AI-GM【Claude Opus 5.5】ハント・ザ・ヴァンパイア! (8/9)
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プレイヤー
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いたしかたありません、メイスの出番ですね。
聖水を1本メイスに振りかけてから、伯爵へと殴り掛かり、イルゼさまから引きはがそうと試みます。
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GM (Claude Opus 5.5)
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■■【裁定ログ(前半)】
行動: 聖水を1本メイスに振りかけて聖別し、伯爵に殴りかかってイルゼから引きはがす
判定種別: 対抗ロール(伯爵が能動的に迎え撃ち、イルゼを離すまいとするため)
基準値 X: 4(危機的行動:強大な魔の存在との白兵戦)
有利要因:
百年の祈りを蓄えた聖水に濡れたメイスは、伯爵の身を焼く +2
伯爵は両手でイルゼを押さえており、守りに手が回らない +2
イルゼも伯爵の腕の中で、内側から抗っている +1
不利要因:
目覚めたばかりの伯爵は、マルタの血も得て力に満ちている −2
血を失い、打ちつけた肩も痛む −1
投げ出された場所から、玉座まで間合いを詰めなければならない −1
修正値合計 Y: 5 − 4 = +1
算式: W = 4 + 1 + (PCの出目 − NPCの出目)
コスト: 聖水−1
■■【ダイスロール(対抗)】
PCの出目: 1
NPCの出目: 4
差: −3
■■【裁定ログ(後半)】
最終裁定値 W: 4 + 1 − 3 = 2
結果: 失敗
コスト: 聖水−1/失敗の帰結として HP−1
■■結果要約: 聖別したメイスは、霧になった伯爵の胴をすり抜けました。返しの裏拳で打ち倒され、イルゼは伯爵の腕の中に残ったままです。
(※※※ここでも出目の悪さが出ている……。)
「いたしかたありません。メイスの出番ですね」
マルタは腰の瓶の栓を歯で引き抜き、中身をメイスの頭にざぶりと浴びせました。
鉄の鋲の一つひとつが、青白い光を帯びて輝き始めます。
立ち上がり、玉座の段を駆け上がりました。
「イルゼさまから、その手をお離しなさい!」
光る鉄塊が、伯爵の脇腹めがけて唸りを上げます。
ですが、手応えはありませんでした。
伯爵の胴が、打たれる寸前に黒い霧へとほどけたのです。
イルゼを押さえる両腕だけを実体に残したまま。
メイスは霧を裂いて空を切り、聖水のしずくが床に散りました。
霧に触れたところから、じゅっと白い煙が上がります。
伯爵がかすかに顔をしかめました。
ですが、それだけでした。
「惜しいな」
霧がふたたび胴を結び、伯爵の肘が、振り抜いた姿勢のマルタの胸を打ちます。
マルタは段を転げ落ち、背中から石の床に叩きつけられました。
・【Tension事故】刻印の縛め
起き上がろうとした瞬間、首筋の刻印が燃えるように熱を持ちました。
「膝をつけ」
伯爵の声が、耳ではなく頭の内側で響きます。
マルタの膝が、意に反して床に落ちました。
腕が重く垂れ下がり、メイスの柄を握る指がほどけかけます。
全身の血が、伯爵の言葉に従おうとしているのです。
あの牙が刻んだ印は、ただ居場所を知らせるだけのものではありませんでした。
「私の血を飲んだ娘に吸われた血は、私の血も同然だ」
伯爵は、イルゼを抱えたまま玉座の段の上からマルタを見下ろしました。
「花嫁の侍女にしてやると言ったろう。まずは、主の前での礼儀から教えてやる」
イルゼが伯爵の手の下で激しく首を振り、くぐもった声を上げます。
マルタは奥歯を食いしばり、胸元のロザリオに意識を集めました。
銀の十字架だけが、まだかすかに温かく脈打っています。
代償: SP−1(刻印の縛めに、残った気力を奪われた)
Tension: 12 → 6(半減)
(※※※あぅ、これ、ひょっとしてゲーム・オーバーになるパターンでは……?)
