23.リンvsグラマラス(戦闘描写ほぼ無し)
視点がかなり入れ替わります
ーネル視点ー
グラマラスが最初にリンに向かって攻撃してきた。リンは微動打にせず、私が震えて動けないが頑張って守ろうとした時
「風よ 我と我の後ろのものを守る盾の形をなせ」
リンが呪文を唱えた瞬間、ほのかに緑色をした半球のものが私とリンの周りに出来た。それを見てグラマラスは止まった
「ちっ、風の盾か。厄介なものを使えるね。さっさと、あんた達を喰らって人共の街をぶっ壊したいってのに。まあ、いい」
グラマラスは指を鳴らして。自分の周りに炎を沢山生み出した
「これで、森ごと焼き尽くして、あんたを焼きスライムにしてやんよ」
炎がリンに襲い掛かった
ーリン視点ー
無詠唱はまだ使えないのにあんなに魔法を出されたら中々対処が出来ない。今は風の盾に当たっているからいいけど。しまった、これならネルは連れてこない方がよかったかな?取り敢えずネルは逃がさないと
「ネル!盾を一箇所開けるから急いで逃げて」
「リンを置いて逃げれないよ」
「それでも、お願い。私だけならともかく、ネルを守るのは無理になるかもしれない」
ネルは一瞬悩んだけど
「わかった。絶対に死なないでね」
「大丈夫」
グラマラスが放っている炎の弾幕が切れた瞬間を狙ってネルは元来た道を全力で走っていった
さてと、私はこれで本気が出せるかな?
「一人で逃がしちまったか。なんでこんなにスライムがしぶといのよ。全然疲弊してないし」
「私は特別なのよ。あんたこそ炎でしか攻撃できないの?笑える」
私が挑発してみると
「何を。私が本気を出したらこの森なんて一瞬で消し飛ばせるんだよ。お望みならそうしてやんよ。炎よ 我が心の闇を糧に燃え上がれ」
そうして、私に向かって放たれた炎はさっきのものと違い禍々しい色をしている。あれを打ち消すには
「光よ 天の力を持って闇の炎を消しされ」
私の魔法は一瞬にして炎を消し去った。グラマラスはあんぐりとしている。そして、私に驚きの顔を向けている
「あんた、ほんとにあいつの眷属ね。理不尽ねどっちも。面倒だから逃げるわ」
グラマラスは今の位置から高度をさらに上げて逃げようとした
「森よ 空高く飛び上がろうとするものを拘束せよ」
「何よ。なんで蔓が伸びてくるのよ」
「逃がさない」
私は強力な魔法の詠唱を始めた
ーセリシール視点ー
道を歩いている人に二人を見ていないかどうか聞いて、何とかどこから出たかを確認した。森の中を進んでいくと
「あぁ!シーア姉様。リンがリンが」
ネルちゃんが現れた。シーアちゃんがネルちゃんを抱きしめて
「落ち着いてでいいから何があったか説明して」
「あのね……」
ネルちゃんの話を聞くと
「なるほど、リンはグラマラスと戦ってるのね」
「ヒック、うん。私を逃がすために」
グラマラスか……私が考え事をしていると、シーアちゃんが
「どうしたんですか?そんなに怖い顔して?」
「そんな顔してる?」
「はい」
いけないいけない。はやくリンを助けに行かないと
私達は森をネルちゃんの案内で走っていく。終始シーアちゃんは青ざめた顔をしている。グラマラスが復活したのは、上も計算外だろうな。あれは、私が封印したものだから私が神じゃなくなったから解けたのかな?そんな時
「セシルさんはグラマラスについて何か知ってますか?私達の街には、何も残っていないので」
「知ってるよ」
「まあ、セシルさんに聞いたって意味ないですよね。私とほとんど年齢変わらないから………って知ってるんですか?」
「うん」
だって、封印したの私だし。それは今の見た目上言う訳にはいかないからな。取り敢えず
「昔、知り合いに聞いたんだよ。元々やつは美の女神だった。けど、やつは自分より美しいものがいることを嫌った。だから、神の力を使って、美人を死に追いやったり彫刻を壊したりなどなど、悪行の限りを尽くしたらしいよ。それで、神の資格を剥奪されて、こっちに来たらしい、けどそれでも悪いことを沢山した。だから、神によって封印されたらしいよ」
「なるほど。そんな奴が復活したってことは」
「手当たり次第に殺し回るだろうね」
その証拠に、この森からほとんど生命の反応が消えている。魔物が復活したグラマラスの胃の中にほとんど消えていったんだろうな
そうこうしているうちに、ネルちゃんとリンがたどり着いた森の奥にあと少しという場所に差し掛かったとき。とてつもなく大きな音がした。その音の方向に行くと………
リンがグラマラスを体の中に取り込んだ後だった
次回の投稿は4/4 17時です
タイトルを『女神をやめたら何をする?』に変更しました
拙作ですがこれからもよろしくお願いします




