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グロッパは感動していた。
これほどの猛者がいるという事に、それも人間がである
魔界で自分をぶっ飛ばせる奴はクロヴァしかいない。
久しぶりのこの感覚……歓喜
素晴らしい、素晴らしいぞ人間。
もっと私を楽しませてくれ
グロッパは起き上がるとコキコキと首を鳴らし、
つい緩んでしまった口を元に戻した。
さてまずは50パーセントで行くか
一瞬でデピアに接近すると腹に一発叩き込む。
くはっ
デピアが空気を漏らす。
頭を両手で掴むと、膝を上げた。
ぐしゃりとデピアの鼻はつぶれ意識が飛ぶ。
グロッパが回し蹴りを腹へ決めるとぶっ飛んで行った。
ドゴーン
柱にぶつかっった衝撃で意識が戻るデピア
激痛が走る
グロッパの攻撃に反応できなかった。
ヒィイ、ヒィイ
息がし辛い。
無理やり鼻を戻すと、溜まった血を出した。
デピアはそこで防御することを諦めた。
というよりも防御の代わりに攻撃をする事にしたのだ。
「デピアよ、自分より格上の相手と戦う事になったらどうするべきか分かるか? 」
「そりゃああれだろ? 隙が出来るの待ってだな、そこをドカーンとやっちまうのが
イカしたやり方って奴よ」
「確かにそれはイケておるがの、お前のその手は通用せんのじゃよ。
圧倒的な力の差がある場合はな」
「じゃあどうすんだよ、圧倒的な場合は? 」
「決まっておろう、攻撃のみじゃよ。隙なんてもんが出来るはずないじゃろが。
なら防御なんてする意味はなかろう。ただひたすらに攻撃じゃ。イカしとるじゃろ」
「おおお。かっこいい」
爺さんが言っていた事が分かったぜ、行くぜ
デピアは両手を地面につけて、獣のように構える。
そうここからは防衛本能を捨てて挑むのだ。
デピアは先程よりもさらに速度を上げてグロッパへ突っ込む。
「馬鹿め」
簡単に避けられるが、デピアは壁にぶつかることなくまたグロッパの元へと向かって行く。
デピアの速度は徐々に上がっていくが
グシャリ
グロッパはデピアの右足首を掴むとそのまま砕いた。
だがデピアは止まらない。
砕かれた右足と引き換えに、掴んだ右手をもぎ取った。




