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あの夏あの島で  作者: KATARA
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「はい、いただきます」と言ったものの美歩は手をつけない。


「どした? 食欲ない?」


「いえ」


目を伏せている美歩の顔を覗き、勇翔は「お腹こわした?」と聞く。「トイレ長かったのウンコ?」


「違います!」と美歩が驚いて言うと、


「なに、アイドルだからウンコしない?」と笑う。


美歩は真顔のまま「失敗ばかりで、すみません」と頭を下げた。「足ひっぱって」


「そお? だいぶ楽できたと思うけどばあちゃん」と勇翔。「見舞いも行けたし」


「私なんか役に立てるか」


「生まれて初めてなんでしょバイト」


「ですけど」


「初日にしては忙しすぎだったね。悪いことした」


「いいえ」


「もっと楽な日からスタートすればよかった」


「そんなことありません」


「ま、客入りはなかなか読めないし。そのうち慣れるよ。だいじょうぶ」


勇翔は自信ありげにうなずく。美歩は自信なく首をひねる。


「これからもっと忙しくなるし、失敗は今のうちどんどんしとくといいよ。食べて」と勇翔は料理を見る。


「はい」と美歩はうなずき「いただきます」と箸を取った。

11月9日に電子書籍を発売しました。こちら[ https://novelsofkatara.web.fc2.com/amazon/enoshima.html ]から購入サイトにお進みいただけます。

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