■■【状態表示】
■Turn 25
場所/時間/目的: グラウフェルス城・城館の大広間(当主の座)/日没直後/イルゼに招きを取り消させる(最終目的:ラザール伯の討伐)
PC: マルタ(聖堂教会のエクソシスト。生真面目で丁寧、棒術と神聖魔法の使い手)
固定ルール: 伯爵は流れる水を渡れず、招かれぬ戸口をくぐれず、銀と聖印に焼かれる/伯爵の命の半分は棺に、もう半分はイルゼの胸の痣にある。両方を同時に断たなければならない/痣を断てば、イルゼも主の御許へ旅立つ(本人は望んでいる)/イルゼが当主の座で招きを取り消せば、伯爵は城のどの部屋にも入れなくなる(取り消しの言葉は途中で遮られた)/伯爵は体の一部を霧にして攻撃をすり抜ける/マルタの首の刻印を通じて、伯爵はマルタの体を縛ることができる/メイスは聖水で聖別されている
HP 3 / SP 0 / Tension 6(刻印に縛られて膝をつき、力も尽きた)
所持品: メイス(聖別済み)、ロザリオ(神聖魔法の触媒)、聖水×1、エルザの祈祷書、エルザの外套、フェリクスの銀のロケット
現在の危機/障害:
刻印の縛めで、体が思うように動かない
玉座の傍らで、イルゼの口を塞ぎ続ける伯爵
■■【行動候補】
1.【安全】ロザリオを握りしめ、主の名で刻印の縛めに抗う ― 心の中で祈り、伯爵の支配から体を取り戻す/力が尽きており、祈りが届くかわからない/コストなし(SP 0のため効果は弱まる)
2.【標準】最後の聖水を、自分の首の刻印に浴びせる ― 刻印を焼いて、伯爵の支配を断ち切る/最後の聖水を使い、自分の首も焼けるように痛む/聖水−1
3.【有利作り】縛られた体のまま、伯爵に言葉を投げて時間を稼ぐ ― 「礼儀を教えると仰るなら、まず客人が主の座に手をかけるのは無作法と存じますが」と挑発し、イルゼが隙を突く機会を作る/伯爵の怒りを買うかもしれない/コストなし
4.【危険】動く右手で、銀のロケットをイルゼの胸の痣めがけて投げる ― 銀で痣を焼き、伯爵の半身ごとイルゼの体から伯爵をひるませる/イルゼも焼き、棺と同時でなければ痣は滅びない/コストなし
――自由行動も歓迎します。
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プレイヤー
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最後の聖水を、自分の首の刻印に浴びせます。
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GM (Claude Opus 5.5)
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■■【裁定ログ(前半)】
行動: 最後の聖水を自分の首の刻印に浴びせ、伯爵の縛めを焼き切る
判定種別: 対抗ロール(伯爵が刻印を通じて、マルタの手を止めようと能動的に抗うため)
基準値 X: 4(危機的行動:強大な魔の支配への抵抗)
有利要因:
百年の祈りを蓄えた聖水を、刻印そのものに直接浴びせる。かわされる心配はない +2
伯爵はイルゼを押さえるのに気を取られ、縛めに集中しきれていない +1
不利要因:
刻印の縛めで腕が重く、瓶を首まで運ぶのも容易ではない −2
力を使い果たし、体はもう限界に近い −1
修正値合計 Y: 3 − 3 = 0
算式: W = 4 + 0 + (PCの出目 − NPCの出目)
コスト: 聖水−1
■■【ダイスロール(対抗)】
PCの出目: 1
NPCの出目: 6
差: −5
■■【裁定ログ(後半)】
最終裁定値 W: 4 + 0 − 5 = −1
結果: 失敗
コスト: 聖水−1/失敗の帰結として HP−1
■■結果要約: 瓶が首に届く寸前、伯爵の命令で右手が止まりました。瓶は自分の掌の中で握り潰され、最後の聖水は床にこぼれています。刻印の縛めは解けていません。
(※※※あー!)
