↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
57/57

#57 副所長NEOとは何者ですの?

~アメル~

20代くらいの青年。

イラスト、アニメ、ゲームが趣味。


文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。

小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。

#57 副所長NEOとは何者ですの?


2月。


魔王の弟という危機を知った私はそれに対抗するため、奇跡の雫を作成することになった。

奇跡の雫を安定した状態にするには校長の娘である沙奈の協力が必要だが

沙奈とはまだ一度も出会ったことすらない。


同じ学園にいるという情報を頼りに学園で沙奈を探そうとする私たち。

しかしその最中、楓に憑りつけられた吸収魔力によって

私の魔力を吸収されてしまい、この計画を妨害されてしまうのであった。


幸い、私が魔力を失っている間にこの吸収魔術についての仕組みを理解した

フィアラたちによってなんとか魔力を取り戻すことに成功。

それによると魔力が吸収されるのは魔力が動いたときで、

なおかつ楓が魔力エネルギーの空間内にいるときだということが判明したらしい。


つまり、今は楓が魔力エネルギーの空間内であるこの町にいないので魔力を使ったり

魔力を感知しても吸収される心配はないが、楓がこの町に戻ってくると

再び吸収魔術が反応する恐れがあると言うことで根本的な解決には至っていないのであった。


そしてこの話を聞いた私はフィアラに問う....


---


「ねえ、それで?楓はどうなるの?つまりこの町で楓と会うことはできないってこと?」


「....まあ....しばらくそうなるわね。

大丈夫、このことは店長や福岡先生にも知らせたうえで

トウキョウのホテルに宿泊することになったから安心して。」


「いや、そういう心配じゃなくて.....」


このまま魔力を常に感知され続けるのであれば魔王の弟と戦うときに圧倒的不利である。

しかも吸収魔術を施した魔王の弟たちの魔力は吸収されないようになっているのだとか。


「...ええ、分かってる。きっと一人じゃ心細いだろうからリアンを派遣して....」


「その心配は....!大事だけど今聞きたいことじゃないの!ねえ、教えて?!」


私は思わずフィアラの肩を揺らす。

するとほころばせていたた顔を変え、


「分かった分かった。じゃあ楓の吸収魔術を取り除くにはどうすればいいと思う?」


真面目な顔つきで問いかけてくる。

ええっ....?楓の吸収魔術を取り除く....には....?


「んー....私たちが魔術で吸収魔術を解く、とか...?」


「それだとダメなの。魔術を感知した瞬間、楓の吸収魔術が反応してすべて失われる。」


「つまり帰ってこれないじゃん!!」


いやいや、と首を横に振って警察署のほうを指すフィアラ。まさか.....?!


「そのまさかよ。ええ、魔術を施した本人を倒して魔力を解除すればいいの。」


「なん...ですとー?!」


この話のあと、フィアラは勢いよく私を引っ張り、

カレー屋へと強引に連れていくのであった....。


---------


「おお、お帰り....帰ってきたか....」


カレー屋に行くと今日は臨時休業になっていた。

店長とフィレッチェ、バーランドが出迎えてくれる。


「リアンはさっき出かけたところだ。どうだね優衣奈、話は全部分かったのか?」


フィレッチェは腕を組んで、いつでも行けるというような恰好をしている。

あれ....そういえばフィレッチェ....アンタも戦えるの....?


「私もリアンについていこうとしたら、バーランドはここに残って

みんなの戦力になってって言われた!だから残った!」


まあそれは....報告しなくても分かる気がするわ....

バーランドのひと言で緊張感が一気に抜ける。


「まあ....とりあえず優衣奈にはひと通り話した。

むしろ自分から色々聞いてきてくれて話しやすかったけどね。」


なるほど、と店長やフィレッチェにも安堵の顔が見える。

そして私はこれからのことについて確認する。


「ええ。これから敵の拠点に乗り込んでボスを倒すんでしょ?

