ヒーロー
本編入りました!!
すこしR18(ネタ)入りまーす。
ご注意下さいm(_ _)m
「亞〜〜〜〜〜〜」
扉に吸い込まれたかと思ったら今度は、空高い場所に放り出されていた。
ものすごいスピードで落ちていく。
「ア゛〜〜〜〜」
死ぬ、死ぬ、絶対死ぬってこれ〜〜
ザザ、ザザ、ブチクリ、ア゛イ゛、ドシーン・・・
どうやら木がクッションになってくれて一命はとりとめたようだ。
イッテー・・・枝が体のいたるところに刺さったぞ・・・
亮介は腰をさすりながら起き上がる。
「おい、なんだよ・・・これ・・・」
亮介の前にひろがっていたのは広大な自然だった。
「おお・・・」
亮介は息を飲む。
こんな自然見たの何年ぶりだろう。
どうやら亮介は、山の下降に落ちたようだ。
よく見ると服装も変わってる。
スーツから緑色のマント、なかはグレーの襟もの、膝の高さくらいまである緑色のブーツ、まるで賢者のような服装だった。
ポケットには金のコイン、お金かな?あと方位磁石、杖、え、魔法使いなの?マッチ、ビンなどいっぱい入っている。
そういえば、おっさん、『俺の作った世界』っつってたよな・・・
ってことは、現実じゃないんだよな。
頭が混乱してくる。お化けとか一切信じない派だったので当然だ。
「超能力・・・マジであったんだ・・・」
「はっはっははは」
まるでこれゲームの主人公じゃん!!
亮介は、山を下っていく。
その方向に村が見えたからだ。
それにしても疲れるなー
現実ではないと言っても、からだは、三十のままなんだな・・・
村に着いた頃には汗だくだくだった。
村はほとんどの家が木でできており、とても涼しげな家だった。
だいたい三十から四十軒近く立っている。結構大きな村だ。
いたるところに畑や井戸がある。
村人は全員、灰色のぬの一枚の漫画に出てくる奴隷のような格好だ。
しかし、鎖のような物もしてないし、違う服装の人も見当たらない。
身分ってわけじゃないのかな?
女の人と目があった、若く、小さな人だ。
女の人はすぐ目をそらすと、井戸水を掬い始める。ビンのような物を五六本もっていた。この村には水道が通ってないのか・・・
水をくみ終わると、全てのビンをもって歩き始めた。
ああ、フラフラしてる。
周りの人は見て見ぬ振りだ。
ひどいなー
勇者は弱い人を助けるのがしごとだ。
亮介は女の人にこえをかける。
「もちますか?」
「あ、ありがとうございます。助かります」
綺麗な声だ・・・
亮介はビンを四本担いだ。
あれ、あんまし重くないな?
体は三十だと思ったんだけど・・・
違うのかな?
亮介は女の人の家の前まで運び終えた。
「助かりました。ありがとうございます。」
「いやいや、たいしたことはしてませんよ。」
人に感謝されるのって久しぶりだな・・・
なんか、ヒーローになった気分だ。
「良かったら家でゆっくりして行って下さい。旅人さん。」
旅人・・・そう見られてたのか・・・
「いやいや、いいですよ。」
「何も気を使わなくてもいいのですよ?」
「それじゃあお言葉に甘えて」
情けは人の為ならず!!まさにこのことだね〜
家の中は結構しっかりとしていた。リビングに、キッチン、机、椅子しかないが、外見から見ればよっぽどしっかりしている。
突然、女の人が亮介の手を掴んだ。
「私に何か出来ることはないですか?」
か、かわいい・・・!!
心臓がドクドク鳴っている。
「見てのとうり何かお返し出来る物なんてなにもないですが・・・か、体でなら・・・」
体ーーーーー?!
え、まじで、マジで、マジデ!!
おいおい待てよまてよ、展開がはやいぞ?!落ち着け…ここはまず・・
「早まってはいけないよ。君も自分自身を大切にしないと。(美声)」
「でも・・・私・・・これでしか返せないんです・・・」
オーーーーー?!
おいおいこりゃ本気だぞ?!マジだぞ!!マジダゾ!!落ち着け、落ち着くんだ!!
「良く考えるんだ!!(美声)」
「お願いします!!心の準備は出来ています!!」
ホーーーーー!!
まじか、マジが、マジカ!!
彼女いない歴三十年のこの俺が、男として不名誉な名からついに卒業するのか?!
いくぞ・・・本当にいくぞ・・・
「それじゃあ」
「な訳ないでしょ」
さっきまでとは裏腹に、低くストレートな声が胸に突き刺さる。
「え・・・」
「キャーー、助けてー」
叫び声が響くと、巨体の男三、四人が部屋の中に入ってきた。
「お前ーなにしとんじゃー」
けたたましい声が響く。
女の人は悲鳴を上げながら外に出て行ってしまった。
え、ちょっと待って・・・
男四人は亮介の周りを囲むと、一斉にボコボコにし始めた。
ナ、ナニソレー・・・
気がつくと亮介は道のど真ん中で寝そべっていた。
体全身が痛む。アザだらけだ。
なんとか立てた。あぁ、フラフラする。
あれ、軽いな・・・
嫌な予感がする。いそいでポケットをみると・・・
なにも入ってなかった・・・
あーーーーやられたーーー・・・
やっと繋がった。周りの人が助けなかった理由、本数の割りに水が軽かった理由、
全ては俺をだまし、持ち物を盗むためだったんだ!!
あーーよく考えればおかしいじゃないか。水運んだだけで体でお礼なんて!!
やられた・・・
亮介は力なく倒れて気を失った。
「だ、大丈夫ですか?」
助けに来てくれた声に亮介は気ずかない。
あそこのシーン・・・打ってて恥ずかしかったー




