異世界草原ツアー後編
「はい、お疲れ様ですー。もうすぐ村につきますので昼食になりまーす」
昼食と聞いて俺は朝から何も食べていないことにようやく気づいた。どうも目新しい物が多すぎて空腹さえも忘れていたらしい。あたりの乗客もそうだったらしく「あら、もう十三時なのね」とか「あっという間だな」、という声が響いている。
バスが入った村は、アフリカの原住民が住むような木と木の葉でできた粗末な家が広がる小さな村だった。ただ、予想外だったのはここに住む住民たちである。彼らは巨大な豚鼻につきでた牙を持ち二足であるいわゆるオークと呼ばれる人々だった。
「はーい、こちらではオーク族の伝統料理を堪能していただきます」
マリーは俺たちをてきぱきとバスから下ろすと村の中央に誘導した。そこでは成人、子供、男女を問わない多くのオークたちが料理を作っていた。材料には分からないものありそこが少し怖い。
「今日はよくお出でくださいました。何もない村ではございますが、田舎料理を楽しんでいただければと思います」
オークのなかでも一段と大きな牙を持つ男が俺たちに語りかける。それはあまりにも流暢な日本語であったため皆が度肝を抜かれた。オークはそんな事にはなれているのか顔色一つ変えずに笑った。
「一品目はこの地域の主食。ヤムヤムと人食い大ガマガエルの唐揚げでーす」
カエルと言えばカエルと分かる脚がフライドチキンのように盛り付けられ、その後ろに何か植物をペーストにした物体が盛り付けてある。しかし、ヤムヤムとは何か? 一体何か分からない。俺がヤムヤムという謎の物体を避けている間にもほかの乗客たちは美味そうにカエルの唐揚げやペースト状の何かを食べている。
「あら、カエルって思ってるより大味じゃないのね。淡白だけどしっかり甘みがあるわ」
「このペーストも何とも言えない弾力があっていももちのようなクセになるな」
「ホント、美味しいわ」
おじさんやおばさんはオーク食が気に入ったのかパクパクとほおばっている。
「マリーさん、ヤムヤムってなんですか?」
「はい、ヤムヤムはポリフェノールはワインの二十二倍。食物繊維はキャベツの五倍。セサミンはごま二キロ分の栄養がある。いま話題の完全栄養食でーす」
「いや、成分じゃなくてヤムヤムがなにか教えて欲しいんですけど?」
マリーは少し首をかしげると俺に微笑んだ。
「ヤムヤムはヤムヤムであり、ヤムヤム以外の何物でもありません。この草原ではヤムヤムによって始まりヤムヤムに終わるということわざがあるくらいです」
もうなんのことかわからない。まぁ、郷にいってなんとやらだ、と腹をくくってヤムヤムを口に入れる。確かにうまい。素朴な甘さというのはこういうものを言うに違いない。
「では二品目です。オークの村では広大な草原を生かした養豚が盛んです。なかでもふたコブ泥豚はこの地域のブランド豚として有名です。特徴はきめ細やかな肉質と旨味成分たっぷりの油身です。ラードとしても上質でこれで揚げるとんかつは絶品でーす」
「今回は皆様に自慢の豚本来の旨さを堪能してもらうために岩塩だけで丸焼きにしてみました」
オークは頭から足まで一本の棒に突き刺した豚の丸焼きを俺たちの前に持ってくると腰に差した巨大なナタで切り分けてくれた。
マリーの説明を聞きながら俺はなんの冗談かと思った。オークの村の特産が豚ってどういうことだ。豚が豚を育ててる。わざとならひどい自虐だ。もう悪質とさえいっていい。だが、肉から漂う芳醇な匂いは人間の根源的な欲求である食欲を刺激するには十分なものであった。
オークから手渡された豚肉の塊に歯を立てる。肉汁が弾けるように口の中を広がる。
止まらない。
