより明らかに看護師の数は少ないように感じる。
というのも3日いただけであったが看護師は7人くらいしか確認できなかった。掲示板を見た感じでも病棟は自分がいた場所以外にはない。あまり使われることのない男性専用病院の病棟ということもあってかやはり職員は少ないのであろう。
看護師のお姉さんも月に3人くればいい方だと話していた。しかも入院なんてほぼないらしい。病棟の看護師は少ないが他の仕事も行っているのかもしれない。
それでも精密機器を使う関係上管理する人がいなければならないと考えるとこの病院にはどれだけのコストがかかっているのだろうか。
男性の医療費無料と合わせてどこまで男性に手厚い支援を行っているのか、その見返りは何なのか気になるところではある。
病院ではいろいろあったが病気になったら来なければいけない場所なのでしっかり覚えていく。
やたらでかい玄関ホールから歩いて駐車場にたどり着くことができた。
できたと言ってもただ歩いてきただけなのだが駐車場には母親の車であろう車一台しか存在しない。
大きな病院のでっかい駐車場に対して一台というのはあまりにも不自然で少し恐怖感を覚える。
「シオン…まあ見ればわかると思うけどあれがママの車よ。…思い出せないかしら...言わなくても顔を見ればわからないということが分かるわ。ごめんなさい...あんまり言いたくないのだけど先生から記憶が戻るようなきっかけを作ってくださいってことだったから…」
「大丈夫だよ。お母さん何も責めてないから。でもやっぱり見覚えがないや。こっちこそごめんね。」
「しおんが悪いわけじゃない。お母さんの方こそごめんなさい。」
「大丈夫だよ本当に責めてないから。今日はお仕事忙しい中わざわざ迎えに来てくれてありがとうね。」
どうやら母親はごめんなさいモードに入ったようでこれ以上何かを言っても自分を責めそうな気がしたので感謝を伝えることにした。
そうすると母親は瞳に涙を浮かべた。
少し過剰な反応かと思われるが病棟の看護師の様子を見るこれでも控え目な方なのではないかとうすうす感じている。というのも面会に来てくれる度に感謝を伝えると泣き出す様子を見ていたからだ。
これでもだいぶマシになった方だと思う。
そうして車に着くと俺は助手席に座った。その様子を見て母親はとてもびっくりした様子であった。
「母さんどうかした。」
「い、いいえっしおんが助手席に座るのは珍しいなあと思って。」
「そうなの?」
「今までだったらママの隣に座るのは嫌で。顔も見たくないからって。絶対に見えない運転席の後ろに座っていたのに...」
「今まではごめんね。前はそうだったかもしれないけど今の俺はここに座るよ。だから母さんもそれに慣れてくれると嬉しいな。」
過去の自分はこんな美人な母親の隣は嫌だったらしい。まあこんなに美人だったら意識して恥ずかしくなるってのもあるかもしれない。
「わかったわ。私もシオンが隣に座ってくれる事が嬉しいよ。病院から退院したばかりの息子に向かって不謹慎?」
「そんなことないよ。母さん俺はこれから変わっていくから母さんも今の俺に合わせてくれると嬉しいなあ。もちろん記憶がなくて不都合なことがあるかもしれないけどその時はどんどん母さんを頼らせてもらうよ。そろそろ姉?と妹?が待ってるだろうから帰ろ。」
「わかった頑張る。」
そう言いながら助手席の俺の手を握ってきた。母親は笑顔だった。
そうしてエンジンをかけて車を走らせ病院を去っていく。病院から自宅までどのくらいの距離があるのかもわからないが病院は意外にも都市の中心にあるわけではなく寂れたというか人通りの少ない場所にあるようであった。また車の中から見える景色には一切見覚えはなく初めて見る場所であるようであった。というのも別に前世ですべての場所を行ったことがあるわけではないので自分が知っている場所が少ないのである。
ちらほらと歩行者が見られるも男性は一人もいないようであった。どこもかしこも女性のみでみんな美人かかわいい人しかいないようであった。
そうして病院を出発してから一時間ほどいったところで車が止まった。
文字数少ないので後で加筆するかもしれません。
1000PVあざます。