マルタは右手を腰へ伸ばしました。
最後の一本です。
水晶の瓶を抜き、震える腕を首筋へと持ち上げていきます。
一寸。
また一寸。
鉛の塊を持ち上げているように、腕が重くなっていきます。
刻印が、首の皮膚の下で蛇のようにのたうちました。
あと少しです。
「――握れ」
頭の内側で、伯爵の声が鋭く響きました。
マルタの指が、意に反して内側へ閉じていきます。
「いけ、ませ……!」
水晶が、掌の中で砕けました。
破片が肉に食い込み、血と聖水が混じり合って指のあいだから滴り落ちます。
掌を焼くような痛みが走りました。
百年の祈りを宿した水は、石の床に落ちて細い流れとなり、敷石の継ぎ目に沿って広がっていきます。
伯爵は、玉座の段の上から静かにそれを見下ろしていました。
「教会の者というのは、どうしてこうも諦めが悪い」
その声には、苛立ちよりも、どこか退屈そうな響きがありました。
「だが、それもここまでだ」
伯爵はイルゼを抱え直し、玉座の背後の暗がりへと目をやりました。
「夜は長い。まずは花嫁を棺の間へ連れて行くとしよう。二度と余計な口をきかぬよう、じっくりと躾け直してやる」
「おまえは、そこで膝をついて待っていろ。迎えは後で寄越す」
イルゼが、伯爵の腕の中でもがきました。
塞がれた口の奥から、くぐもった声が漏れます。
その紅い瞳が、床に広がっていく聖水の流れを、じっと見つめていました。
細い流れは、敷石の継ぎ目をたどって、ゆっくりと玉座の段の下へ向かっています。
■■【状態表示】
■Turn 26
場所/時間/目的: グラウフェルス城・城館の大広間(当主の座)/日没直後/イルゼを取り戻し、招きを取り消させる(最終目的:ラザール伯の討伐)
PC: マルタ(聖堂教会のエクソシスト。生真面目で丁寧、棒術と神聖魔法の使い手)
固定ルール: 伯爵は流れる水を渡れず、招かれぬ戸口をくぐれず、銀と聖印に焼かれる/伯爵の命の半分は棺に、もう半分はイルゼの胸の痣にある。両方を同時に断たなければならない/痣を断てば、イルゼも主の御許へ旅立つ(本人は望んでいる)/イルゼが当主の座で招きを取り消せば、伯爵は城のどの部屋にも入れなくなる(取り消しの言葉は途中で遮られた)/伯爵は体の一部を霧にして攻撃をすり抜ける/マルタの首の刻印を通じて、伯爵はマルタの体を縛ることができる/メイスは聖水で聖別されている/こぼれた聖水が、敷石の継ぎ目を細く流れて玉座の段の下へ向かっている
HP 2 / SP 0 / Tension 9(聖水を失い、伯爵がイルゼを棺の間へ連れ去ろうとしている)
所持品: メイス(聖別済み)、ロザリオ(神聖魔法の触媒)、エルザの祈祷書、エルザの外套、フェリクスの銀のロケット
現在の危機/障害:
刻印の縛めで、膝をついたまま体が動かない
イルゼを抱え、玉座の背後から棺の間へ去ろうとする伯爵
■■【行動候補】
1.【安全】ロザリオを握りしめ、主の名で刻印の縛めに抗う ― 心の中で祈り、伯爵の支配から体を取り戻す/力が尽きており、祈りが届くかわからない/コストなし(SP 0のため効果は弱まる)
2.【標準】血と聖水に濡れた掌を、床の流れに押し当てて、流れを玉座の段のほうへ押し広げる ― 伯爵の足元を「流れる水」で囲み、その場から動けなくする/縛られた体で、わずかに手を動かせるかどうか/コストなし
3.【有利作り】伯爵に言葉を投げて、足を止めさせる ― 「花嫁を連れて退がるとは。主殿は、エクソシストひとりがそれほど怖いのですか」と挑発し、時間を稼ぐ/伯爵の気まぐれ次第/コストなし
4.【危険】ロザリオを引きちぎり、首の刻印に押し当てる ― 聖印で刻印を直接焼く/首が焼け、体がもつかわからない/HP-1
――自由行動も歓迎します。
(※※※おぉ、GMがルールから救済策を捻り出してくれた。吸血鬼は流れる水を渡れない……たとえ、それが細やかな、ひと瓶ぶんの水であろうとも。)
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プレイヤー
