滅ぼしたい世界を滅ぼしたところで、その堕女神は更なる覚醒をしましたとさ。〜殺したはずのクソチーター君が実は生きてました〜
黒炎の中をゆらゆらと歩いて行くエリス。
「はぁ……はぁ……」
このゴミ虫共め。
あなたたちにはお似合いの最後よ……。
最強の堕女神エリスでも、天界の全てを滅ぼすのに、多少本気になってしまい、疲れてしまっていた。
エリスは口を大きく開き、黒炎を吸い込んでゆく。
「はああああああ!!」
この黒炎は私による魔法だが、女神や転生者達の無念や怨念も孕んでいることだろう。故に、ドス黒い炎だ。
そして、天界全ての炎を飲み込んだ。
「あぁー……。はぁ……ぶはぁ! …………凄まじいわね。力、力が溢れてくるわ」
エリスは、黒いオーラを纏い始めた。
これは、闇。正真正銘、エリスは邪悪なる者となった。
【魔神王エリス】
堕女神エリスが、更なる闇へと堕ちた証である。
「そうだわ。魔界……、ここに魔界を創造するとしましょう」
「そうはさせない」
誰だ? 女神もチーター共も、全員狩り尽くしたはず……。
「僕だよ。女神様」
「て、てめぇは!? 何故、どうして──」
突然現れたその男はエリスがチート(裁き)を与えた男だった。
「僕は太陽神として蘇ったのさ」
「た、太陽神、だと?!」
「そうさ。太陽神となった僕にとって、今の貴方は敵じゃない」
巨大な太陽のような炎を放つ男。
「うらあああ! いきがるなよおおお!」
ダークネスゴッドフレアを放つ魔神王。
【ダークネスゴッドフレア】
魔神王となったエリスが放つ禍々しきドラゴンのような炎。
「ふふ。相殺か。さすがはエリス、と言ったところだね」
「てめぇ、一体どこでそんな力を──」
「貴方に殺された直後、太陽神様が僕に呼びかけてくれたのさ。そして、太陽神様の全てを僕に委ねてくれた。ちょうど良かったよ。君に貰ったチートは、君には通用しないみたいだからね」
「くそ、殺す」
次回、真の黒幕が明らかになる




