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いつかの春に  作者: 村井なお
第四章 冬の向こう
20/21

20. 俺は答えを知っている

 吸い込む酸素が生温い。


 八月の息苦しさに比べれば何ということはない。自転車で走りながら吸い込んだあの酸素は体温よりも熱かった。


 タクシーを降りた俺たちは、高速道路の高架に沿う道を駅へと走った。走り始めてすぐに吉奈が遅れだした。河津は余裕の表情で俺と並走していたが、「先に行ってて」と足の回転を緩めた。


 JRの線路に沿った道に入る。駅まではもう少しだ。


 もう少しで俺の夏が終わる。


 すぐに冬が来る。


 冬の寒きに木の葉枯れ落つるは何の為か。


 俺はその答えを知っている。



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