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血と聖水に濡れた掌を、床の流れに押し当てて、流れを玉座の段のほうへ押し広げる
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GM (Claude Opus 5.5)
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■■【裁定ログ(前半)】
行動: 血と聖水に濡れた掌を床の流れに押し当て、流れを玉座の段のほうへ押し広げて、伯爵の足元を「流れる水」で囲む
判定種別: 対抗ロール(伯爵が刻印の縛めで、マルタの手を止めようと能動的に抗いうるため)
基準値 X: 4(危機的行動:強大な魔の支配を受けながらの抵抗)
有利要因:
聖水はすでに敷石の継ぎ目を伝い、玉座の段へ向かって流れている +2
伯爵はマルタを見くびり、去ることとイルゼに気を取られている +1
膝をついた姿勢なので、掌はもう床のすぐ上にある +1
不利要因:
刻印の縛めで、腕を思うように動かせない −2
血を失い、体は限界に近い −1
修正値合計 Y: 4 − 3 = +1
算式: W = 4 + 1 + (PCの出目 − NPCの出目)
■■【ダイスロール(対抗)】
PCの出目: 2
NPCの出目: 3
差: −1
■■【裁定ログ(後半)】
最終裁定値 W: 4 + 1 − 1 = 4
結果: 部分成功
コスト: なし(行動コスト)/部分成功の代償として HP−1
■■結果要約: 聖水の流れが玉座の段をぐるりと囲み、伯爵はイルゼを抱えたまま段の上に閉じ込められました。ただし、流れは細く、長くはもちません。怒った伯爵に刻印ごと首を締め上げられています。
マルタは膝をついたまま、濡れた右の掌をゆっくりと床へ下ろしました。
刻印が首を締めつけ、腕が石のように重くなります。
それでも、指先はもう床のすぐ上にありました。
掌が、冷たい敷石と、細い流れに触れます。
血と聖水が混じり合った水が、指のあいだを伝っていきました。
「……主よ。この一筋の水に、どうか導きを」
マルタは掌で床を押し、流れを前へと押し出しました。
敷石の継ぎ目は、古い城の床にありがちな、わずかな傾きを持っています。
玉座の段に向かって、ほんのわずかに低くなっていました。
押し出された水は継ぎ目に沿って走り、段の縁で左右に分かれます。
右へ、左へ。
段の周りを取り巻く溝を、細い流れが駆けていきます。
そして、玉座の背後の暗がりの手前で、ふたつの流れがひとつに結ばれました。
段を下りかけていた伯爵の足が、ぴたりと止まりました。
黒い靴の爪先の前で、聖水が小さな音を立てて流れています。
伯爵はそれを見下ろし、次にマルタを見ました。
紅い瞳に、はじめて本物の怒りが燃え上がります。
「――小娘」
首の刻印が、焼けた鉄を押し当てられたように熱くなりました。
見えない手が喉を締め上げ、マルタは床に手をついたまま、声もなく喘ぎます。
視界の端が、暗く狭まっていきました。
けれど、伯爵は段の上から動けません。
流れる水を渡れないのです。
イルゼを抱えたまま、玉座の傍らに立ち尽くしています。
ただ、流れはあまりにも細く、敷石の継ぎ目に少しずつ吸い込まれていました。
やがて流れが途切れれば、この結界も消えるでしょう。
伯爵の腕の中で、イルゼがゆっくりと、塞がれた口元へ目を落としました。
■■【状態表示】
■Turn 27
場所/時間/目的: グラウフェルス城・城館の大広間(当主の座)/日没直後/イルゼに招きを取り消させる(最終目的:ラザール伯の討伐)
PC: マルタ(聖堂教会のエクソシスト。生真面目で丁寧、棒術と神聖魔法の使い手)
固定ルール: 伯爵は流れる水を渡れず、招かれぬ戸口をくぐれず、銀と聖印に焼かれる/伯爵の命の半分は棺に、もう半分はイルゼの胸の痣にある。両方を同時に断たなければならない/痣を断てば、イルゼも主の御許へ旅立つ(本人は望んでいる)/イルゼが当主の座で招きを取り消せば、伯爵は城のどの部屋にも入れなくなる(取り消しの言葉は途中で遮られた)/伯爵は体の一部を霧にして攻撃をすり抜ける/マルタの首の刻印を通じて、伯爵はマルタの体を縛ることができる/メイスは聖水で聖別されている/聖水の流れが玉座の段を囲み、伯爵を閉じ込めている(流れはまもなく途切れる)
