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「お兄ちゃんの天然の褒め言葉に「うふふふ」と上機嫌になるトヨタマヒメと、冷や汗を流す夫』
地上にやってきたトヨタマヒメちゃん。道々、山幸彦くんのおうちを聞いて、たどり着きました。
「トヨタマヒメちゃん。どうして、ここに」
「ごめんなさい。待っているつもりだったけど、山幸彦くんが地上に帰ってからお腹に子供がいることが分かったの。だから…」
「そうだったのかい。よく来てくれたね。きっと兄ちゃんも歓迎してくれるよ」
「お兄様?あの…釣り針を失くしたって怒って、山幸彦くんが500本もの釣り針を作っても許してくれなかった意地悪なお兄様」
「いや、兄ちゃんは意地悪なんかじゃないよ」
「どうして?」
「ボクも悪かったんだ。兄ちゃんはボクの事を心配してくれていて、農業をするための畑まで用意してくれていたんだ」
そこへ海幸彦くんがやってきました。
「なんだ。山幸彦、その綺麗な女は」
「やだ…きれいだなんて…うふふふ……」
「あ…あの…もしかして山幸彦の奥さんですか」
「はい。山幸彦くんの奥さんです。お産の時が近づいてきたので、竜宮城で生むのはいろいろ問題があるのでやってきました」
「は…はあ…それは大変でしたね」
海幸彦くんに綺麗と言われてご機嫌なトヨタマヒメちゃん。
つづく