口が自分とは別の生き物ように咀嚼をやめない。
黒豚や茶美豚にアグー豚。さまざなま豚肉を食べてきたがこれほどの旨さを感じたことはない。丸焼きでこれなのだ。とんかつやしゃぶしゃぶ、角煮にしてしまったときにはどんなことになるのか。恐ろしい豚だ。
「どうです。マリーさんもいかがですか?」
オークがマリーにも肉をすすめる。彼女は最初、「いえ、私は仕事中ですからー。肉の誘惑に負けるなんて……」、と断っていたが目はそわそわと動き回り。香ばしい匂いを振り払うように首を左右に振っていた。
しかし、乗客や周りのオークが肉にかぶりついてる姿を見てだんだんと「くっ殺せ。仕事中なのにー」とか「肉塊になんか負けない」とかつぶやきだし、最後には特大の豚肉にかぶりついていた。
「美味しー。だめだわ。我慢できないー」
彼女の口周りには肉から染み出した油がうっすらとついてテラテラとした光沢を放っている。それを舌で舐める姿がどうにも艶かしかった。
「堪能していただけたでしょうか?」
オークは満面の笑みで俺たちを見る。最初はどんな料理が出るかと心配していたが、満足だった。
「いやー、美味しかった。たまには青空の下で食べるというのもいいね」
「あの豚、美味しかったわね。お土産で売ってたりするかしら」
「いいわね。私も欲しいわ」
参加者は口々に料理を絶賛し、満足をオークに伝えた。それを嬉しそうにオークは聞くと「では、最後にデザートにしましょう」、といって俺たちを村の端っこにある巨大な木の近くまで案内した。木の周囲は直径五メートルほどのロープで囲まれなかに入れないようにしてあった。
見上げると木には果実と思われる拳ほどの黄色い実がなっていた。あれがデザートなのだろうか?
「これは、この地域に生えるラールマと呼ばれる木です。この木は獰猛でこのように生き物が近づくと襲ってきます」
オークは冗談でも言うような軽さでそういうとロープのなかに巨大なネズミを放り込んだ。次の瞬間、木の幹が大きく口を開けたかと思うとネズミを丸呑みにしていた。
「ラールマは別名タビビトクイと呼ばれる食肉植物で幹のいたるところに口があり、野宿をする旅人や動物を食べることで有名でーす」
ロープの前で片手をまっすぐ伸ばしてマリーが注釈を加える。おばさんたちは驚いたのかロープよりもかなり離れた位置で木を眺めている。
「でも、安心してください。獰猛なタビビトクイも樹木ですが、根っこは普通の樹木と同じで歩いたり駆けることはできません。動けるのは幹がしなる範囲。そう、このロープと同じくらいでーす。では、皆さん適当な石を拾ってください」
マリーに促されて参加者は足元から思い思いに小石を拾い上げる。彼女も小石を拾うと右手で包み込むように握り締めた。そして、「では、よく見ていてくださいねー」、と言うと高校球児もびっくりのピッチングフォームで石をタビビトクイに向けて投げた。
彼女の細く長い腕から放たれた石は、鋭くタビビトクイの枝に実った果実に当たった。果実は鈍い音を立てて落下し、それをロープの外から柄の長い網を持っていたオークが絶妙のタイミングでキャッチした。
「これがタビビトクイの果実でーす」
洋梨と林檎の中間のような黄色い果実はえもいえない芳香を放っていた。
オークはそれをナタで四等分に切ると俺たちの前に差し出した。一人のおじいさんが恐る恐るといった様子で果実を掴むと口に入れる。ゆっくりと口が動く。喉仏がゴクリと動き、果実がおじいさんの口から胃へと消えてゆく。
「こりゃいい。思っている固くないし。なによりもみずみずしい。まるで濃厚なブドウを食べてるみたいだ」
