登場人物まとめ ※ネタバレ注意
〈登場人物〉
〈重音楽部『ダンデライオン』メンバー〉
・剣崎愛……主人公。春より桜ヶ丘高校に入学し一人暮らし。担当はボーカル。カラオケでバイト後にヒトカラするのが趣味だけど、店長にバレないかひやひやしている。洋楽で発音が不明な単語は、巻き舌でごまかすと高得点が出ることを知り、一人どや顔。テレビでワニを見ると、今でもドキッとする。
・伊沢竜也……重音楽部部長。担当はギター。見た目カエルで愛称はリュウ。左指が三本の理由は、薬指と小指を噛み千切って、自分のせいで死んだ妹『花』に捧げたから。剣崎愛にプレゼントを贈った日のピアノは実家のモノで、演奏の際は母を驚愕させた。そして父は、高校五年間の学費がバカにならないことで愕然とする。
・瀬名光樹……高校五年生。担当はドラム。愛称はコーキ。金髪を黒髪にしたら、夏が暑かった。だが、同じ夏季補修を受ける女生徒に話しかけられ、まんざらでもないのであった。女性のポニテからのぞくうなじがたまらない、玄人気質の男。父親に面会に行ったら髪を染めたことを笑われたけど「坊主よりマシだろが」と切り返してやった。
・如月蒼……二年生。担当はベース。愛称はソウ。病院で指の治療を受けるも医療費を値切ろうとし、あえなく失敗。疑いようもなく極度のケチ。それは彼の引くドイツ人の血のなせる業なのか、もしくは父親譲りともいえるのか。
・松田先生……数学教師で重音楽部の顧問。ドラム経験者。毛髪に効くシャンプーを愛用するが、その結果は鼻毛のみ。先祖代々はフサフサだというのに、因果を恨まずにいられない。数学科の卒業論文はパチンコ中に思いついた『正・余弦定理シュレディンガー海猫物語』。
〈女子軽音同好会『フリージア』メンバー〉
・早乙女弦音……二年生。担当はギター。愛称はトイトイ(イトイ)。父親の洗濯下着を干すときはトングを使い、手に触れないようにする徹底ぶり。今まではコソコソそれをしていたが、夏休み中ついに目の前で堂々やってやった。それ以来、父とは口を聞いていない。自宅のガレージでギター練習をする時の音量はMAXにして、さらに父を煽る。おまけに近隣から苦情が来ても父に対応させる。楽しい。
・林田・A・梓……一年生。ドラム&ボーカル担当。愛称はアズアズ。重音部の瀬名光樹にあこがれ、桜ヶ丘高校に入部したお嬢様。剣崎愛とは友達。その愛に教わった笑顔練習でコーキのハートを狙うも、かえってブサイクになっていることに気づいていない。スマイル練習中は幼少時よりおつきの執事も言い出せないほどの真剣さ。
・橘燈……女子軽音同好会部長の三年生。ベース&ボーカル担当。愛称はアカリン。アニメトーク用SNSでは、剣崎愛と友人の和泉ちゃんと意気投合しているが、リアルでは面識がない。漫研の友達が書いた男マンガを親にみつかり没収された悲しき過去を持つオタク。その際、自分をバカにした弟のエロマンガを巻き添えで親に提出し、現在姉弟は絶縁状態。
・高橋先生……現代国語教師で女子軽音楽部の顧問。竹刀が相棒の茶髪ロングの三十路。リトマス試験紙で赤ジャージの酸性濃度を測り、見ないことにした。ドラム経験者。夏合宿でボコボコにした甲冑の弁償費用を捻出すべく、三食カップ麺にする。すべてを払い終わるころには定年を迎えそう。でも、ゲームアプリの課金費は意地でも削らない腹積もり。母親と共に実家暮らしでよかった。
〈そのほか〉
・和泉ちゃん……愛のクラスメート。見た目オカメの漫研所属。男性のカップリングは絶対に『黒髪×金髪』。攻と受は、時と場合により千差万別。彼女の名前の読みがイズミでなくカズミなのは、両親が出生届に書き間違えたせいであることを、ピュアな女はまだ知らない。
・ヨネさん……剣崎愛の賃貸アパート部屋隣人。下着をベランダに干していたら二階であるにも関わらず、泥棒にあう。世の中を憂いつつも、四半世紀ぶりに鼻歌した。
・晶子(晶)ちゃん……剣崎愛の中学時代の友人。カズヒロ君の子供をその身に宿し、団地マンションより身を投げた。
・カズヒロ君……剣崎愛をフリ、晶ちゃんと付き合っていた。海外に引っ越したその後、晶子に起こった事を彼は知らない。




