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【悲報】山幸彦、兄ちゃんの釣り針を紛失する。
お父ちゃんのニニギくんがコノハナサクヤちゃんを選んだため、ほぼ神の力を失ってしまった子どもたち。
一番上のお兄ちゃんのホデリくんは海でお魚を釣って暮らしてました。なので彼は海幸彦と呼ばれてました。一番、末っ子のホオリくんは山でケモノを狩って暮らしていました。なので、彼は山幸彦と呼ばれていました。
次男くんのホスセリくんのことはよくわかりません。ニートだったのかもしれません。
ある日、山幸彦くんはお兄ちゃんの海幸彦くんに言いました。
「ボクも、海へ行って釣りしてみたい。道具貸して。ボクも弓矢貸すからさあ。1日取り替えっこしようよ」
「やだよ。お前、自堕落で、いろいろ管理するの苦手じゃん」
「お願い!お願い!1日でいいからさあ」
山幸彦くんがあんまりダダをこねるので、海幸彦くんは根負けしました。
二人はそれぞれ道具を取り替えっこして、漁·猟に出かけました。
やっぱり二人はお互い不慣れなもので、何も捕ることができませんでした。
おうちに帰った海幸彦くんは言いました。
「もう、気が済んだろ。俺の道具、返せよ」
「ごめん。兄ちゃん。釣り針、失くしちゃった」
「何だって!」




