黒幕は太陽神様でした。〜堕ち損でしかない私はやはり、その太陽の神様に復讐すると誓いました〜
「エリスよ、聞け!」
「てめえええの話なんざどうでもいいんだよおお!」
私は超圧縮魔力砲を放とうと、手に力を込める。
しかし、男の次の一言で、私は衝撃を受ける。
「お前の復讐。女神の戦争。全ては太陽神様が仕組んだものだったのさ」
「な、なに?!」
「驚くのも無理はない。だが、これだけは知っておけ。この天界の歴史は女神が作りあげたものではない。太陽神様が作ったのだ」
太陽神が作っただと!?
数千年前の戦争も、この私による殺戮も全て?
「そんな話、誰が信じるもんですか!」
「信じようが信じまいが貴様の自由。だが、事実だ」
この男が太陽神の全てを受け継いだことによって、太陽神の記憶までこの男に流れているのか。
「ところで、申し訳ないんだけど、貴方の名前、なんだったかしら?」
「忘れてしまったのか、この堕女神。いや、今は魔神王か。僕はアポロ。太陽神アポロだ」
「そう。死ね!」
アポロの鼻っ柱に肘をお見舞いしてやった。
アポロは鼻血をだらーっと垂れ流し、痛みに抗っている。
「回復魔法。ヒール!」
アポロは回復する。
しかし、これは太陽神の魔法。ただ、回復するだけでなく、一瞬にして、この荒野を自然溢れる緑へと変えていった。
「くそ! 折角滅ぼしたのに! 緑など要らぬ!」
「ふ。君の力は大したものだな。ではまた会おう。私の作る軍と、君の軍。時が来れば、どちらが強いかはっきりさせよう」
「ま、待て!」
「さらばだ!」
「くそおおお!」
私は決意する。太陽神をぶっ殺すと。




