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幻実
窮屈なTVの向こうで
浮かれた若者たちが
観光地で楽しんでる
そんな幻実
また誰かの幸せに
耳を塞いで 閉じ籠る姿を
夜に浮かぶ三日月は
哀れむように 見つめてる
やけに小さな僕なりの現実
また何も抵抗できないまま
日々が過ぎ去っていく中で
昼時に起きて 鏡見れば
相変わらずの顔が待っている
流行りなんて物に
冷めた顔ばかりしては
また過去に憧れ続けてる
もちろん欲しい物は今にある
でも気付くのが いつも遅いから
そんな今でさえも
めまいがするくらい
信じていた以上に
明るくて楽しい世界を
僕にも深く愛せるだろうか?
まだ飛び出せずにいる
そんな自分に安心しながら
今でも世界を
諦めずに見つめてるんだよ
少し道を踏み外して
置いてかれる日々
いずれ独りで
老いて枯れる日々
どんな未来を想像しても
これは僕の幻実




