また、生まれました…
少しばかり魔術陣を改良、もとい忠実なものにするために破壊と再生を繰り返しています。
ローズ曰く、ローズ達のようなケースは稀らしい。達と言うのは薔薇の城、ソナーやボルトですね。ここら辺は昔から使ってなかったのでローズが新参者ごときが謀反企てるんじゃないわよ?と言っていたらしい。知ら無いけど。
それで、ローズに言わせると今まで飴をずっとあげてきたようなものらしくて主こと僕を殺そうとしているらしく、それだったら存在出来なくすればいいとの事で陣を引っ張り出しーの消しーの書きーの嫁ぎーません。
まあ、それだけではないんですけどね。一応、伝達速度や魔力反応の部分にも手を加えて、ついでに威力を倍ぐらいにして言ってるだけです。
液状化なんかはすごいですよ〜、半径50ミーターまでは泥の海に出来ますからね…
ふふふ……
ボルトも電圧上がったし下手したら魔物でも死んでいくんじゃないかな?
そういや魔物とかと戦って無い。魔物…ヒヒイロは仲間ですし、第一僕の陣の一部を使う上に防御力が異常なほどに高いですし。正直やりあいたくないです。
僕から作られたので裏切ったら裏切ったで魔力供給切って水素爆発を連続で打てばいいだけの話ですしおすし。
「えい、やっと。
と言うか陣作りすぎて何が何だかわからなくなってきましたね。
確か〜、こっちに魔道書作り関連の書物が〜あった!」
〜 魔道書読み読み中〜
大雑把に説明すると魔道書の紙一枚一枚に登録者の魔力を込めて陣を書けばいいとの事。
アルヴはめんどくさいので本を一冊丸々持ってきてそれに魔力を込めた、のだが…
「ごめん〜、魔物生まれた〜」
「何やってるのかな?アールーヴー?」
「ご、ごめんティナっ!あれは、あれだけは止めて!」
アルヴが言っているあれ、と言うのがとても気になるがそれは無視しておこう。
とりあえず生まれた魔物は本の表紙に一つの大きな紅い目がギョロリと周りを見渡しており、パラパラと紙が何もしてい無いのに捲れ、しかも本を食べているという。
だが、見る限りは本の内容はあそこに保管されるっぽいのでアルヴは怒らない。むしろ整理してくれてありがとうと言いたいところだ。
だが、問題はそこにはないのだ。あの魔物、アルヴを見つけるとものすごい勢いで飛んできてバサバサと紙を当ててくるのだ。しかも超近距離で。紙を燃やすわけにも濡らすわけにも吹き飛ばすわけにもいかないアルヴはやられるのを黙ってるしかないのだが…。
うざい、うざすぎる。という訳で逃げてきたのだが、物陰から覗くと体長4、5ミーター位ある本がそこでバサバサと移動していた。
「ねえ、私にあれをどうしろっていうのかな?アルヴぅ?」
「…ごめん、助けて。誰か呼んできてお願いだから。ティナわかるでしょどこに誰がいるかとか」
「…もうっ、これっきりにしてよ。白狼の力頼るのって結構辛いんだから」
「ありがとうティナっ!」
「わわっ、ちょ、ちょっと、は、恥ずかしいよぉこんな所で…」
まあ、特に何もなくローズとヒヒイロが来ましたとさ。
「あらぁ、アルヴ様また生み出したのですね」
「スゴイ、魔物生み出すのは相当な魔力濃度」
「あの、あれなんとかしてくれない?」
そうすると2人?はぽかんとした表情で、
「え、懐いているだけですわよ」
「殺気、がない。よって、やる意味はない」
「それ、困るんだよなぁ。バサバサ煩いし、第一あのデカさでやられたら痛いから」
「…ん、まあアルヴ様が仰るのならやってみましょう。
"フラワーバインド"」
植物系拘束魔法『フラワーバインド』
術者の特性が現れる魔法であり、ローズは薔薇が出る。特に傷がつく事もなく、絡みついたら状態異常になり、そのままお眠と言う魔法。
本の魔物はそれを躱し、何やらページが捲れていく。
僕はその時点で嫌な予感がした。
食べていた本の中には僕が書いた術式陣+翼人たちの知識の塊とでもいうべきものも入っている。つまり、あの本は食べた内容を書き記して使えるのではないかと言う推測が合っていたのだとしたら…。
パラ、と捲り終わったページは僕の書いた術式陣の:テンペスト:に加え、"フレア"の魔法。
「…!ヒヒイロ、魔法障壁!僕は物理障壁を張るから!」
「まずいですわねぇ…私も内部強化してないとまずいですわ」
「:障壁:魔法:分解:」
ティナは僕の後ろにいる。問題なし。
え?だって後ろにダメージ通す気ないもん。
……まあ、あの本が厄介なのはわかったけどね…………。
今度からはちゃんと手順踏んでいかないと。
皆さんも魔道書を作るときは気をつけましょう( ´ ▽ ` )ノ
この次はちょっとした番外編みたいなものを書きます。