でも待って....奇跡の雫は出来てないのにこのまま突っ込んで大丈夫なの....?」


すると何か変なことを言ったのか、店長、フィレッチェ、バーランドは

不思議そうに私を見たあとフィアラに注視する。


「いや....そうでも言わないと警察署のほうに来てくれない、と....思った、から....!」


顔を赤らめ、タジタジになるフィアラ。

こんな彼女を見たのはいつぶりだろう。


「ただ、まあ....あながち間違ってはいない。

しかし優衣奈の想像する相手ではないということが分かったのだがな。」


「....?」


どういうこと?

だって警察署と言えばあの魔王の弟がいるところで.....!


するとバーランドは大量のメモが書かれた紙を広げて机の上に置く。

これは....


「じゃーん、すごいでしょ!これが優衣奈の帰ったあと私たちでまとめた資料!

調査の結果、楓に吸収魔術をかけていたのはコイツだということが判明したの!」


副所長NEO....?


そこには詳しく、そして明確に魔力の流れや人物情報などが書かれていた。

中にはこの周辺の地図もある。


「地図よ....彼の居場所を教えん....」


するとフィレッチェは魔術を呟き、先ほどの地図をなぞると

まるで3Dモニタのように地図が立体的に浮かび上がり、さらには

副所長NEOの位置も特定するのであった。


「す、すごいすごい....!!私がいない....魔力がない間にここまで.....!!」


どうやら既にフィレッチェも魔術を習得していたようだ。

しかしどうやって調査したのか....非常に気になる。


「ほう。その顔はどうやって調査したのか気になるという顔だな。いいだろう教えてやる。」


「なっ....!フィレッチェってば人の心まで読める魔術を習得したの....?!」


は...?と顔をしかめるフィレッチェ。

しかしこれはただ顔と仕草に出ていたというだけの話だった....


「...まあ簡単な話さ。要は魔力を動かさななければいいんだろう?

ならば魔力を動かさずに調査するまで。つまり張り込みさ。」


なんか思ってたよりずっと脳筋だったーーー!!

アンタ、ほんとに賢者なんだよね?!


「そうだよー?カレー屋の仕事は優衣奈と楓と真乃に任せて、

その間魔力を動かさないようにしながら警察署に張り込み調査までして!!

警官たちも魔力で操られているだけだから魔力さえ感知されなければ

向こうから襲ってくることはないってわけ!」


ああ、確かに....

相手の動きをよく観察した結果ってことね。

だけどまだ気になることがある。


「で、でもよく副所長NEOが犯人だって分かったわね!

みんな魔力を吸い取られたりしなかったの?」


「これについては.....アイツとお前の活躍のおかげでもある。」


そうして今度は2階のほうを見るフィレッチェ。


「ディエルを囮にして調査を進められたのが大きかったな。

魔力を感知した状態でアイツだけが吸収されればその流れを見ることはできる。」


「つまり.....どういうこと?」


「分かりやすく言うと、魔力の二重干渉はできないってこと。

だから魔力を吸収されるディエルを感知する分には問題なく調査できたってわけ。

もちろんディエルの魔力が無くなったら次に私たちが吸収されるわけだけど....」


って勇者様を囮に使うなんてそんなのアリ?!

まあアイツだったら別にいいか。


となると今、ディエルが大人しいのは.....


「察しの通り、アイツは魔力をすべて奪われて今は上でゲームをしている。

魔力はエネルギーさえあれば2、3日で元の魔力量に戻るからな。

今回の戦いではこのまま置いておいて、魔王の弟と戦う日までに魔力を与えれば問題ない。」


なるほど....こんなに話が進んでいたとは.....


私が休んでいる間、みんなが調査を進めてくれたように、

今度は私がみんなを助ける番ね....!


そう思うと今まで以上に気力が湧いてくる私なのであった.....!


続く...!


はじめまして、アメルです。


クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。

気軽に反応を頂けると嬉しいです。


少しでも楽しんでいただける作品を目指していきます、

どうかよろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。