ショータイムだっ!
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「…"空間切断"」
あの怠惰な先生から放たれた魔法はれっきとした超級魔法。空間系統の魔法は扱いが難しく、詠唱を一つでも間違えるか、下手をすると亜空間に取り残される可能性があり、そんな危険なものを使うよりお手頃で使える炎属性や水属性の魔法を使ったほうがいいのだ。
それを使う先生を皆は尊敬と畏敬の眼差しで見ていた。
「まあ…あんな感じで破砕できたやつが合格な〜」
そこには跡形もなくなった土で造られたカカシの様な的があった。自動で直るんだけどね。
大半の生徒は威力が足りなくて壊せていなかったが、削れてはいたので合格となった。
次は僕の番か…。周りの生徒たちは注目する、一部だけ恐怖の眼差しだった。
キニシナーイ、キニシナーイ。
「……ガーデン」
ガーデンで即席の鞭を造ると丸める。周りの生徒は頭に?を浮かべていた。
ま、見てろって。
「ふっ…!」
2割程度の魔力を籠めた鞭を的に叩き下ろす。すると、カカシに当たる瞬間
鞭が5本に分裂した。2本は腕を叩き折り、もう2本は両足を薙ぎはらう。
最後の1本は頭の部分を弾き飛ばした。
((((((うわぁ………………))))))
「これで…いいんですよね?」
「ああ、良いだろう。アルヴィン、合格。次」
「あ、はいです」
お、エティさんの番か。何を使うのかな?
「'…精霊よ、応えておくれ'」
すると、何も起こらなかった。しかし、10秒後に、巨大な木の杭が下から生えた。こう…ニョキッと。凄まじい速度で生えた杭はカカシを木っ端微塵に…。
言語も分からないし、精霊言語か、エルフ語辺りかな。
「はい、ごうかーく。次〜」
「は〜い」
ティナの番だ!何してるの?
「ハァッ!」
空中に雷の槍を5本出し、両手両足、頭に撃った。全てに当たり、僕のほうを見て、笑ったので張り合いたかったのだろう。
「うん、いーよー。次〜…」
可哀想だな〜、僕たちの次とは。まあ、関係ないんですけどね。
「アールーヴっ!見てた〜?当たったよ〜」
「見てたよティナ。すごいね、いつの間に精度を上げたのか気になるけど」
「教えなくてもアルヴは知ってるでしょ?」
「(まあ、そうなんですけどね…)」
「ほれ、そこ遊んでないで、さっさと部屋へ戻ったらどうだ」
「「はーい」」
僕とティナは自分の部屋に帰り、遊んでいた。いや〜、火の玉高速で回転させてくのって結構集中いるんだよね。切らすと散弾みたいに別れるからなぁ〜。怖い怖い。
すると、扉が鳴った。
「はーい、今出ます」
扉を開けるとそこにアスタルテが居た。
「マスター。薔薇の城に乗り込んでいた愚か者がいました」
「え………?」
アスタルテに捕縛されている人はどう見ても肩の部分から翼が生えていた。
つまり、翼人というやつである。
どうやら何かあったみたいだ。……めんどくさいことじゃなきゃ良いんだけど。




