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チェンジライフ  作者:
5/5

攻撃開始

ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

亮介は大広間の鉄柱の影に隠れていた。

ここは王の城、3階。

なんとか警護の目を盗んでここまで来たが、ここからは見晴らしがイイし、警護の数が、どっと増えた。

いやー、にしても、警護がおサボりさんでよかった。

酒飲んで騒いだり、居眠りしたり、喧嘩してたり・・・

どうなってんだこの城は・・・

数は沢山いるけどこれじゃ意味がねーな。

ま、そのおかげでここまで来れたんだけど。

あーこっからどうしよう。

ほとんど勢いできちまったから、引き返す事考えてなかったしな・・・

それに、このままじゃあいつらには会えない。

どーしようか・・・

亮介は鉄柱に寄りかかり座り込む。

「お前、何者だ!!」

突然の叫び声に顔を上げると、常習犯の女を蹴っていた鎧の男が立っていた。

あ、やば・・・

「た、旅人でして・・・」

「旅人?そんな者に入城の許可を与えていないぞ」

で、ですよね・・・

「お前っ侵入者か!!」

ばれたっ・・・てか声でけーよ・・・

持っていた小さな棒で亮介に襲いかかる。

亮介は男の下をくぐりよけた。

男は棒を乱暴に振るい襲いかかる。

ヤバイ・・・

もうダメかと思ったその時、男は足元の小さな段差で転んだ。

「イ゛ッデー」

ラッキー!!今だ!!

亮介は男から棒を奪い振り上げた。

「ごめんなさい!!」

男の首筋を思いっきり殴る。

男は白目でその場に倒れた。

やっ、殺っちゃった?

とっさに息を確認する。

あ、よかった・・・息はあるみたいだ。

気絶しているだけか・・・

亮介はその場に座り込む。

まさか三十路の俺がこんなタイマンをすることになるとは・・・

息が切れる。

心臓の音が大きくなる。

「お前、侵入者だな。大尉をよくも!!」

気がついたら亮介は警護に四方を囲まれていた。

1.2.3.4・・・かっ、数え切れない・・・

逃げなきゃ・・・?!

体が動かない・・・どうして・・・

心臓の音が激しくなる。

「これは三十年分の怒り、そう、復讐だ!!覚悟!!」

警護の一人が大きく振りかぶる。

ここまで来て・・・俺・・・

「どけオラ!!」

後ろからものすごいスピードで走ってきた男が警護の男に飛び膝蹴りを食らわせた。

警護の男は後ろの人を巻き込んで飛ばされる。

「なにチンタラしてんだ、アホが。さっさと立て、クズが。」

そこには、トサカ頭の男が立っていた。

「お前、何者だ!!」

他の警護の男がトサカ頭に背後から襲いかかる。

「あーぶなーいよー!!」

金髪のキチガイの男が警護の男を横から思いっきり殴る。

「トサカくーん。後方不注意は危ないよ?あれ、そんな言葉あったっけ?まーいーや!!」

「スキアリ」

さっきまで気絶していた鎧の男が亮介の背後から襲いかかる。

「一個一個振りが大きいのよ、あんた。」

鎧の男の背後から常習犯の女が蹴りを入れる。

「別にあんたを助けるために来たんじゃないんだからね」

「大尉ー」

常習犯の女めがけて、三人の警護が同時に襲いかかる。

「女の子相手に三人は卑怯じゃないか?」

目の細い大柄の男が片手で全ての攻撃を受け止め、投げ払う。

みんな・・・

亮介の前に立っていたのは、さっきまで生きることを諦めていた村人たちだった。

「お前ら、思う存分やっちまえ!!攻撃開始!!」

目の細い大柄の男が大広間に響く叫び声を放った。

後ろから他村人たちが走りこみ、一斉に警護らを襲いかかる。

皆がただかう姿を亮介は口を開けて眺めていた。

みんな・・・来てくれたんだ・・・

涙がこみ上げてくる。

後ろから亮介を助けた男が駆け寄る。

「あそこが王の部屋だよ。さあ、決着つけてきな。」

大広間のおくの大きな扉を指差す。

「さっさといけ、オラ!!」

「美味しい所はとって置いてね。」

「とっとと行きなさいよ。体に傷がつくわ。」

「道は俺らが切り開く。早く行け。」

「さあ、行きな。」

亮介の背中を押す。

みんな・・・

亮介は歯を食いしばりながら立つと、扉へと走り出した。

ここのシーン、好きだなー


あと、二話で完結です。

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