おじいさんの言葉を聞いて近くにいたおじさんやおばさんも手を伸ばす。彼らは口々にナタデココみたいとか味はブドウと桃の間だとか言っていた。ともかく俺に分かったことはその果物が美味しそうである。それに尽きた。
「ではー皆さんもタビビトクイの実を採ってみましょー。要領はさっきと同じで実に石を当てるだけです。あっ、でもロープのなかに入っちゃいけませんよ。パックリいかれちゃいますからねー。とくに大津和さんは生命保険に入ってないんですから気をつけてくださいねー」
マリーの言葉に周りの参加者たちが笑う。なかには俺に真面目に注意をしてくる人もいてこれにはいささか面食らった。とにかくロープの中に入らずに石を投げて果実を落とせばいいのである。難しいといえば難しいができない、というほどのものでもない。
一投。二投。三投。ようやく俺の投げた石は果実のついた枝に当たり。枝が揺れた拍子に一つの果実が落ちてきた。それを親切なオークが網や鈎のついた棒で拾い上げてくれた。
「どうぞ、どうです? 異世界は?」
オークは木の実を手渡すときに俺に尋ねた。
どうですか、といえば楽しい。だけど、この世界で暮らせるか、と聞かれれば自分には難しい気がする。仕事柄かパソコンの前でじっとしていることが多い俺には小石を投げるだけでなかなかの重労働だった。これを毎日行い豚の世話までするというのは体がもちそうにない。
「見るものすべてが目新しくって驚いてばかりです」
「そうでしょうね。私たちも最初にイカイ観光さんから『観光地にならないか?』、と言われた時には驚きました。人食いドラゴンがたまに現れる場所に人間が観光に来るなんて発想はありませんでしたから」
オークは照れ笑いをしたが、俺はどうにも聞き捨てられない言葉を聞いた気がした。ドラゴンが出る? それはマリーの冗談ではなかったのか。
「そうですか。その割にはうまくやっているように見えますよ」
「ええ、そこは人間様様というものでたまにドラゴンはでるし、観光客はお金をしっかり落としてくれるしで村はかつてより潤いましたから。そうそう、このタビビトクイの実は発酵させるとお酒にもなるんです。少し度数は高いですけどなかなかクセになる味ですよ。あとでお土産にどうぞ」
豚鼻を伸ばしてオークは去っていった。去り際に土産物の紹介をするあたり、あのオークはなかなかの商売人なのかもしれない。
「おっ、大津和君の口に合わなかったのかね?」
それは最初に実を食べたおじいさんであった。どうやらおじいさんは俺が果実を握ったままいるのが不思議だったらしい。俺が果実を食べていないのはオークと話し込んでいたせいなのだが、なんとなく言い出しにくかったので「よければ、どうぞ」、と果実をおじいさんに差し出した。
おじいさんはよほどこの果実が気に入っていたのか「悪いねぇ」、としきりに頭を下げていた。
「君は一人旅かい?」
「まぁ、そんなところです。まさか、本当に異世界に来れるとは思ってませんでしたけど。おじいさんは?」
俺が尋ねるとおじいさんは懐から一枚の写真を取り出して言った。
「本当は妻と一緒の予定だったんだけど……」
寂しげに目を伏せるおじいさんを見て俺は次の言葉を発することはできなかった。
タビビトクイの木をみればもうめぼしい果実はもうなかった。どうやら俺たちの激しい石つぶて攻撃によって実を奪い尽くされてしまったらしい。これもまた一つの弱肉強食なのだろう、と俺が感慨にふけっていると視界の端に何かが動いていた。
それは空にうかぶ小さな点であった。鳥のような羽があるようにも見えるが、鳥よりもずんぐりむっくりした体つきに見える。目を細めているとその点が少しづつこちらに近づいている気がした。
「マリーさん、あれはなんです?」
