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ある日突然に0099

やわらかなモノが押し寄せ俺を押し流す。

華やかな芳しき薫りに包まれつつ上等な酒を煽っている様な…

う~ん…元の世界で言われるハーレム酒池肉林的な感覚って感じれすか?

なんて廃退的なイメージなのだろうか?

いや…俺だって男だからさぁ、そんな事も考えない事は無いんだが…実際にっては思わんわな。

だって相手は感情を持った個人なんだぜぇ。

それを侍らせて問題にならない筈がないやんね。

そんな問題に巻き込まれる方が嫌だ。

更に相手の心をコントロールして従わせるって話しを読んだ事があるが…正直気持ち悪い。

いや、そんな相手と一緒にいてどうすんのさ。

無機物と一緒に居るのと代わらんだろ、それじゃぁさぁ。

だから、なんだが気持ち悪いって思う訳よ、ホント。

っか…本当に気持ち悪いんですが…

うううっ…ぎぼぢ悪いぃぃぃっ…

余りの気持ち悪さに…目が覚める、って、俺、寝てたのかっ!

今のは夢?って…はっ!思い出したぁぁぁっ!

「何すんねぇんなぁっ!」

寝起きで叫んでしまいましたとさ。

すると…「おおガリル、目覚めたかっ!」っとアスクレピオス様が俺を見て告げる。

いや、診てっと言うのが正解か?

医学に携わる神族、魔族、仙人、仙女の方々が俺の周りに集まっておられるな。

んっ?彼方ではゼウス様を筆頭に各界のトップクラスの方々が叱責している様だ。

ああ、どうやら俺へ無理やり酒を飲ませた方々に説教している様だな。

って、どうしてこうなった?

「幼子に酒を無理やり飲ませるとは、全く常識っと言う物を知らぬのかっ!」

俺の周りに居られる方々が憤っておられる。

「まぁ、神界の神酒であった故、まだ良かったわぇ」

そう告げられるのはゴヴニュ神様だが…エイル神様がそんなゴヴニュ神様へ…

「何を言っておるのだ。

 偶々ネクソス系の神酒であったから良かったが、オリュプ・ゾム・キリュラソ系の神酒であったら助かっておらぬぞ。

 全く、何を考えておるのかっ!」

うん、取り成そうとしている方々もいるけど、大半の方々が憤っていらっしゃるね。

っかさぁ…「いったい、何の騒ぎ…っか、何で俺の婚約が知られてんですかぁっ!」って言ったら…反動で気持ち悪くなってしまう。

「これこれ、無茶をするでない。

 しかし、喋れるならば、これを飲むと良かろう」

芭蕉仙様が何かが入った杯を俺へと渡す。

いや、薬って解っていますよ…でもね…絶対に、これって激苦だろ。

そんなん思います。

十中八九間違いない筈だ、そりゃ、良薬口に苦しって言う位だからさぁ。

俺が躊躇っていると…無理やり飲まされましたとさ。

(ヒデ)ぇよ、(ヒデ)ぇよぉ~って仕方ないんだが…余りの苦さに、のたうちましたとさ。

散々だぜぇっ、まったくよぉ。

けど、流石に降臨界にて開発された薬だけあって効果覿面ってヤツさね。

苦味が引いた後には症状が吹き飛ぶレベルで治っていやしたってね。

いや、そりゃ効果は知ってるわさ。

開発には俺も関わった品だからね。

此処、降臨界には4界から様々な方々が常に訪れているんだが、日々何処かで大宴会が催されている。

そんな大宴会ともなれば酔っ払いが量産される訳で…酔っ払った輩に訪れるのは、お決まりの二日酔いって訳だ。

そんな輩が求めるのは薬なのだが…懲りない面々への罰って訳で、態と飛び切り苦くなる様に調合した品となっている。

まぁ、その分の効果は保証されている訳なので飲まない訳にもいかないのさ。

そして、そんな薬の被害には、殆どの方々が遭われている訳で…この度、俺もデビューってな。

そんなデビューはしたく無かったです、はい。

何とか口の中の苦味も引き症状も治まった訳だが…そんな事よりもだっ!

「だから、なんで俺の婚約が知られてんですかぁっ!

 それに[ガリル婚約記念祭]ってなんなんですかぁっ!

 誰か説明して下さいっ!」

思わず怒鳴ってしまいましたとさ。

すると困った様にアスクレピオス様が告げられる。

「いや、儂らは高次の存在ゆえ、現界程度にて行われた事など容易く知る事ができるからのぅ」

そう告げられ、頬をポリポリっと人差し指にて掻いている。

た、確かに…この方々なら知るのは容易いだろうね。

けど、俺の婚約を肴に大宴会って、訳が解らんわっ!

そんな事を思っていると須佐之男命様が赤ら顔にて、ふらぁ~りふらりと歩いて来られ…

「おおぅガリル、目覚めたかぁっ!

 おめぇ…そん歳で婚約って…中々遣るじゃねぇかぁっ!」

そう告げて、俺の背中をバンバンって叩く。

って、いや、止めて下さいな、大男の須佐之男命様から繰り出される平手は加減されていても5歳児には強烈なのです。

困ったものです。

そんな須佐之男命様は続けて言われる。

「でぇっ…そのガリルの婚約者になったスケはハクイのか?」

ビムッっと小指を立ててニンマリって告げて来るんですが…誰か、この酔っ払いを連れて行ってくらはいなぁっ!

本当にぃ、思わず「アンタぁはっ、何処ぞの不良中年ですかぁぁぁっ!」って突っ込みそうになったじゃねぇかぁっ!

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