第2話 魔女
レビューとか評価待ってます。カクヨムさんの時よりもたくさんの方々に見ていただいて大感謝です。
「そういえば、魔女さん。」
「?」
「なんでクマができてるんですか?」
ジャンヌは魔女に尋ねる。当然ながら魔女が寝不足なのは昨日の夜のジャンヌの夜泣きである。
「...(ピキピキ)」
「あっ...そうだ。そういえば魔女さん以外の魔女さんってどんな人なんですか?」
反省の色も見えないジャンヌ。純粋無垢というより、何も知らない無知の方が言葉として似合うかもしれない。
彼女は空気が読めない。
だが、その曇りなき眼で見つめられると魔女ですら怒る気をなくしてしまうのである。(ただ、あきれているだけなのかもしれないが...。)行軍中にしかりでもすれば外聞も悪いという魔女の考えもあった。
「そうね。この世の中には占星術と魔法の大きく分けて二つが存在するという話をしたわよね。」
「はい、それが?」
「魔女は魔術式や錬金術の様な変換式を必要とせずとも生まれながらにして特殊な力が使える存在なの。そして、魔女は魔女からしか生まれない。だけど、魔女から生まれた女の子は必ず魔女になれる訳ではない。」
「だから、魔女さんは色?を奪うんでしたっけ?」
「そうよ。色持ちの魔女には定員がある。だから、奪うしかない。」
「でも、奪った後隠れてしまえば...。」
「そう、原則として色奪った後魔女達は姿を隠すわ。だから、探すのが最初の仕事なの。」
「つまり...魔女さんは他の魔女の事を知らないんですね。私と同じボッチですよ。(ニッコリ)」
「(ピキピキ)...。知らない訳ではないわ。何人かは表舞台にた~まに出てくるもの。」
「うんうん。分かりますよ。私もよく村の人気者を知り合いの名前として呼んでいましたもの。」
昨日の夜と同じように大きな声で意気揚々と喋るジャンヌ。
兵士達の九割方はその内容を理解できていないようだった。残りの一割もなんとなくだったり、自分の過去の事を投影してしまったりとジャンヌに心の中で同意してしまっていた。そして、清廉潔白なジャンヌはボッチではなく孤独を貫いてきたのだろうと勝手に解釈されてしまう。
残念ながら魔女や占星術の話は誰も理解していない様子であり、この日以降魔女はボッチとして一部の兵士達から同情されるようになるのは別の話である。
「...(ピキピキピキピキ)。まあ、いいわ。“赤”通称―罪血の魔女―、赤色ね。他には、“緑”通称―霊峰の魔女―、緑色、“紫”通称―絶氷の魔女―の紫色の三人くらいが有名どころよ。」
「ほほう。私は、一人も聞いたことありませんね。名前も中途半端にかっこいい感じですし。」
「まあ、基本的に色以外は勝手につけられたものだもの。多分、オルレアンにいるのは比較的温厚と言われている“緑”以外の二人の可能性が高いわね。」
「赤と紫ですね~。って―」
魔女はジャンヌの口を咄嗟に塞ぐ。
ジャンヌは無知ではあるが、頭の回転は非常に速い。知識さえあれば、男でさえあれば、なき癖がなければ、彼女はフランス革命を待たずして、シャルル7世とともに救国の英雄崇められていただろう。
ジャンヌ自身が悲観的な思想をもっているのも少しの知識を知るだけで全てを察してしまう生まれながらの天才にしての弱点であった。
「(いい、ジャンヌ?今はこらえなさい。確かに表舞台に出ているということは「とれるもんならとってみなさい」と言っているようなものよ。けどね、ここで泣いてしまえば、私達の計画そのものがパーになるわ)。」
「(コクコク)」
「(それに、あの二人なら戦う必要はないわ。私としては、だけど)」
「?」
それから数刻。一応、ジャンヌが率いているになっている部隊はオルレアンの近辺シェシーという街に到着した。
部隊は着くと主要な将を集め軍議を開始した。
部隊の目的はオルレアンへの補給
しかしながら、ジャンヌはそのような事は考えていない。
(厳密には魔女ではあるが)
「さて、皆さん会議を始めましょう。」
ジャンヌが魔女の書いたカンペを読み上げるだけの会議が開始された。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
レビュー?とか評価?とかしてもらえるとうれしいです。(システムをよく理解できていない)
それでは、どうぞ皆様よしなに。




