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怪談話。

2025.4.29

近くのーーこの街の怪談話とかもある。


夜な夜な刀を持ち歩く剣士(侍)とか、ラーメン屋の常連客(人面)犬とか、首吊りしたけどその木の元から離れられないなんて損な地縛霊とか、怒りっぽいけど看病してくれるメリーさんとか、親子の無人トラックとか、我を失ったドッペルゲンガー(顔無しさん)とか、天井に浮かんでこっちを笑う少年少女とか、木の上を走り街を駆け回る霊たちとかーー……。


隣街とかの話までになったけど。結構怪談話は多いよ。この辺りは。


お腹が空いたから、駅前の屋台のラーメン屋に行こうかな……。人面犬もいるかもしれないけど。

屋台のラーメン屋の親っさんは知り合いの人。

お祖父ちゃんと母さんと仲が良かったって話してくれた。よく母さんの話を聞きながらラーメンを食べてる。母さんの話が聞けるし、僕が食べに来たがるからって、父さんもここに来る。来る度に親っさんに手伝いを任されてる。『自発的だよ』って父さんは言ってた。でも頼まれてからしか手伝わない。


「それは那由多ーーお前の事を見てるからだろ? 」


「ーーうん。父さんもそう言ってた。」


『君を見ているから』ーー目が離せないって歳でもないけど……。


まだ小さいからって。 あ、あとラーメンが美味しいからだって。

ラーメンを味わってからと、美味しいラーメンのお礼に。

ーーラーメン食べたくなってきた。


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