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超闘祭 一日目③

「ゴメン、皆」


 競技から戻って来たメイトは俺達に謝る。


「気にすんな。こっから勝ちゃあ良いだけだ」

「そうよ。午後はシンプルな対人戦。SSランクが相手じゃ無ければ勝てるわ」


 SSランクの強さは把握してる。

 人間の姿の俺達でも苦戦する程だ。

 参加してるSSランクはチーム4のユール、ブラーク、カゲキリ。そして戦乙女のカタナの四人。

 当たる確率はそんな高くねぇだろ。

 ……あ、エスティー達もいるんだ。アイツ等の相手も面倒だな。

 一時間の休憩の後、午後の部……一対一のバトルが始まった。


『さぁ皆さん! 超闘祭初日、午後の部を始めます! 午後は一対一の対人戦。参加冒険者と組み合わせはランダムで決められます』


 ランダムか。まぁ普通はそうだよな。

 バトルでは制限時間の30分以内に勝ったチームに10ポイント。負けたチームは〇ポイント。引き分けの場合は両チームに五ポイント入るらしい。

 まだ俺達〇ポイントだから、せめて勝ちたいな。


『皆さん、組み合わせが決まりました! モニターをご覧ください!』


 俺達は空中に投影された組み合わせを見る。

 一回戦 ドラゴンナイトズ、オルグアVSファイヤーズ、ウォーカ

 二回戦 ゴールドスマイル、レェーンVS戦乙女、スパラ

 三回戦 光族、クレンVSチーム4、ユール

 四回戦 光の兄弟、フォクサーVSジャーマス、フレム


「俺達は最後の四回戦でフォクサーだ」

「僕が出るのか」

「一方向こうはユールとか。俺達はジャーマスみてぇだが」

「ジャーマス……」


 メイトの呟きに俺は眉をひそめる。


「どうしたメイト?」

「……午前の競技の時、何故かジャーマスは僕の居場所が分かってたみたいな気がしたんだ」

「そう言えば、よく襲われてたわね」

「嫌な予感がするんだよね」

「……」


 俺はジャーマスの方に目を向けると、視線に気付いたのか、リーダー格のオウワが一瞬こっちを見た。

 アイツ等、最初っから怪しい雰囲気するもんな。

 一応警戒しとくか。


『ではこれより、第一回戦を始めます! ドラゴンナイトズ、オルグア。ファイヤーズ、ウォーカ。両二名はフィールドへお越しください!』


 フィールドにオルグアとウォーカが出てくると、互いに睨み合う。

 オルグアは黄色い鎧を身に纏った、鬼人族とドワーフのハーフの土鬼(つちおに)族。

 ウォーカは逆立った髪をした両腕に籠手。両脚に鉄の脛当てを着けている竜人族。


『それでは、第一回戦……開始!!』


 試合開始のベルが鳴ると、ウォーカの両脚の脛当てに風が纏わり、飛ぶようにオルグアへ向かって行った。


「あれは、風の属性力か?」


 オルグアへ近づくと、今度は右腕の籠手に風の属性力を纏わせて拳を振りかざした。

 するとオルグアは、右手を前にかざすと鎧が光った次の瞬間。


「ぐあああああああああああ!!」


 突然ウォーカの体に電撃が流れ、黒焦げになったウォーカは地面に倒れた。


『し……試合終了! 勝者、オルグア!!』

「ふんっ」


 あっという間に試合を終わらせたオルグアは鼻で一笑する。


――――――――――――――――――――


「な、何なんだ今の!?」


 ルポンが驚くと、ゲイブがまた本で見つけた。


「あった、これだ。『雷竜の鎧』。雷を自在に操る事が出来る竜装」

「だから雷が起きたんだ」

「しかもその雷は魔力を帯びていないから、魔法耐性の高い装備や魔法防御魔法も意味をなさないんだって」

「つまり、どうにか避けるしかねぇって事か」

「雷は速い。難しい」


――――――――――――――――――――


『えー、予想以上に一回戦が早く終わってしまいましたが……続けて二回戦を行います。第二回戦、ゴールドスマイル、レェーン。戦乙女、スパラ。フィールドへお越しください!』


 フィールドに出てきたのは、焼けた肌をした黒髪のイケメン鬼人のレェーンと、黄緑色の髪の鬼人族の女スパラだ。


『第二回戦……試合開始!!』


 第二回戦では、風の魔法を使うレェーンと、鞭で戦うスパラの攻防が続き、最後にレェーンの風の魔法を叩きつけられ、スパラが倒れた。


『試合終了! 勝者、レェーン!』


 二回戦が終わり、残る二試合分は、俺達光族が出場する試合だ。

 三回戦で戦うのは、クレンとユールだ。

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