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兄弟×鬼  作者: テンマル
2/21

朝陽

兄の朝陽はしばらく苦しそうに呻き、深い眠りに落ちたようだった。


…体が動かない、重い…。声すらまともに出ない…なんで…。

_…ふたた……この………が…きて……_

…声が聞こえる、?なんて言ってるんだ?

_声…きこ……か……からだ………ときょ…_

聞こえる、確かに聞こえるのに…!誰の声?なんて言ってるんだ??誰だ!

_聞こえるか?我の声が…_

っ!聞こえた!誰だ!いったいなんなんだ!

_やっと我の声が聞こえたか、人の子よ。再びこの時が来てしまったようだ…_

再び?なんだそれ…どういう事だ?お前は誰なんだ!

_我はシュオン(守隠)。人の子、お主を守護しよう。時が来てしまったのだ。なに、すぐに分かるであろう。_

お、おい!ちょっと待っ…


「待て!」

朝陽は聞こえた声の方に必死に手を伸ばそうとした。

だがその時には体は動くようになっており、声も出るようだった。

目が覚めたようだった。

「っ兄さん!良かった起きた…無事で良かったッ…」

「朝陽っ!目が覚めたか…良かった…」

そう朝陽に言ったのは弟の時雨と、神主である父だった。

父はホッと胸をなで下ろしたがすぐに表情は曇ってしまった。

「どうやらお前達に話さなくてはならない事が出来た。」

父は朝陽と時雨の2人をじっと見つめそう言った。

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