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白き死神の挽歌(エレジー) ——極寒のコッラ、五〇五の墓標  作者: beens
第3章 氷点下の決闘

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第14話 鋼鉄の雨

 狙撃手同士の決闘に敗れたソ連軍は、なりふり構わぬ行動に出た。

 

 翌日、シモが潜伏していたエリア一帯に、凄まじい轟音が降り注いだ。

 絨毯爆撃だ。

 空気を切り裂くヒュルヒュルという音の後、地面が揺れ、雪と土と木片が空高く吹き上げられる。

 

「畜生、森ごと消す気か!」

 シモは古びた防空壕の底で、体を小さく丸めていた。

 耳をつんざく爆音。衝撃波で内臓が揺さぶられる。

 木々がへし折られ、美しい森が無惨な姿に変えられていく。

 

 彼を殺すためだけに、数百発の砲弾が浪費されていた。

 それは狂気だった。だが、戦争とは本来狂気そのものだ。

 

 数時間に及ぶ砲撃が止んだ時、周囲の地形は変わっていた。

 雪は煤で黒く汚れ、クレーターだらけになっていた。

 

 ソ連兵のパトロール隊が、恐る恐る瓦礫の山に近づいてくる。

「死んだか? これだけ撃ち込めば、さすがに……」

 隊長らしき男が、瓦礫の山を覗き込んだ。

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