「大津和さん、マリーちゃんでいいですよー。どれですか?」流石に二十歳を超えるとなかなか若い女の子を『ちゃん』づけで呼ぶのは恥ずかしい。そんなことを思っていると点はどんどんと大きくなりその姿がはっきりしてきた。
「あれはドラゴンですねー。このあたりのはとくに人食いドラゴン、といってかなり凶暴なんです。大津和さんはラッキーですね。なかなか見られませんよー」
「いや、大丈夫なんですか? 襲ってきたりしないんですか?」
俺が早口で言うと彼女は「ああ」、と両手をぽん、と叩いた。それがまるで合図だったかのように村のいたる場所で警鐘が打ち鳴らされる。オークたちは慌てて家の中に飛び込んだりナタや弓矢を手にしている。
「えーと、皆さん。急いでバスに乗り込んでください。バスはイカイ観光が誇る全天候型万能オフェンシブ防御魔法で守られておりますので安心してください。お土産購入の時間はこのあとで作りますので大丈夫ですよー」
まったく緊張感のない誘導で俺たちは慌ててバスへ戻る。バスが見える村はずれまでたどり着いた時にはドラゴンの姿はほぼ完璧な姿で見ることができた。真っ黒な皮膚には分厚いウロコが並び、翼はバスよりも長くそれが動くたびに激しい風が巻き起こる。頭には鋭い角が四本生えている。口から伸びる複数の牙はいかなる生き物さえも食い千切ることができそうなくらいに鋭かった。
俺の背後ではバスの中で奥さんから「ドラゴンが出たら旦那を餌にして逃げるわ」、と言われていたおじさんが必死の形相で奥さんの手を引いて走っていた。奥さんも息を乱しながらなんとか旦那に追いすがっている。
「はやくはやく!」
一足先にバスにたどり着いた俺は、出入り口で彼らを迎えると強引になかへ引き入れた。
二人は随分と息を乱していたが「ありがとう」、と言った。ちょうどその直後にマリーが遅れていた二人の乗客の手を引いてバスに乗り込んだ。彼女は普段では見せない機敏さでバスの中の人数を確認した。
「二十二、二十三、二十四……。ひとり足りない?」
彼女のその言葉を聞いて外を見渡すとタビビトクイの果実をあげたおじいさんがよたよたとこちらに向かって走っている。だが、おじいさんは途中にどこかでコケたのか体中に砂や泥が張り付いている。その背後をドラゴンが悠々と迫ってきている。
ドラゴンはおじいさんをいたぶるように翼を動かすとその風圧でおじいさんの身体が大きく傾く。
「危ない」
叫んだのかそう思っただけなのかはわからなかった。だが、俺は走り出していた。別に助ける義理なんてなかったに違いない。知り合いであったわけでもない。だけど、話してしまった。走り出す理由はそれでよかった。
高校以来の全力疾走。
肺は絶叫上げている。心臓はこれでもかと暴れまわっている。それでも不思議と苦しみは感じなかった。
きっとアドレナリンが出すぎているに違いない。
「おじいさん!」
俺は地面崩れかけていたおじいさんの腕を掴む。おじいさんは俺を見て「君は」と驚いていたが話している余裕はなかった。もう真後ろまでドラゴンが迫っているのだ。おじいさんを引きずるように走った。イカイ観光とひねりのないゴチック体で書かれたバスが見える。
バスの中ではほかの乗客たちが口を大きく開いて何かを言っている。だけど、俺の耳には何一つ聞こえない。感覚の全てが前へ前へと叫んでいる。次の瞬間だった。俺の目の前はオレンジ色の光でいっぱいになった。
熱いとか痛いと感じたのは光よりも少しあとだった。
ドラゴンが吐いた炎が俺たちとバスとを遮っていた。火炎の直撃は浴びなかったものの俺とおじいさんはその熱量と熱風に吹き飛ばされていたのだ。慌てて起き上がるが、すでに背後は火の海で正面にはドラゴンが王者のように立っていた。