HP 1 / SP 0 / Tension 9(伯爵を閉じ込めたが、刻印で首を締め上げられている)
所持品: メイス(聖別済み)、ロザリオ(神聖魔法の触媒)、エルザの祈祷書、エルザの外套、フェリクスの銀のロケット
現在の危機/障害:
刻印で首を締め上げられ、意識が遠のきかけている
流れが途切れるまでのわずかな猶予と、イルゼの口を塞ぐ伯爵の手
■■【行動候補】
1.【安全】かすれる声で、イルゼに呼びかける ― 「イルゼさま、その手を噛んでおやりなさい。花嫁の口は、あなたご自身のものです」と、少女自身に反撃をうながす/声が出るかわからず、イルゼが伯爵に抗えるかもわからない/コストなし
2.【標準】銀のロケットを、イルゼの口を塞ぐ伯爵の手めがけて投げる ― 銀で手を焼き、イルゼの口を自由にする/縛られた腕でどこまで狙えるか。外せば唯一の銀を失う/コストなし
3.【有利作り】ロザリオを握りしめ、刻印の縛めに抗う ― 息を取り戻し、体の自由を少しでも取り返す/力が尽きており、祈りが届くかわからない/コストなし(SP 0のため効果は弱まる)
4.【危険】聖別されたメイスを、段の上の伯爵へ投げつける ― 流れの外から、聖別の一撃を見舞う/外せば武器を失い、当たっても霧でかわされるかもしれない/コストなし
――自由行動も歓迎します。
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プレイヤー
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銀のロケットを、イルゼの口を塞ぐ伯爵の手めがけて投げる
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GM (Claude Opus 5.5)
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■■【裁定ログ(前半)】
行動: 銀のロケットを、イルゼの口を塞ぐ伯爵の手めがけて投げつける
判定種別: 対抗ロール(伯爵が能動的にかわし、あるいは刻印でマルタの腕を止めようとするため)
基準値 X: 4(危機的行動:縛られた体での、強大な魔の存在への一投)
有利要因:
伯爵の手はイルゼの口を塞いでいる。霧にしてかわせば、そのぶんイルゼの口が自由になる +2
伯爵は流れに囲まれ、段の上から動いて避けることができない +1
伯爵の身は銀に焼かれる。当たれば、手を離さずにはいられない +1
不利要因:
刻印の縛めで、腕を思うように動かせない −2
首を締め上げられ、視界が狭まっている −1
修正値合計 Y: 4 − 3 = +1
算式: W = 4 + 1 + (PCの出目 − NPCの出目)
■■【ダイスロール(対抗)】
PCの出目: 3
NPCの出目: 5
差: −2
■■【裁定ログ(後半)】
最終裁定値 W: 4 + 1 − 2 = 3
結果: 部分成功
コスト: なし(行動コスト)/部分成功の代償として HP−1
■■結果要約: 銀のロケットが伯爵の手を焼き、イルゼの口が自由になりました。ですが、怒り狂った伯爵に刻印ごと締め上げられ、マルタはついに力尽きています。
マルタは締めつけられる喉で、ひとつだけ息を吸いました。
右手の指を、一本ずつ開いていきます。
掌の中で、銀のロケットが血に濡れて光っていました。
「……フェリクス卿。どうか、あなたの花嫁を」
腕は鉛のように重く、肩から上へは上がりません。
それでも、手首だけは動きました。
マルタは手首の返しだけで、ロケットを下から放り上げました。
銀の鎖が、弧を描いて宙を舞います。
伯爵が、それを目で追いました。
霧になれば、イルゼの口から手が離れます。
