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1-23 ちっこい奴め

 短いです! ゴメンナサイ!

 ブックマーク評価共にいつもありがとうございます!

 嫌な予感しかしないな。


 契約という言葉、どうも俺にはそれが不吉以外の何物にも感じられないようだ。


 しかも、今回みたい場合は特にだ。なんせ身柄を確保されている状況での契約発言。最悪だ。


「……最悪」

「心に留めてよ!」

「誰が留めるかこのちっこいの」

「ちっこい言うな!」


 空中で大の字になる。空を飛んでいるからこそ出来る芸当だな。


「で? その契約内容ってなんだ?」

「あっ、もしかして怪しんでる?」

「当たり前だちっさいの。お前みたいなよくわからない存在にいきなりボクと契約して欲しいだなんて言われても、悪徳系の何かとしか思えないんだが?」

「なにおーう! ボクみたいな精霊と契約出来るってのはすっごいことなんだよ!?」

「すっごい事ねー」


 そんな事を言われてもこの世界において精霊がどれだけの存在なのか知らないしな。


 だけど、もしかしてあれか? 精霊と契約すれば精霊魔法的な何かが使えるようになるのか?


 こいつ、身なりは小さいがこんな世界を作れるような存在なんだ。もしかすると精霊ってのは凄い奴なのかもしれないな。


(はぁー。いろいろ考えたところで選択肢がないんだよなー)


 契約しなければこいつは俺を外に、元の世界には戻してくれないだろう。

 ちっ、この悪徳業者め。


「で? どうなるんだ?」

「え? あ、うん。精霊との契約はつまり体内に精霊を宿すって事なんだけど」


 体内に宿す? こいつが俺に取り憑くみたいな感じか?


「そうすると?」

「まず魔法学的にボクと繋がるんだ。そうだね。君たちでいう汎用法具の代わりみたいな感じだね」

「てことはもしかしてあれか? お前との契約って法具との契約みたいな感じか?」

「大方そうだね。本来からば契約法具と呼ばれるそれに使う部分を使う感じだからね」

「じゃあ、今後契約法具を手に入れてもお前と契約してると契約出来ないって事だな?」

「そうだね。だけど言わせてもらうけど、ボクたち精霊との契約者が得られる力は法具と契約する事によって得られるそれより遥かに格上だからね?」


 こんなちっこいのがそれほどの力を秘めてるって事なのか?

 ……信じられん。


「感覚的にはボクたち精霊しか使えない式も使えて、さらには意思疎通まで出来る知能が搭載された高性能法具だと思えば良いよ? ほら、お得でしょ?」


 確かに今の話を聞くだけだとメリットばかりに聞こえるが、忘れてはいけない。こいつのやり方は悪徳業者のそれだ。つまり、何かデメリットを隠しているはずだ。


 うまい話には裏があるってね。


「それだけ高性能なお前と契約するのに何もデメリットがないわけじゃないだろ? これだけのメリット超えるとは思えないからな言ってみろ」

「特にないよー?」

「……は?」


 こう言えばこいつも言いやすいと思ったのだが、足りなかったか?


「本当か? ここまでお得なのに?」

「……あっ」


 たった今思い出したように声をあげるちっこい精霊こと、ピピカ。

 わざとらしい。


「ボクと契約したら普通の契約法具とは契約出来ないって事ぐらいかな?」

「……それは聞いだぞ? お前はその普通とやらの上位互換なんだろ? それはデメリットって言うのか?」

「んー、どうだろ。法具と違ってボクは完全な生命だからね。道具扱い出来る未熟なモノと違う部分はあるんじゃないかな?」


 意思疎通が出来る分いろいろ気にしないといけないって事か。


「まあお前に遠慮する事なんてないな」

「あははっ。それで良いと思うよ? ボクも無駄に遠慮されるのとか面倒だもん」


 そう言って子供みたいな笑みを浮かべるピピカ。


「ちなみにお前ら精霊専用の魔法ってどんなのがあるんだ?」

「そうだなー。うーんと、あっ、念じるだけで操作し放題の属性魔法とかかなー」

「へぇ。属性魔法ねぇ。ちなみにお前の属性は?」

「聞いて驚けー! なんとボクの属性はチートと名高いあの雷属性だよ!」

「雷ねぇ」


 確かに雷属性って優秀ってイメージあるよなー。

 ん? 雷って事はつまり電気だよな? それを自在に操作出来るって事はだ。


 あいつみたいな事も出来るようになるかもしれないな。


「良しいいだろう。その契約っての、してやろうじゃねえか」

「やったー! それじゃあこれからよろしくね? えーと……」

「そういえば、まだ名乗ってなかったな。俺は一輝だ。橘一輝」

「イツキ? 珍しい発音だね」

「そうか?」

「うん。君たちの耳じゃ大差無いように感じると思うけど、ボクたち精霊はありとあらゆる意味でチートだからね!」


 ちっこい身なりでドヤ顔を披露するピピカ。うざい。


「はいはい。そりゃ凄いな」

「絶対思ってないでしょ!?」

「ないな」

「もう! 精霊と対面出来たってのにこんな対応する人聞いた事無いよ!」

「へぇ。まあ、相手がちっこいからなー」

「ちっこい言うなー!」


   ☆ ★ ☆ ★


 

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