「くそ」
おじいさんをかばうように立つが、ドラゴンの炎の前では俺の身体など何の役にも立たないに違いない。あのままバスの中にいれば良かった。どうしてこんな英雄的なことをしたのか自分でもわからない。しかも相手は麗しい美少女でもない。ただの妻に先立たれたさみしい老人だ。
ドラゴンは吠えた。地響きのような轟音だった。
ぎょろりとした金色の瞳は間違いなく俺をとらえていた。少し長い首を後ろに引いたあとドラゴンはすごい勢いて口を開いた。ああ、食べられるなこれは。どうしようもない。俺は自分の最後を覚悟して目を閉じた。
だが、次に続くはずの激しい痛みも衝撃も訪れない。
かわりに柔らかな感触が頬にあたっている。そっと目を開けるとそこには添乗員であるマリーが立っていた。彼女の手はそっと俺の頬に当てられていた。目を開いた俺にマリーは言った。
「もぉ、大津和さんは危ないことしちゃダメって言ったじゃないですか?」
「それは……」
『生命保険にはいってないから』
彼女は微笑んだ。彼女の背後ではドラゴンが見えない壁にでも阻まれているかのように宙に牙を立てている。ドラゴンは牙が通らないとわかると大きく息を吸い込んだ。火炎が来る。そう思ったときマリーの姿は目の前からドラゴンの真下まで一瞬で動いていた。
「ゲロゲロと炎を吐いたらダメですよー」
マリーは手にしていた手旗を突き上げると、鈍い衝撃音をあげてドラゴンの下顎が強引に閉じられる。噴出される寸前の炎を行き場をなくして歯の隙間や鼻の穴から吹き出る。
「屠竜之技なんて言うと無用の長物って意味ですけど、受け継いじゃった人ってどうすればいいんでしょうねー。竜を屠るためだけに磨いちゃたんですよ。うちの先祖は、母は、私は……」
マリーはにこやかに微笑む。
ドラゴンには食料である人間がなぜ微笑んだのかはわからなかったに違いない。なぜなら彼は次の瞬間にはツアー誘導用の手旗なんていうドラゴンスレイヤーとはとても言えない武器で逆鱗を貫かれたのだから。
そして、ドラゴンからあふれた血潮の中で俺の記憶も途切れている。
極端な緊張が切れたせいか。怪我のためかはわからない。だけど、次に俺が目が覚めたときは出発地と同じ四之山駅のロータリーだった。
朦朧とする俺に参加者のおばさんたちが「あんたの分のお土産買っておいたからね」とオーク村極太ウィンナーやタビビトクイ酒なんかを手渡してくれた。
どうやらドラゴン襲撃のあともツアーはつつがなく続けられたらしい。
マリーにはお礼を言いたかったが、おばちゃんたちに囲まれたり、荷物をまとめるに精一杯になってお礼のひとつも言えなかった。ただ、ツアーのあとしばらくして『イカイ観光社 水谷マリエッタ』という名前で郵便が届いた。それは両手で抱えるほど大きなダンボールで中には「ドラゴンの牙です。旅の思い出にどうぞ。あと次回はきちんと生命保険にはいること、今回はトクベツですよ」、と可愛らしい文字で書いた手紙が入っていた。
果たして、これは本当にドラゴンの牙なのか。俺は本当に異世界に行っていたのか。疑問は尽きないが、これが俺の異世界観光の思い出である。
「本当に観光バス様様だよ。人食いドラゴンの囮りになる人間を連れてきてくれるうえにお土産まで買っていってくれる。これにドラゴンの売却益を加えると……」
オークは笑いが止まらない、というように微笑むとマリーをみた。マリーはあまり興味がないように彼を見ると「ドラゴン狩りの代金はちゃんと振り込んでくださいねー」、と言った。
思いつきで始めた短編でしたが妙に長くなったので二分割の連載としました。
ネタとしては良いかと思ったのですが、どうだったでしょうか?