そのわずかなためらいが、命取りでした。
ロケットは伯爵の手の甲に落ち、鎖がその指に絡みつきました。
白い煙が噴き上がります。
「ぐ、あ――っ!」
伯爵が、はじめて苦痛の声を上げました。
焼けただれた手が、反射的にイルゼの口元から離れます。
そして、伯爵の怒りが刻印を通して押し寄せてきました。
喉が潰れるほどに締め上げられ、マルタの視界が真っ暗になります。
体が床に崩れ落ちていくのが、遠くのことのように感じられました。
けれど、闇に沈む寸前、はっきりと聞こえたのです。
「グラウフェルスの当主イルゼが、ここに告げます」
少女の声でした。
澄んで、揺るぎなく、大広間の隅々にまで響き渡る声です。
「百年前、父がラザール伯に与えた招きを、今このときをもって取り消します。
この城のいかなる戸口も、もはやあなたを迎え入れません。
――お帰りなさい、御客人。ここは、あなたの家ではありません」
玉座の背の竜の紋章が、まばゆい光を放ちました。
城じゅうの扉という扉が、一斉に音を立てて閉ざされます。
伯爵の体が、見えない手に突き飛ばされるように大きくのけぞりました。
「イルゼ――!」
叫びは、途中で千の羽音にかき消されます。
伯爵の体は蝙蝠の群れとなってはじけ、崩れた壁の穴から夜空へと吐き出されていきました。
城の中にいることさえ、もう許されないのです。
首を締めつけていた力が、ふっと消えました。
冷たい床の上で、誰かがマルタの体を抱き起こします。
細くて冷たい、けれど優しい腕でした。
「マルタさま。マルタさま……!」
イルゼの涙が、頬に落ちてきます。
マルタは唇だけで、かすかに微笑みました。
「……お見事な、当主ぶりでした」
そして、意識は深い闇の底へ沈んでいきました。
■【第二夜「陽の届かぬ回廊」終了】
■■終了種別: 目的達成(第二夜の目標:イルゼを救い出し、伯爵への招きを取り消させる)
■■結果要約: 回廊の甲冑と鐘楼の番を退け、屍食鬼にされていた騎士フェリクスの魂を解き放った。花嫁の間でイルゼを伯爵の半身から取り戻し、鏡を割って影を消した。目覚めた伯爵に追いつかれ、刻印に縛られながらも、聖水の流れで伯爵を玉座の段に閉じ込めた。フェリクスの銀のロケットでイルゼの口を解き放ち、イルゼは当主として伯爵への招きを取り消した。
■■世界影響:
・【伯爵の追放】ラザール伯はグラウフェルス城のどの部屋にも入れなくなり、城の外へ弾き出された
・【当主イルゼ】イルゼは自我を取り戻し、グラウフェルスの当主として城の主となった(胸の痣はまだ残っている)
・【閉ざされた扉】城じゅうの扉が伯爵を拒んでいる。ただし、城の外にいる魔物までは退けられていない
■■PC影響:
・【伯爵の刻印】首の刻印はまだ残っている。伯爵が近くにいれば、居場所を知られ、体を縛られるおそれがある
・【失血】血を吸われ、力尽きるまで戦った。最大HP−1(次回はHP 9で開始)
・【フェリクスの銀のロケット】伯爵の手に絡みついたまま、城の外へ持ち去られた(所持品から失われた)
■■【現在地】
グラウフェルス城・地下の礼拝堂(イルゼに運ばれ、エルザの霊の手当てを受けている)
■■【世界の変化】
城を追われた伯爵は、夜明けまでに自分の棺へ戻らなければ滅びます。ですが、棺の置かれた地下墓所も「城の部屋」である以上、伯爵はもう入れません。
だからこそ、伯爵は配下の魔物たちに命じて、棺そのものを城の外へ運び出させようとするはずです。
■■【次回フック】
礼拝堂で目を覚ましたマルタに、エルザが告げます。
「墓所のほうで、何か重いものを引きずる音がします。伯爵の手下が、棺を運び出そうとしているのです」
地下墓所の先には、城の真下を流れる地下水路があります。水路を船で下れば、伯爵が渡れない流れる水の上を、棺だけは運び出せるのです。
棺が城の外へ出てしまえば、伯爵はそこで眠り、傷を癒やし、ふたたび戻ってくるでしょう。
そしてイルゼの胸の痣と棺を同時に断つためには、棺の間近にイルゼを連れて行かなければなりません。
(※※※ギリギリの勝利の後の、エキストラ・ステージ開始ですね。次回、最終話!)




